はぐれ雲日記
DiaryINDEXpastwill


2005年11月12日(土) 昭和33年

東京タワーができたんだって。正直、よく覚えていないんだよね。
この時代は。
フラフープで遊んだことくらいしか。
ニュースや雑誌であとから読んだのを実体験と勘違いしているかもしんない。
知人さんみたいに聡明で問題意識のある子どもでもなかったし。
でもまあ、「子どもらしい子ども時代を送る」ことができたのは確か。
確かだよ。

昨日は太宰の、人間失格を読んでいてまるで現代の子どもたちのようだと思ったよ。

***************************************
 恥の多い生涯を送って来ました。
 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。

**************************************

うまい。うますぎる。
太宰はどうしようもない天才だと思いますね。
最近活字が楽しくなりました。
でも


2005年11月07日(月) セェイセェイセェイ! ALWAYS三丁目の夕日」

今日は仲間と「ALWAYS三丁目の夕日」を観てきました。原作は、西岸良平の人気漫画「三丁目の夕陽」
でも「ALWAYS」はナンダロウ。余計ですよね〜。
この時代昭和33年ころののんびりした期間って案外短かかったんですよね。。
60年安保で世の中が殺伐とし始める 前のはかなくも美しい時代でしたから。

山崎貴監督は、「土曜日のような時代だったと思う、 どんなに辛くても明日は日曜が来ると信じられた時代」
とインタビュウで言っておりましたがまさに至言だと思います。
こういう映画こそ深く静かに潜航して欲しいものですが、日テレのCMの観客の涙シーンはウザイですね。
「三丁目で大儲けしてやるゾ〜」 みたいな姿勢が見え見えです。
この大仰な宣伝の違和感と不気味さは西岸の漫画ファンならみなさんきっと感じることでしょう。

漫画の登場人物は鈴木オートの一平一家と従業員の六さんと、駄菓子屋の芥川さん、怪人X、甘党の猫、
鼻たらしの 養子の男の子吉行淳之介(爆)など。映画では六さんがなぜか女の子になっていましたが。
映画はとても上手くできていて最初の「ああ上野駅」のシーンから引き込まれますよ。(佐藤さんは特に〜)
トーホグからの機関車に引かれた集団就職列車から降りてきた素朴な少女六子。
迎えたのは、一帳羅のスーツ姿の「鈴木 オート」社長。もちろん車はミゼット。
少女が「社長秘書」を夢見た「鈴木オート」とは、何のこと はない、社長が一人だけの下町の自動車修理工場でした。。。家族同様になじんで行く六子。それから近所の人間模様がいろいろと・・・。

全体的に特に何かを訴えようというメッセージは感じられなかったけど家族愛。下町の人情などがぐいぐいとココロに
入ってくる感じがしました。草むらのつゆを足に感じるような。教科書を初めて開いたときの印刷インキの匂いのような
不思議な映画。
過去の「キューポラのある街」「名も無く貧しく美しく」「橋の無い河」「ノンちゃん雲に乗る」近くは「フーテンの寅さん」「学校」などでは
感じられなかった「人肌」のぬくもりが感じられました。
あ・・・・・。ネタバレになってはいないですよね。なってない?あ。そ。それはよかった!。


昭和33年は赤線が廃止になった年でもあります。






2005年11月06日(日) オーストラリアから帰りますた。

ども。 以前いっしょに暮らしていたイグアナは「ブブカ」と命名。
赤ちゃんのときからぴょーんと35センチほと跳び上がるので
子どもたちがそう呼んだの。そう。散歩にも連れてったよ。もちろん。

こないだオーストラリアでイグアナを抱っこしたよ。うれしかったなぁ。
そのほかにも美しいオオカミやとぼけたカンガルーや顔なしみたいなアウルがいて
大陸の奥行きの深さにドッキリ。
それからメルボルンやバースといった都会も空気がまったりとしていて
ちらっと永住もいいなあとなんとなし なつかしさも感じられた場所でした。

永住権取得には3つくらい方法があって、
1つ目は身内や親近者がオーストラリアにいるやつ→まぁ〜、これは絶対に無理!
2つ目は指定された職業で(大体専門職で看護師もあった)英語もある程度喋れて
いくつかポイントがクリアできれば永住権がもらえるやつ。→一番可能性が高い!
3つ目はこれも専門職とかでオーストラリアの会社がスポンサーになってくれると、その会社のほうでいろいろ申請してもらって永住権とれるやつ。
あたしが調べたのはこの3つだったかな?お金がウン千万っつうのもあったけど、
これは絶対に無理!だってあたしら一般庶民だから。
あたしは本当に永住するなら英語の勉強をして条件にある検定みたいなテストをして
看護師という職業で行く。胸はふくらむキーポッポ。

ちなみに、日本でとった看護師免許はオーストラリアの大学で1年間講義と実習すれば
卒業時にオーストラリアの看護師免許がとれるらしい。でも、今は永住も夢見たいけど
その前に12月のマラソン大会もでるつもりだからそっちが目標としては先になる
(はっ)あたしゃいまいくつなんだ?(爆)

・・・写真はスワン川。こないだ行ったときはあっちゃ春まだ浅かったからね。
バースでは朝早く河までジョギングしたんだけど黒鳥にはとうとう会えなかったよ。



鈍角 |MAIL

My追加