はぐれ雲日記
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2005年09月11日(日) |
世界の車窓から(2) |
港町のフリーマントルをゆっくり散歩してから駅に向かう。 街路樹の下の古びたテラスで生のオイスターをレモンで食べた。ま”うみゃい。 駅にはシューベルトのますが流れていました。 ここは切符を出さなくていいんだ。買わないでのってもわっからない。 まあ、そんな人はいないと思いますがねい。 なんだかしっとりして三丁目の夕日を思い出したよ。夕暮れの街のたたずまい。 少し電車で行くと森や公園や教会がやたらとありワーズワースの森を思い出す。
そぞろ寒。パースの駅ではずっとモーツアルトが流れていたけど。 それよりなにより市内を走ってるブルーキャット(ねこバス)などは無料。 ねこバスはこれがヒントなの〜っ? そういえば千と千尋の「顔なし」にそっくり。栗ソツなアウルにあったから 現地の人に「もしかしてこれがモデル?」と聞いたら「そーいわれてますよ」と。
映画の最後のシーンに顔なしと千たちが水の中を電車が走っていく。 幻想的な場面があったけど、これはバッセルトンの2キロもある長い桟橋を海に向かってゆっくり走るジェティー(小さな電車)に似ていると思った。 そこからヒントを得たらしーという意見も多いようですが、宮崎監督はオーストラリアに頻回にきてますし滞在も長かったこどででイマジネーションは大いに湧いたと思いますがこれらはどうやらきっぱり否定されてるらしい。
そうそう。フリーマントルから乗った美しいblack girlが乗ってる間中ずっと隣で スイングしていました。目が会うとうれしそうに笑いながらいっそう絶妙なリズム感で ナタリーインブルーリアの曲を歌っていました。ゴスペル調にアレンジされている気がした。・・・ちょっとオーストラリアの風を聴いてみませんか?
こんどは仕事でなく来て見たいな。 (画像はスワン河。)
2005年09月10日(土) |
ふらっとロッドネス島。 |
コーラルウエイ。えもいわれぬエメラルドの伝説。 帰りににわか雨。お茶して雨宿り。てくてく桟橋へ向かったらおんや時間前に船が行ってしまった。 トムソーヤーみたいな切符切りのあんちゃんに「あんれ?時間前よ」と言ったら 「His watch is His watch 」と船をさし Your watch is Your watch. My watch is・・・あれが彼のカンパニーのやり方。 と演説してくれたのでげらげら笑ってしまった。結局30分遅れで次の船にのったのだけど。
島の灯台です。
9日夜には世界で一番美しい街(どうだかな〜)とされているパースへ。 12日には「The West Australian」誌他がコイズミ氏の勝利を歓迎する記事を掲載。 選挙結果を知りました。
「The resounding election win by Japanese Prime Minister Junichiro Koizumi is good economic news for Australia, whose growth expectations had begun to lean perilously heavily on China.」 さらに数誌の社説では、これでオーストラリアと日本の経済的な関係はますます強固なものになるであろう。とのことばでほとんど締めくくり「FINANCIAL REVIEW」誌にいたっては一面トップでコイズミ氏の圧勝を大きな笑顔とともに掲載。
共産党はこれ以上落ちようがないところまで落ちたし 民主も民社もな・・・。星落秋風五丈原のこころ・・・わなわな〜っ。
民営化された郵便局にも行ってみた。アボリジニの民芸の店やプティックや 日用品雑貨の店が目立ち入り口を探して本題にたどりつくのにちょいとまどった。 サービス、料金はほとんど変わらない気がした。けど。 まあ、コイズミ氏のバックには何があるか。民営化のおいしいところは アメリカ資本にごっそり持って行かれるんじゃーないの。
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