2012年08月08日(水)
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芥川賞が陳腐化 って
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販売促進で送られてきた雑誌の記事。
"新規読者の開拓は必要だが、現状は媚びて、自らが陳腐化に手を貸している"と書いてあった。
今回の芥川賞が30代女性で直木賞と揃えたっぽい ニコニコ動画で受賞記者会見のネット中継をしている 作者のキャラクターや属性をことさらショーアップしてる
などを指しているようだ。
あほらしい。 そんなに純文学って高尚か? そもそも純文学とそれ以外って何がどうちがうんだ。 ある本に、ストーリーで読ませるのが中間小説で文体で読ませるのが純文学ってあったけど、 明るくこなれた文体は除外だろうから、そうとも見えない。
どんな本であれ、読書なんざ生産性のない、単なる暇人の娯楽なんだから、 陳腐化という表現自体が外れてる。 しかも、芥川賞なんてそもそも販売促進イベントなんだから、なにおか言わんや。
柔道といい、そもそもそんなご立派なもんじゃないだろーなものを、 祭りあげて聖性くっつけて、結局廃れさすって、一体何をしたいんだろうか。 崇めて欲しいんだろうな。
重ねて言うが、あーあほらし。 あ、でも柔道で思い出した。 中村美里さんの金メダルは見たかったな。笑ったとこ見てみたかった。
典膳様 美しいなぁ、話に引き込まれるなぁという感想はデフォとして。
それ以外のことを。 3話の月に赤の切り傷のCGは、ったくだから"かっこ笑い"わよぉ・・・と思ったのですが、違う演出家だったのね。 そう言われてみると、そういえば・・・のところもあった。
話の展開が違うんだからテンポが違うのはわかるんだけど、それ以上にリズムの取り方が、 なんか輪郭が緩いっつーか、ドラムの音がボヤンと滲んでるような、 多分シーンシーンの切り方が自分のリズムより1秒多いとか、そんなイメージ、 あー、上手く言えないけど、そういやぁ違ったな。と、 後付けで思った。
"かっこ笑い"の演出のリズム感は結構好きなのかなぁ?(もちろんチープなCGは除く) 今度の演出担当でじっくり確認しよう。
4話の最後。 典膳様の寂しげな述懐。 死に花の咲かせどころのない、自分の生きて行く先が見えない辛さ。
淡々と語る口調と表情の奥に、自嘲・煩悶・迷い・意地・決心、その他分類も出来ないような 感情の揺れが見えて好きなシーンでした。
安兵衛の高田馬場の決闘の話かと思いきや、それをきっちり本筋の武士の矜持、それも主人公のに 集約させてくるのに感動。流石の構成力。
高田馬場の決闘も途中で下手に切らずに、その時"典膳は・・・"みたいなシーンを入れ込まず、 ぶっ通しで流していたことも好感。 畳みかけるような戦のシーンは、いさぎよくどーんと一気通貫で見たい。 良かった。
あー、もう清盛の文句はやめろと思うのだが、 やっぱり乱のシーンをぶった切って、妻だか妾だかを入れた演出には気持ちが切れた。
5話、楽しみです。
2012年08月05日(日)
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冷風/ウサニ/堺雅人さんの"自在"
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月が変わって、空調の設定が変わったのか、そして、今いるところが古いビルなのもあって、 クーラーの冷風直撃!
木曜日まで色々な策を講じて耐えたが(スカーフをジプシーのように巻くとか、 ダウンのケープを肩に掛けるとか)、やはり温度はさておき、風が当たり続けるのは相当にきついことが判明。
金曜日に頭を揺らせない勢いの頭痛。 午前中休んでどうにかなるかと思ったが、やはり席に座って1時間で絶不調。2時間で限界。 遅刻して早退した。 席は変えてもらうことになった。早く訴えれば良かった。
日曜日になってようやく蘇生ないしは解凍された。 ホント夏はつらい。
======================== ウサニ始ったねぇ。 案外好評で嬉しい限り。 山本さんだけでなく、お話もまぁ楽しめそうじゃないですか。
テンペストで2枚取って1枚で良かった。。。と後悔したので、今回楽日近くの1枚のみ。 学芸会なら素人っぽい方がいいだろうと、真野ちゃんの方にした。 安くなってるから買い足そうかと思ったが、それほどでもなさそう。 TTBがなければ足したかもな。それか、歌ってるなら足したかもな。
======================== 先の日記で堺さんを漢字2文字で言うと"自在"って、自分で書いておいてあれだが、 何で"自在"?とずっと考えていた。そう器用な俳優さんという印象は無いし。
ようやくわかった。 堺さんって操り人形っぽいんだ。特に映像だと。 もちろん他の有象無象の操り人形とは違う。操ってるのは堺さん自身。 人形を自在に操れるプロの人形使い。
人形故の動きの機械っぽさと、ぴしっとその場にハマれる技術力、 自分のみならずシーン全体を俯瞰で見ている冷静な視点。
そんなところが、"自在"かなぁと思う。
もうみないはずで、録画も切っていたのだが、時間がずれたのもあって見てしまった。 平清盛 崇徳上皇の最後の回。
色々やりすぎ・・・とは思ったけれど、まぁいいや。 キャスティングは最高なんだけどな、このドラマ。 当分の間は誰が崇徳をやっても、やっぱり新さんがーって言われることだろう。
Naviでの山本さんの対談にも出てた2作品、ピンポンとチェイスは見たよー。 ピンポンは好きすぎてリピーターになったし、パンフはもちろんサントラCDも買ってしまった。 おすぎには映画じゃないと酷評されていたが、好きだったなぁ。 これも、キャスティングが秀逸。
新さんのイメージは漢字2文字で言うと霧雨。 皮膚呼吸で細胞に染み入るような細かい粒子で出来ているような印象。 輪郭がきっちりしていない、惑星で言うと海王星。
興味がある人だったのに加え、山本さんのお名前も出ていたのでステラ買っちゃったよ。 引き合っていたようで嬉しいな。
漢字2文字シリーズでいうと、 おぐりっしゅは泰然、むかいりは任務、藤原竜っちゃんはべただけど天才、堺雅人さんは自在、斉藤工くんは不穏。
工くんを初めて画面で見た時、血の匂いがするーって思った。 若くて端正でつるんとしていて、粗暴でも下品でもないのに、でも、つやつやと輝く血だまりが見える。 本人が血まみれっつーんじゃなくて、笑顔で立つ床の後方に背景としての血だまりがある。
何か奥が深そうで面白いーと思っていて、これまたNaviの対談でこれまでの生き方の一端を垣間見、 山本さんとも意気投合していたようで、これまた嬉しいなっと思った。
山本さんを2文字で言うと、"宿命"かなぁ。 生まれたときから道が決まってる、ってとこで。
2012年08月01日(水)
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enpitu日記復旧コメント追加 & 娯楽産業の分業化
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enpitu日記の管理者コメントを読んだ。 「サーバーが落ちているのに気がつかなかったので・・・」
管理者が気づかないってw。お友達がニュースを聞きつけて連絡取ってくれたんでようやく対応したとか。 うけたー。好きだー。このぬるさ。 惚れ直してしまった。だめだ。やっぱりもうしばらくここにいよう。 一日に複数個書けないとか(テーマごとに分けたいじゃん)、今後が不安とか、色々あるけど、 このまったり感は捨てられない。
2chでも該当スレでも話が出ていたのね。読んだ。 enpituユーザーってだけあって、ちょっと気が薄いというか、物事に対する距離のとり方とか似てる。
ブログでも、コメントとかトラックバックをOFFに出来るのも有るみたいよ〜 の話もあって、笑った笑った。 そこ気にするとこ? って私もだ。
人のブログでさ、山本さんの舞台関連の感想(いつも明るくて素敵な感想なんだよ)にわざわざ 「見にいける人はいいですよね。」みたいな厭味を残した奴がいてね。うっかり眼に入ってしまった。
それにちゃんとお返事してるんですよ。「はい。恵まれてると思ってます。」って。
大人だぁー。さすがだぁー。 私には無理だぁー。 きっと、喧嘩売ってる?買っちゃうよ買っちゃうよと脊髄反応して、すっごく場を悪くしちゃうのが目に見えてる。 「いいでしょう。日頃の行いが良いからかな」とか言っちゃうに決まってる。 「人の楽しみに毒吐くほどドロドロしたもん抱えてないしね」とか余計なことも言いそう。 人の感受性の面倒まで見られない。
enpituだと、ま、来る人もそう多くないし、志向がマニアだろうし、 自分の面倒は自分で見られる大人が多そうなので、そこも楽。
ということで、しばらくはここにいるよ。Fc2は開設しちゃったんで使い方は考えてみるよ。 本LOGにしようかと思ってる。両方更新するほど気力はないが題名くらい溜めて見るのも面白そう。
さて、日曜日にUPしようと思っていたのは、以下の話。 =======================================
今読んでいる本の中で、60年代は音楽がその市場がティーンエイジャーに広げ、 大きく商業化した時代と書かれていた。 大衆化とも言うのかもしれない。あるいは駄菓子化。 KISSやQueenについても同じことを聴いた気がする。 「いままで、おっさんが小難しい顔して聴いていた音楽が、10代女子ないしは男子がきゃーきゃー言うものに変わった。」と。
って、考えると「CDが売れない。DLも伸びない。誰もが口ずさめる歌がない。」は別に目新しい話ではなく、 そもそも音楽って、それを好きな人がぐーっと意識集中して楽しむものでしょ、基本ナマで。 という原点に50年ぶりに戻ったというだけの話か。
同じ本に、娯楽産業の分業制の複雑化が始まった時代も書かれていた。 スタイリストなる言葉が生まれ、例えばアルバムジャケット1つ作るにしても、デザインやイメージ作りにプロが分業して行う。 分業すると何が生まれるか?創作の内側に金の流れが生まれる。金と労力のポリティクス。 対比する言葉はセルフプロデュース。
こっちの話も一週回って元に戻った感じ。 お便利ツールがあるので、はんちくなプロに頼まずとも、自分でかなりのところまでなんとか出来る。
資本主義の行き詰まりに合わせて、細胞分裂にも似た分業力学も先が見えない感じ。 CDの売れ行き低迷とLIVEの隆盛とかね。 時代はオートメーションから、家内制手工業や職人の個人芸に戻ってきてる。
と、考えると。あら、山本さんのTeam Yamamoto Presentsなんて時代の最先端じゃん! 最後のシメはやはりそこか。
alain
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