はぐれ雲日記
DiaryINDEX|past|will
2001年12月09日(日) |
見世物小屋を知ってるかい? |
おさないころ、酉の市で「見世物小屋」が立った。木戸銭50円。 へびおんなやふたつ頭小僧を見世物にした。 へびおんなは看板では大蛇をまとっていたが 実際はおおきめのへびを首からぶらさげるだけ。 ふたつ頭は。 「広島のピカドンで〜親からもらったこの体〜」 とかで出てきたのは作りものの頭を肩におぶったこびと。 「「親の因果が子に報いいいい〜 ああ〜どっこいどっこいどっこいな〜」と出囃子。
ところで、今はテレビをはじめとするメディアがこれでもかこれでもかと残酷なシーンを放映するね。見世物小屋なんて今思えばかわいいものですよ。 アフガンなんてひどいものだ。 荒れ果てたなあんにもない土地に連日の空爆。 おまけにたくさんの住民をまきぞえ。 ああ、アメリカは精神異常者でも大統領になれるんかって思ったネエ。(笑)
それからちかごろの少年犯罪
昔はとなりのおばちゃんや工場のあんちゃん、ご隠居やらがいて 地域ぐるみで子どもを見ていたから いまみたいな少年の凶悪犯罪は無かったね。 規制が多かったし、ものわかりの良い大人は 少なかったが、昨今のような犯罪も少なかった
なんか9・11以降「夢と現実」が入れ替わったような日々を送っている
中学校でいろいろありまして、さらにいろいろあって、娘が赤毛のアンになってしまいましたが。 今回、卒業アルバムの写真撮影に当たって またまた悲しいできごとが・・・・
以下の文は学校へ昨日送ったものです。 おはようございます。
先生方へ いつも、ご心労をおかけしております。 一晩考えさせていただきましたが・・・。
今回の”黒ヘア・スプレー”吹きつけはあきらかに「行き過ぎ」です。
娘はもともと生まれつき赤毛で、 産毛(うぶげ)も金髪が現在でも生えてきています。 自然な頭髪は、もともと赤褐色なんです。
今回の写真撮影で、慎重にカラーを選択した結果 1番「自毛」に近い色を選んで染め直した次第です。
それよりも、「学校側や先生方の好みに千歩譲った」 子どもをどうしてここぞとばかりに「評価」してくださらないのか・・・・。 靴も、サンダル→ 靴に履き替えて登校したはずです。
悲しみと、またかという憤りでいっぱいです。 もう、かんべんしてください。
こういう”たわみ”の無い全体主義が、子どもを閉塞的状況に追い込んでいるのか とすら考えてしまいます。
髪の毛が真っ黒なことが「ふさわしい中学生」の容姿であるなら 外国人転入生や、生まれつき極端に髪色が赤い、もしくは茶色に 生まれついた「個性」は中学生にふさわしくない。ということでしょうか? 学校全体のイメージであるアルバムという”公的”なアイテムには 平均的な児童しか掲載できないという発想を根本的に 考え直していただくべきだと思います。
とにかくまゆみに関しては生まれつき赤いということは 無数の写真で証明いたします。 本来の髪色で無い「黒」をスプレーすることは 人権侵害に相当するといっても過言ではありません。
どうして、こどもの主体的な「行動」「大人への歩み寄り」 を認めてもれえないのか? おかしい。おかしい。 誤解しないでいただきたいのは、
過去の放火 人違い冤罪事件。 部活のありかた 通信簿オール1かろうじて数学2 (高得点なのに通信簿を制裁の道具に使った) さわやか相談室のありかた 実際熱発してるのにかかわらず椅子に坐らせただけの 狼少年を連想させる保健室 その他の疑問を下地に怒りをあらわにしているのではなく・・・
今回は。「黒色スプレー」吹きかけに対してのみ厳重に抗議いたします。
昨日、娘から一連の話を聞いて、不覚にも涙がこぼれました。
学校側の慎重な対応をこころよりお願いいたします。
アフガニスターンから帰って来た友人が、「いやぁ、何処からも援助の届かない中央部の悲惨さは聞いていた以上だった」と声をひそめる。 「連中は草を食べているンですヨ。これから冬になったら雑草もない」
別の友人は、「3-4日も食べていない子供達は、もう起きあがる元気もないンですヨ。そんな子供達の様子に耐え切れなくって、母親は子供たちに背をむけ、火も焚いていないかまど(石を置いただけ)に鍋をかけ、水を入れて掻き回しているンです。鍋の中で何かを煮ているのかという期待で、子供達が元気づくからと……。」 子供に何も与えられない母親、そんな無力な母親が1人でも減ることを祈って、夢のように美しい理想に燃える援助団体から、ビシバシ援助金(品)を取り上げ、そういうところに配れるようにしなければ……と、思う。 (以上本日付けパキスタンのサイトから引用。)
昨日は中村医師が吉祥寺で講演。 病棟から看護婦さんが行ったが、会場に入り切れなくて、玄関でビデオだったそう。 昼休みにアフガンの子ども達のことを話したら、みなさんからカンパ。 ドケチ人生で有名な看護婦さんもパッとカンパ。 あ”〜、何も何もしてあげられないなあ〜!!とみんなで地団太。
かたや日本の少年犯罪の実態
まず、この子(A)ですが、幼い頃から自分はいつもついていない。 自分が両親から受け入れられた日々が少ない。 学校から帰っても「お帰り」と彼の帰ったことを喜んでくれる人がいない。 ごはんがまずい。話を聞いてもらえない。精神が、生活が不自由なことなどを訴えても (メッセージを送っても)常に無視され続けられた。
あなたはNOである。自分もNOである。 陽性のストローク(交流)がもらえない代わりに陰性のストロークを求める。 幼い頃、ほめられたり、思いやりで接することをされない子どもは 無視されたり、かかわってくれないより たとえマイナスのストロークであっても 他人が自分にかかわってくれるのを好む。 けられても、なぐられても、罵られても、かかわってくれないよりはまし。
・・・・・こんな子ども、いくらでもいるよ。 でも、自分をだましだまし一生懸命生きている子がほとんど。 しかし、荒涼としたこころを癒す時間と場所は、いったいだれが作ってあげられるの?
|