2005年12月05日(月) |
ワークショップ&ワシントンにて。公演part 3 |
午前11時ホテル発。 父、三味線のSさん他 おれも含めた5人で車にてメリ−ランド大学へ。 その大学で学生へ向けての三味線と浄瑠璃ワークショップを行った。 日本から持ってきた3丁の三味線を学生さんに実際触れてもらったり、、 浄瑠璃も一節、声に出して語ってもらったりした。 生徒さんたちの呑み込みがはやくまるで日本でやっているのと相違なかった。 もちろん通訳を介しながらのレクチャーだけど、父の意図するところは充分に学生さんたちに伝わった様子。 生徒さんのなかに二人ほど日本語を勉強している子がいて、かなりよく日本語を理解していたのには驚いた。 普通に話せる感じでした。
ワークショップは無事終わり、本日公演の会場となるコンストレイトジェネラルインフォメーションセンターヘ。 (この会場は泊まっているホテルのすぐ近くにあります) 前もって会場入りをしているほかの共演者の方々と合流して、一度簡単なリハーサルをしました。 狭い会場なので出入りや、座る位置など細かく確認し合いました。 客席数は200名弱、今回のUSTOURではおそらく一番小さな会場。 音の通りは正直あまり良くなく、かなり音が吸われてしまう印象を受けた。 ワシントン公演のみ、演奏する曲があったので、その曲は全曲通してリハーサルをしました。
そして18:30開演! ワシントンも本日雪だったにも関わらずたくさんのお客さんにいらっしゃっていただきました。 うれしい限りです。 公演後、簡単なレセプション。 ドイツからきたドイツ人の二人の奥方と、賢兄と共につたない英語を駆使しての会話。 通じているのだかないんだかわからなかったけど、心はしっかりと通じ合っていたようです(笑)
2005年12月04日(日) |
ボストン→ワシントンへ |
朝、ボストンは雪。 そんな中、飛行機でワシントンへ。 空港でファーストフードのハンバーガー。 Tさんが食べていたのは、そのハンバーガー屋の隣にあった中華のような?食べ物の売っているお店のもの。 そこの味ははずれだったようです(笑) 見るからにうまそうではなかったよ。
雪だったけど飛行機は無事飛び立ちました。 ワシントンに着いてホテルへチェックイン! このホテルはきれいで、広い部屋で、かなり良いホテルです。 賢兄の部屋はキッチンがついていたり、Mさんの部屋はベランダがあったりで、かなりリッチです。 おれの部屋は特別なものは何もなかったけど、でも充分満足。
夕食は、近くのステーキレストランで。。 ここのステーキは半端じゃないのが登場!!!!! 厚さといい大きさといい。。 とても言葉ではいい表せない(笑)
このレストラン、バーカウンターもあるのだけど、バーテンダーの黒人のお兄さんにMさんが日本語を教えてきました。 「Thank youって日本語でなんていうんだい??」って聞かれたので。 「Thank you is KATAJIKENAI」って。 その後、その黒人のお兄さんはグラスを洗いながら「かたじけない。。かたじけない。。」ってつぶやき続けていたそうです。
国際交流。。。・・?
2005年12月03日(土) |
ピーボディミュージアムにて。公演part 2 |
疲れからか昨晩もホテルへ着くなりばったり寝てしまった。 そのおかげで夜中一度も目覚めることもなくぐっすり眠ることができた。 昨日の夜は、お囃子のMさんとTさんは夜の街に消えて行きました。 元気だな〜。 おれにはそんな体力は残っていなかったよ。。
今朝は8時ごろ起きて、朝食はミドルタウンで買っておいたバナナとチョコレートで済ませた。 10時頃、バスにてセーラムという街、本日公演の会場となるピーボディミュージアムへ向かう。 40分程で到着! とりあえず会場に荷物を運び、すぐ近くの「朝日」という日本料理屋で昼食。 こちらで食べる日本食というと、正直かなり抵抗があるけれどここのお店の味はよくて、ほっとした。
午後、ミュージアムのロビーのような場所で今日の公演のデモンストレーションが行われた。 このデモンストレーションは三味線とお囃子のみの演奏だったので、おれは聴いていました。
その後簡単なリハーサル。 ミドルタウンの時のホールに比べては音の残響はほとんどなく、先日のホールとの残響のあまりの違いにはじめは戸惑った。 声を出していくうちに自分の耳もその残響のなさになれてきたけれど。。 当然のことだけど、演奏者が感じる音の響きと観客が感じている音の響きは異なる。 演奏者側があまり音の響きがよくないなと思っていても、客席にはしっかりと音が届いていることもある。 その逆もある。 共演者の方が何度か客席に行って聴いてくれていたけれど、このホールは舞台で感じるよりも客席へ音はしっかりと届いているようだ。 なのであまり残響のことは意識せず、普段通りやろうと集中した。
そして本番を迎える。 最後の演奏が終わると、なんとスタンディングオベーションでの拍手。 正直、驚いた。 こんな経験なかったから。。 本当にうれしかった。 感動しました。
公演後、簡単な打ち上げパーティー。 そこでボストン総領事館で働く若い方々と話をしていて、結局その後夕食を共にすることに。 一度ホテルへ戻ったのち合流して、演奏家ほか若手メンバーは総領事さんと総領事館で働く方々と夕食をご一緒させてもらいました。 チャイナタウンの「アポロ」という焼肉屋へ。。 いろんな会話をしながら楽しい時間は過ぎていったよ。 焼肉、うまかった〜。
ミドルタウンをあとにし、バスで約3時間程かけてボストンへ移動。 途中サービスエリアで休憩をはさむ。 ボストン市内へ入ると多くの建物が立ち並び、高層のビルも多々あり、、 ミドルタウンとは明らかに違う都会的な雰囲気。 ただそのひとつひとつの建物には趣があり落ち着いた街の印象を受ける。
ボストンのホテルに到着し、チェックインを済ませ父と兄と共に街を探索。 あまり時間がなかったので少し散歩する程度でホテルに戻り、着物に着替えてバスで30分ほど。。 総領事館でのレセプションパーティーに参加する。
8年前父とボストンに来たときにお会いしお世話になった方々に再会する。 又再び会うことができ、感慨深くうれしかった。 本公演でも演奏する曲のさわりを演奏しました。
そのあとブッフェ形式のお食事をいただいたのだけど、お寿司、わかめご飯、から揚げなど口に合うものがたくさん。 ここぞとばかりたくさんいただいてしまいました。 デザートもおいしく幸せでした。
2005年12月01日(木) |
そして三日目!!公演Part1 |
今日はアメリカに来て一番の冷え込み。。 しんしんと寒いという感じで、荷物に入れておいた帽子や手袋が役にたちました。 午後2時過ぎに、昨日リハーサルを行ったコンサートホールに入りました。 3時半〜舞台稽古。 本番と同様、始めから最後まですべて通しました。
舞台稽古の後、歩いてまた10分ほどのところにある学生食堂へ行き夕食をとりました。 そしていよいよ8時〜本公演、開演です。 こちらの方に日本の音楽を聴いてもらえることに素直に喜びを感じました。
実は今日、舞台稽古の後着物のまま学生食堂へ向かったのだけど、 その道中、帯にさしていた扇子(浄瑠璃を語るとき使うものです)を落としてしまったことに食堂からホールへ戻った後気づきました。 たくさんの方が探してくれたのだけど、見つからないまま本番。 ほかの出演者のかたにその場は扇子をお借りして舞台をつとめました。 なかばあきらめていたのですが、公演後もういちど出演者の方々が探してくれて、、、なんと見つかりました。 ホールから食堂へ行く歩道に落ちていたのをKさんが見つけてくれました。 いくら感謝しても感謝し切れないです。 Kさん、そして一緒に探してくださったみなさん、本当にありがとうございました。 扇子、これからはよりいっそう大切に扱います。
明日は、バスでボストンへ向かいます。 旅はまだまだここからです。。
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