はぐれ雲日記
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2001年03月16日(金) 卒業

今日は次男の卒業式です。
わたしは入学式、卒業式といった式典が嫌いです。 緊張や静けさが苦手です。
でも、式場には早く行って、シャっターチャンスが狙える一等良い場所に座ることにしています。

卒業生入場。 全部で七クラス。威風堂々の行進。
息子は2組。和泉元弥に似ているのですぐわかりました。 緊張にゆがんだ表情で着席。

と、となりに坐っているおばさんが突然大声をあげました。
「センセー、センセー!今の子ブレザーを捨てて行きましたよ!!」
と、前方に黒いガクランに金ぴかの菊の御紋と男の人生と書かれたドハデな刺繍を
身にまとった生徒さんの後姿が見えました。
「あっ、2枚着ていたんだ!」と先生方が慌てた様子で走りました。
どよめきが治まらない中、最後のクラスが入場・・・。するとまた、隣の人が
「またです。またです。センセー!また上着を落としました!。」と実況中継しました。
もうひとり、見事な刺繍で”○中卒業””花も実もある”と書いてある生徒さんが通り過ぎました。

わたしは我慢できなかったので、その人に
「好きな格好で卒業させてあげたらいいじゃあないですか。別に彼等は騒いだり
他人を傷つけたりしてるわけじゃないんですから・・・。」
と言ったのですがツンとしていましたので、反対隣りの男性に「ねえ!」と相づちを求めたら「エエ。」と言われました。
さきほど入り口で、複数の先生方が何人かのチャパツの生徒さんにシュウシュウブラックのスプレーを
無理やりかけていましたので行き過ぎではないかと感じていたりもしました。
発見が早かったおかげで可愛いレジスタンスの生徒さんは二人ともすぐに制服を着せられました。

君が代齋唱。 思いっきり歌って、案外気分の良いものでした。
校長先生の祝辞・・・・これだけ抑揚の無い話し方をする人も少ないでしょう。

来賓のブラウン邦子市議の祝辞・・・「これからつらいことやへこたれることがあるでしょう。
でも、世の中の荒波に負けない方法を教えます。それは人を愛することです。愛されるより愛すること!」
ウォ〜イイゾイイゾ、ブラウン邦子。オーソウダ!ジジョガ ガッコウデ ホウカハンニマチガエラレタトキ
コノヒトニソーダンスレバヨカッタノダ。コノツギカラ ナニカアッタラ ソーダン二ノッテモラオウ。

それから優等生のY君の泣きながら答辞。感動の嵐。嗚咽と鳴り止まない拍手。 これで思いっきり流れが変わりました。
最後のコーラス。”大地の賛歌”という曲を在校生、卒業生で熱唱。
きれいなハーモニー、光り輝くような歌声、見事なメリハリ。すんばらしい!

そうそう。となりのおばさんとはその後、最後までひとことも口をききませんでした。


2001年03月15日(木) 那覇るほど

いいこと3つ。
ぺコちゃんポコちゃんだいだいだーい好きなのだ。 ペコポコチョコでちっちゃなウエディング人形が付いてきて
さらにその上おまけに(シチコイけど)3割のお値段で買えたのだ! 95円だよ。95円。

ドクターショッピングってゼッタイするもんだ。
最近、5軒目にしてやっとマル優の歯医者さんに巡り合えた。 
若くてハンサムでやさしくて腕が良くてこちらの話をきちんと聞いてくれて保険の範囲内でやってくれてベリーグッドなのだ。
(このさい、若いということとハンサムということは必須ではない。顔なんてなくてもいいのだ)
人柄より腕が良い方がありがたい。説明も充分にして無駄が無く、大事な歯根の治療も正確かつていねいで
きれいなサシバも入れてくれて、松田聖子の気持ちがしみじみわかってしまったのだ。

今日はまた、大宮の知人と沖縄と離島から就職のお誘いが来た。 
年齢制限は55と60だったので必要にして充分じゃあーりませんか。
本島北部、こっちは南部! あ〜わたしもなりたいしあわせに! うっとりしていて後ろからクラクションでどやされる。
・・・ふーん。そっかー。そ−いうことだったのかー。
今までの病院で給料不払いが続いたのも辞めて沖縄へ行くためも準備だったの〜?。
にあんちゃんが高校入試に落っこちたのもここにいるなということなのか〜。
歯が折れたのも、弱い部分をすっかり補強してから南へ行けという伏線だったのかな〜。
那覇るほど!那覇るほど!

しかし、こういうふうに総てのできごとを自身のことに関係つけて考えるのを関連妄想というらしい。
春って春って人のこころを酔っぱらわせてしまうらし。

いい夢見させてもらって・・・・・あばよ!



2001年03月14日(水) 鉄棒くるーり ナワトビぴょん 自転車チリリ じゃんけんぴょーん

おかしなことを思いついた。
逆上がりが40代の今でもきちんとできるのか?と。
10年、いや、それ以上やっていないと思う。
鉄棒を順手、あるいは逆手に持ってくるりと回った覚えがないことに気がついた。
中学校のころは器械運動が得意だった。
今でもできる。きっと出来ると思うよ。体って覚えているんだよ。

ふぅあ〜、あったかーい。お日様と新芽の混じった匂い。
目が痒い。痒い。かゆい〜。でもいい気もち〜。 腹を決めてちゃりんこに乗る。
まず学校に行ってみた。子どもがおおぜいいてたまったものではない。

市営の公園に向かった。なわとびも持ってきた。
そこはひとがだれもいなかったのでおあつらえ。
できるかな。できるかな。はてはてふふーん♪
「よーし。そーれ!1、2、3.」 下肢がくるりと弧を描いて・・・・!
あれ?おっかしい。できない!関節が稼動しない。体が別物のようにおもたい。

キツネにつままれたような気持ちで帰宅。
コメント・・・無い時もあるよ。

靴下を脱いだところへちりりと電話。 看護学校の同級生からだ。
「ぎゃははは、病院辞めたんだってー。どーしたのよ。いよいよ与那国島へ行くの〜?
着いた時も帰るときも役所の人がいっぱい来たんでしょう? うわっはははは!
家まで用意してもらっちゃって、いくっきゃないでしょうよー。そこまでやってもらっちゃったらさー。
あなたなんてだーれとでもうまくやっていけるからいいじゃあないのさ〜!」

どこでだれになにをどのように聞いたのかしらんが世間は狭い!
さんざんっぱら仕事の話をして結局職場を紹介してくれることとなった。
じゃあ、コーヒーどちらがおごるよ〜? 電話口でじゃ、じゃんけんぴょーん♪

逆上がりはだめだったけど、ことばが尻上がり。 だからもうくよくよしないの。




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