はぐれ雲日記
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2001年03月13日(火) 地球最後の日

しばらくうちにいたら”でろりんまん”みたいになってきた。
大体、服装はジャージそれもゴムがゆるゆるのやつ。(知ってるでしょ?)
老人ホームのユニフォームのようなラグランのでかいトレーナー(知ってるでしょ?)
100均で買ったブカブカの健康サンダルをつっかけて(知ってるでしょ?)
ゴミ捨てして、子どもの通学班の様子を見て、掃除洗濯して、ずるりとこたつへ。
春先とはいえまだちょっと首回りがさぶいから、土建屋からもらった年賀のタオルを
首に巻いてうとうとゴロゴロしているともうお昼。
きしめんこさえてうでたまご食べてぬかみそをかきまわすと・・・もうやることない。

だーれもいない昼下がり・・・。おそろしいほど静か〜。
もしかして地球最後の日とはこういう感じではないかとふと思う。
地球が破壊される直前の一瞬の不気味なまで静けさ・・・・。
でろりんまんも不安と空しさのあまりさすがに緊張が・・・・・・いや、やっぱりわかないわ。
それどころかあまりに長くこたつで同じ体勢でいるので・・・・
でろりんまんは、もしや家の中でもエコノミークラス症候群になるのではないか?と心配になってきた。

冗談じゃあない。 この前歯医者で削られた前歯が2本欠けたままで死んでしまったらと思うと
なんて間抜けた面で死んでしまったではないかと皆に大笑いされるではないか。
ああ、それよりもそれよりも、次男の高校入試の二次試験が明日ではないか
中学生の浪人ってアリはアリなんだろーか?
社会保険から国保になったら、早速ひと月あたり2万8千円の支払い請求が
来ているではないか。たとえ1日でも1ヶ月分払うんだとさ。
ぶるる〜悪代官め! さっさと就職しないととんでもないことになりそう。

まあいいかぁ〜。地球最後の日になったらこんなこたぁどうってことないんだ〜と思う。
こんなでろりんまんにヤキを入れるために、マスクをしてシューズを履いて夜の街へ
5キロのジョギングに出かけるとしようか!   GO!!


※ 注 でろりんまん・・・1960年代の少年漫画の登場人物 


2001年03月12日(月) 野暮と化け物は箱根から先

野暮ったい。 心意気がまったく感じられない
といえばご近所の商店街の面々。
最近よくまあ、と思うほど次々と隣組つまり町会を脱会して行くのだ。
どんかくはここに引っ越してきてすぐ、右も左もわからないのに
持ち回りということで隣組11軒の班長になった。
地域に早く慣れたいのと、留守がちな子沢山のうちだからと
特別な目で見られるのがいやで毎月の寄り合いにも皆勤。
一年間、一生懸命やらせていただいた。
防火訓練、夏のドブさらえや草むらの消毒、空き缶拾い、町会別運動会、募金集め、市報配布・・・・
たしかにわずらわしいが、そりゃあひごろから隣、近所にお世話になってるし、なんてったてお互い様。
でも、過ぎてしまえば一年間なんてあっというまだった。

で、隣組は11軒だから次は10年後だなと思っていたら、来年の役員はまたうちだという。
これではオリンピックと同じ周期で回ってくるではないか。
いぶかしく思って床屋さんに尋ねたところ、ここのところ相次いで脱会(?)者が現れ
商売しているうちのほとんどが会費は払うが役員はごめんこうむると言ってはばからないそうな。
ラーメン屋2軒、自転車屋、ほかべん屋、銀行やさんなどみな右へならえ。

商売が忙しくてヒマが無い、年寄りだからなどとすべったのころんだのと言っているそうな。
ちょいとおかしい。地域の皆様あって成り立っているのが商いじゃあないの?
11年に1っぺんくらい近所にご奉公するのがあったりまえでしょう。とんでもはっぷんだよ。
特にH信用金庫さん、自分の金1円も使わないで人の金で商売しているのに
えらそうな顔するなっちゅーの!。 

昔は一文にもならないことに駆けずり回ってくれる世話ずきのおじさん、おばさんが
そこら中にいたもんだけど、こんち”直接自分の利益にならないことで動くのはイヤ。
他人との不必要なかかわりあいはわずらわしい”というジコチューウイルスに
感染してしまったらしい。これは永遠のテーマなんだよな〜。
他人のために一肌脱ごうという気持ち無くなったら人間おしまいさ〜。

江戸っ子は自分たちを自慢して”野暮と化け物は箱根から先”なあんてことを
ほざいていたそうだけど、ここは東京より西かぁ?
・・・わたしはこの年で横丁のご隠居かとついグチを言う昼下がり。





2001年03月10日(土) 鬼カレー

鬼団子のカレーが食べたくなって作ることにした。
もやしに挽肉にエリンギ、それにナスがある。
まず鬼団子をこさえる。
挽肉にたまごと小麦粉、もやしをよく混ぜて団子にする。
挽肉団子からつんつんもやしが飛び出して鬼のつのみたいになる。
それを熱い油でじゅうと揚げる。ナス5本も四つ割りにしてカラリと揚げておく。
たまねぎをケツネ色によーくいたまったところへじゃがいも、エリンギを加える。
エリンギは7本129円だった。これはいーいダシが出るんだな〜。
20分もグツグツしたら鬼団子とナスをほうり込んでルーを加えて待つこと5分・・・。

JALの5000円航空券朝からかけまくって、やっとやっと夕方の6時につながる。
そしたら完売だって!こうして東京⇔石垣の家族旅行の夢は夜空に砕け散った。

ハグハグと鬼団子を噛む。エリンギとナスの相性はバツグン。
「お母さんおいしいね。」「うんおいしいね。」「うちのカレーはどこよりもうまいね。」
「でも、ごはんがもっと固かったらよかったのにね。」
「石垣島のチケットだめだったんだ。」「じゃあいっそのこと引っ越しちゃえば?」
「そーしょっか。チケット買わないですむもんね。」
「鬼カレーはおいしいね。」「うんおいしいね。」
「森さんやめるんだって。」「フン・・・そーかい」「魑魅魍魎だからね。わからん。」
「なに?」「闇の中のちみもうりょうだよ。」 「東京賭知事がんばれ。」「応援してます。」
・・・もういっぱい食べよっと!



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