典膳さまの話を。 まず、act+別冊は購入済。 予想以上に充実のインタビュー。
回答を読んで、"選択と集中"との単語が浮かぶ。あるいは火星と土星。 言いよどんだり、語尾着え(Fade Out)な表現が際立って少なく、明解に答えている印象。 演じる役について、曖昧なところがなくなるまで、隅まできっちりと詰めている。 もちろん変化は前提であろうが、既に軸が揺ぎ無く確立している態が見て取れる。
役を掴むのが早いという評価を聞く。 その表現だと、自然に出来てしまうように聞こえ、それも真なのだろうが、"手を変え品を変え早く役を掴みに行く"とも言え、そちらも真なのだろうなと思う。
頼長様は原色の鮮やかさ、磐音様は透明、典膳さまは公式ホームページを見ると青?蒼?藍? 確かにロイヤルブルーの高貴さと青の憂愁な感じはする。
続いてモンゾウくん。次回で最後なんだ。さみしいね。 コスプレにどんどん楽しみになっていた。見終わってから消してしまったけど、コスプレ集ディスクでも作れば良かった。
ただ、残り1話を残しすところまで見て、結局主役が一番役に会ってないとの感は拭えず。 彼女の頑な雰囲気と肉付きが良いちょいださのスタイルは、エロのタイプとしては陰りのあるエロで、 文学的だったり、陰影と湿気たっぷりの映画のほうが持ち味生かせたんじゃないだろうか。 深夜のコメディでちらちら出すには、華やかさと軽やかさが足りないような。 あの秘書が主役の方が良かったな。
って、ここまで思って別の日。 雑誌や切抜きなどを整理しつつ、眺めていたらTvnaviの対談2009年。対談相手は谷村美月19歳。 「これからくるよ。セクシー系の役とかも。」 「ずっと見守ってますけど」 「またきっと、一緒にやれるとは思うけどね。」って。言葉通りに現実化。
もう一つ。 佐伯泰英さんのインタヴュー。 山本さんについて。 「市川雷蔵さんと姿形はちがうんだけれど、どこか似通ったところがあると感じました。」 と言っていらした。 挙げられたいくつかの点のうち、これは大きいとされていたのが、 "役者の資質の一つの虚無感"、"役者としての憂愁"。
そう!そうなんだよなぁ。どっか寂しさと切なさがある。 市川雷蔵さん作品のリメイクはその共通点が引き合ったのかなぁ。
と、さらに別の日。 『薄桜記』の音楽を担当されたかたのTwitterを見る。 (自分はアカウントを持っていないが、検索に引っかかってきたのを"ちら見"はする。) 『二人の軍師』の音楽もやられた方なのね!ご縁ご縁。 話が決まった時の湧き上がる喜びから、制作期間の格闘っぷりを通して読んだ。
改めて予告編を見返す。 メロディアスな旋律。好きだと思う。 脚本家が大ベテランで音楽が連続ドラマは初めてという新進気鋭という取り合わせもいいね。
脚本も巻がなくなるのが寂しいほど面白かったそうだし、いやぁ高まる期待。 そして、ちゃんと前回の仕事を覚えいて感想を伝える主人公役。 さすが(戸田恵子さんの表現を借りると)"きちんとしている"。
2012年06月21日(木)
|
大切な誰かがいなくなる寂しさ
|
えっと、元気がありません。 幼馴染の母親、というか、母親同士の方が仲良いから母の友人というべきか、 どうやらガンらしい、と言う。
口蓋、上あごのガンだと言う。 先日見つかったばかりだがかなり大きいらしい。 手術するという。歯を全部抜くんだって。
ふぅ。 上あごの上がぽっかり空くって、それどうだ。 再建するというが、そうは言ってもなぁ。
食べること、話すこと、もしかして呼吸すら元通りには出来ない。 生活の質を著しく損なう。 がんのうちでも、これはまたきっつい。
手術しないとだめなのかな。 放っておくと顔が崩れると言われたと聞いたが、それはどの位のスパンの話だ?
いずれ手術するとして、もうちょっと今を楽しむっつーのはどうだ。 だって歯を全部抜くくらいなら5年生存率だってたかが知れてる。 なら、少しでも普通の生活が出来る日々をとか思うのはおかしいか。
放射線治療とか、抗がん剤とかないのかな。
人んちのことだから、口には出せんが。 気持ちがどんよりしている。
祖母がお友達がどんどんいなくなると寂しそうにしていたが、次は母がそうなる時期か。 自分が死ぬ怖さ(痛くないといいな・・・とか)もあるけれど、というよりも。 大切な誰かがいなくなる寂しさ、あるいは、寂しがってる誰かを見るのもより切ない。
あーでも! こっちが元気なくしててもなぁんも役に立たないのでっ、これで終わりっ ここに書いて終わりっ! 書くのも一旦これで終わりっ!
2012年06月18日(月)
|
清盛感想とツィッター革命など
|
清盛23話。叔父を切る話。日を変えて24話。いずれも録画で視聴。
こひさんいいなぁ。叔父さんいいなぁ。 暖かくて、そのくせ捻くれてたり鬱屈してたり、照れたりうろたえたり。 お疲れ様でした。好きでした。
義朝の慟哭。 弱さを抱えつつ、かっこよさを突っ走る男子役がはまる。 やるせない渋みも出てきて、これからが楽しみな役者。
ただ話全体としては"ためすぎ"というか、旅回り一座的な盛り上げ方に気持ちが追いつかず、 一部早送りしてしまった。 もう少し水っけを絞ってくれればなぁとの感想。いい話なんだが。 これは23話のこと。
24話は良かったー。 音楽の使い方もいいし、2場面同時進行という映像ならではの表現が気持ちがはまってる。 この人の演出は前回も評判良かったもんなぁ。 薄桜記もやってくれませんか。(というのは冗談として) 初めて清盛が可愛く、頼りがいを感じた。やっぱマツケンは静の演技が合う。 過去があって今があるのはわかるが、助走に半年間は長いよなー。
2話続けて、呼ばれてないのに唐突に現れる西行。 彼ってこの先もこの扱い? 好きでも上手いとも思わないけれど、 北面の武士の時の「ハハン」ってな優越感たっぷりの片頬笑いは持ち味生かしてたと思う。 出家の過程が見せ場だったのだろうが、話が意味わからなかったし。
当初4本柱(清盛・義朝・後白河・西行)と扱いだったのに、あれは客寄せの嘘だったのか。 今の扱いならそもそも最初からいらなかったんじゃなかろうか。 タマコ愛を知るの巻はそれ自体がいらないと思っている。 清盛の訴え仏なら、盛国でも良かろう。 それとも、何かの都合(他の仕事が入ったとか)で出番削らざるを得ずで尻切れになっているのか。何なんだろう。
そういえばPによるツイッターでの清盛解説。 新規さんを呼ぶのは今更だろうし、どちらかというと、今の固定客を引き止めるのが狙いのように見える。 かつ、録画でなくリアルで見ようよとの呼びかけか。 色々とつっこみ所はありつつも、新しい試みには拍手。 義朝を見届けたいので、そこまでは見るよ。
ツィッター繋がりで別の話。 チュニジアを始めアラブ諸国での民主化運動が、ツイッター革命と言われていた時に、"日本はね・・・"との話を読んだ記憶がある。 「日本でもネットの情報網は社会を変えつつある。 ただ、日本の人口構成ゆえにに少数派に留まっている。20代より40代が多く、60代はさらに多いのだから。 でも、上世代はいつかは少なくなるのでいつかは変わる。」と聞いた。
そうなんだろう。と思う。 シニア世代でもインターネットを使う人は少なくない。 ただ、圧倒的な違いはネットの情報への信頼度の低さ。 「デマばっかり、いい加減な噂でしょう」と。
確かに玉石混交ではある。 でも、都合の良いように編集されたマスメディアだけ聞いているほうが怖い。 個人それぞれのの偏向フィルターがかかった悪口雑言を100聞くのと、広告代理店の決定を1聞くのと、 どっちがより今何が起きているかを見せてくれるかっていうと、私は100聞くほうが騙されてないような気がするし、 おそらくそういう人は増えている。 親鳥が口に流し込んでくれるものから、自分でちょこちょこついばみに行くものに、情報の定義が変わったのだと思う。
一般人がバーターだのごり押しだの、知ったようなことを言うようになったのはまさにツィッター革命かと。 まだ、政治経済への目だった影響はないようだが、エンターティメントも産業の一つだからな。 じわじわではあろうが、影響力は大きくなっていくんだろう。
団塊の世代が退職したら週刊誌が何誌かつぶれるとの予測があった。 ねばってはいるがいずれ限界が来ると思われる。これから部数増えるとは思えないもの。 電車内でも特に帰りは、夕刊紙・雑誌を読んでいる人がほぼ居らず、みなスマホを見つめている。 テレビは同時性を武器にネタとして残りそうだが、雑誌・新聞はこれから伸びる方向性が見えない。 ぶち切れて、「提灯持ちです!」と判るように提灯持つか、どこの提灯も投げ捨てて無頼につっぱしるかした方が、面白いのだが、ないだろうな。
2012年06月17日(日)
|
土曜ドラマSP『永遠の泉』
|
いまいちだったところ ・随分男に都合の良いファンタジーだなぁ。 ・ぬるくて寝そう。
良かったところ ・映像が綺麗。鮮やかなのに作り物っぽくない。 ・阿蘇の風景が綺麗 ・寺尾聡と小日向文世の多くを語らずとも、思いが染み出そうな居方が素敵。 ・リアルとイメージの二重写しが幻想的でかっこいい。 ・命は巡るというテーマは救いだ。 死がただただ不幸なだけなら、人間最後は必ず大不幸で終わることになってしまう。 死は消滅ではなく形を変えるんだ、という発想はいいな。 ・山本さんのエプロンコスがかわいい。 ・黄色のヤッケがかわいい。 ・赤のトップスもかわいい。 ・ユリさん・テラちゃんという呼び名がかわいい。 ・稼ぎは物足りないかもしれないが、精神的には大人で大きく包んで支えている感がある。 って、それって理想の嫁じゃん? ・濃密な老俳優のやり取りの中の息抜き、華やかな軽さ、かつ、説明セリフ。 という意図でのキャスティングかと納得。
後半の一部は戯言として。 このように味わい深いドラマが作られるのはいいねとの感想。 好みかって言うとそうではないけれども。
移動途中の有楽町線で迂回。 立ちより場所はあうるすぽっとさっ!
インタヴューが載っているというスケジュール表が目当てであったが ついでにちらしもゲットー!
色が綺麗。 3回目のL5Yの色合いに似ているけど、かすれた風合いが未完成っぽくてよし。 紙もデザインに合わせてざらっとした質感。 裏はアメコミっぽい軽やかさ。 好きだ。このセンス。
tick,tick...BOOM!のOfficialSiteのurlも書いてあったが、まだ動き出していないようだ。 twitterもやるんだー。(誰がつぶやくの?まさか。それは嬉しいけど怖い。)
協賛にKINUKAの名前もあり。繋がってるんだ。いいねぇ。 ハンドクリームは最初人工香料が鼻についたけれど、仕事中に使うにはべたべたしないし、 香りでリフレッシュ出来るので使いだしてからは、気に入って使っている。 リピートするかも。 (家では香りがついた手で、食器とか台所もの触り難いので使ってない)
alain
|