日々の泡

2012年12月10日(月) キンとした朝

晴れ。10度。
金曜夜から入浴していなかったので寒かったけれど心を決めてシャワーへ。
作り置きのキャベツのスープのうわずみだけすすって、
グラハムパンにチーズとハムだけぱたんとはさんでフリーズドライのスープとランチにしてタクシーを呼んだ。
外へ出るとキンと冷たい。透明な冬の朝。
ラジオで別所哲也さんが今朝の日の出の美しさを語っていたことを思い出しながら空を仰いだ。
30年近く働いているけれど、朝駅まで出かけるのにタクシーを使った回数は片手で足りる。
そのうち4回は今年。
一昨日からあんまり食べてないからあんまりがんばらないことにした。
駅南口まで880円也。
ロータリーのタクシー停車スペースで降りると選挙運動まっただ中。
横一列に。。党ご一行が並んで出迎えてくれる。
てへへ…
開店一番乗りのデパートの気恥ずかしさよろしく照れ隠しの微妙な薄ら笑いで通過。
君たちもがんばりたまえよ。ふむ。
 仕事をしているとどんどん体調が戻る。
夜はほとんど元に回復した模様。
夜のデザート 洋梨とレモンのヨーグルト和え。
あしたも寒いらしい…



2012年12月09日(日) 冬ごもりを決め込む

晴れ。
寒風。
冬ごもりの読書は「館もの」のミステリー。
周りが雪景色であるならばもっとよい。
本日は寒風吹きすさぶ寒い一日。雪はないけれどまあいいか…
朝一番で金曜に買い込んだ食材を茹でたり料理したり…
大掃除は再来週年休ををふつかゲットしてあるのでそちらへ。
体調回復のため今日は読むぞ。
  崖の館  創元推理文庫 佐々木 丸美著
 1977年刊行。
35年前の作品になるけれど古さを感じないような気がするのは当時中学生だったわたしと小野路年代の女の子が主人公だからだろうか?
今の中高生が読んだらきっと古いのだろう。携帯もPCも登場しないのだから。
最先端の機器を駆使したサスペンスもよいけれど、閉ざされた空間でじわじわと恐怖がにじり寄るのも楽しい。
半ばで犯人はわかってしまったけれどなんとなく最後まで読んでしまった。
めまいを起こすような北の海に臨む絶壁の上に立つ館。そこで2年前に美しい養女が事故死する。
吹雪に閉ざされた館で繰り広げられる彼女のいとこたち5人のその死への推理。。
やがて不穏な出来事が…
お定まりのストーリーでありますが冬ごもりを決め込んだ読書なので思い切りその閉塞感に共感しつつのめりこんでしまうのでした。
夕餉は水菜とたまごのおじや。



2012年12月08日(土) こんな時こそメディテーション

今日の天気は不明。
外はどうあったのかわからない。
昨晩より体調を崩し嘔吐。
発熱とひどい頭痛に見舞われる。
何も口にできない。
これはノロ?ロタ?
夜半、やっと洋梨をふたきれ口にする。
具合が悪くなると頭の中をさまざまなことがぐるぐるし始める。
仕事のこと、週末に買い込んだ食材のこと…
何も考えたくないのに重いが勝手に巡る。
瞑想--
ある神社の古い大木。
何百年もそこに立っている高い高い古木。
わたしがその木を見上げたとき、「ココココ カカカカ…」と音がした。
晴れた空に楽しげに響くその音…
鳥?
キツツキだろうか?
ある本を読んでそれは木霊かもしれないと思った。
著者が岩手の遠野のある神社で聞いたという音に「ココココカカカカ」という同じような音。
宮司のおっしゃるには木霊とのこと。
著者は映画・「もののけひめ」にも同じ「ココココカカカカ」という木霊の声が出てくるのだと書いている。
木霊であるのか、また森の象徴的な鳥の声であるのか…
いずれにしてもその光景を思い出すと不思議と呼吸が深くなっていく。
夕餉というか本日口にできたものは、ラ・フランスふたきれ フリーズドライのトマトスープ。


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茉莉夏 [MAIL]