世田谷日記 〜 「ハトマメ。」改称☆不定期更新
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機嫌が直ったその後ですが。 まったくと言っていいくらい本を読まない生活をしているので 読んだ本のこと書けません、というのも一面の真実。
しかし、もう一つの真実がありまして、それは別宅問題。 「フリーでこんなことやってます」という内容のブログを始めたら、 そちらの更新に時間をとられて旧宅まで手が回らなくなってしまった のですー。不器用な女ですからーー。
それで、こちら「ハトマメ。」に書けばいいような雑記諸々、 載せればいいような画像諸々を向こうにアップしちゃうんだな。 まるで妾宅に入り浸って、自宅へ帰らなくなったおとーさん みたいな…(妾宅は違うだろ)
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いま、ふたつのアルバイトを掛け持ちしていて、 ひとつは天然石のアクセサリー製作。 これは、都内のデパートで週二日。お客様のオーダーに応じて その場で作ったりもします。
もうひとつは家電修理の申し込みに対するアポイント確認の電話かけ。 事務系の仕事は、もういっさいやらないつもりだったけれど、 これは事務以前という感じだったので。 年齢、自分の半分以下のお嬢さんお坊ちゃんたちと一緒です
収支を計算すると、もうひとつくらいアルバイトしないといけない のだけど、これ以上は疲れちゃうから、ちょっと保留。 ここはいつもの、最後はつじつま合わせちゃう作戦です。
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部屋の中には、まだ段ボールがあるんですよ。 先々週やっと壁面書棚を組み立てて、いま本を入れているところ。 あんなに売ったり捨てたりしたのに、まだこんなに本があるのか!と 正直少々うんざりしています。
そして、これまでずっと掛けずにいた額を、壁に掛けてみたり。 引っ越す前の再現だと面白くない、飽きてしまうからね。 家の中もアルバイトも少しずつ、「ハトマメ。」も少しずつ、進めて ゆきます。
引越し前日も当日も翌日も、あれこれいろいろありましたが、とにかく引越し完了しました。
駅までは、行きも帰りも商店街の長い長い一本道を通って行く。朝早くから開けているパン屋さん、コーヒー豆屋さん、おむすび屋さん(ほかにお稲荷さん、細巻き、赤飯、和菓子を売っている)等々がある。
昼には八百屋さんの店先に仕入れてきたばかりのピカピカの野菜が積み上げられる(買い過ぎ注意)。午後にはお若い方の経営する小さな雑貨屋さん(何軒かある)が開いて、お洒落した少女が覗きこんでいたりする。
夜遅くまで開けているラーメン屋さんが何軒かあり、やたらに旨いインドカレー屋さんがあり、9時まで開いている自然食品の店がある。とにかくたくさんお店屋さんが連なっていて、いつ歩いてもさびしくない。
それで、引っ越したその日から(実は部屋を決めたその日から)、私はたいそう機嫌がいい。機嫌が直ったのは6年ぶりとか、それくらいではなかろうか。
やっぱり住むところは大切。そういうシンプルな事実に改めて気がついたこの頃である。フフ、フン!
引越し、大詰めなのです。 家の中たいへんなことになっております。 いまさら悔い改めてもしかたのないことを悔いてみたり バッタリ倒れて涙ぐんでみたりしております。
29日、本当に越せるのだろうか。 …絶対、世田谷に乙女の牙城を築いてやるからな! (もはや言ってることが支離滅裂ですが)
そうそう。 メディカルハーブ検定は受かっていました。 落ちたつもりでいたのでビックリ。 こりゃ正真正銘の「まぐれ」だわー。 金銭的には助かるのだけれど、ちゃんと勉強しなおさないと このあと苦労しそうー。
来月末に世田谷区内へ引っ越すことになった。 先週から下北沢、明大前、経堂と不動産屋さんをまわっていて、これは経堂になるかもと思っていたら、20日にパタパタっと決まってしまった。
広さは今住んでいるところの半分くらいになるので、今までになく大胆に本や家具を処分しなければならない。これくらいのことがないと私は断捨離しないので丁度良いきっかけなのだろう。本は即興堂さんに引き取ってもらおうと思う。
経堂といえば植草甚一だけれど、駅前にそびえていた経堂アパート(かつて植草甚一が居住)はすでになく、きれいな商業ビルに建て替っていた。私はこれから二十一世紀セタガヤに潜入する昭和星人なのである。
新しいアパートを決めて不動産屋さんを出た後、すずらん通り商店街をブラブラ歩いて、ふいっと横道を入ったところにある古民家喫茶へ入った。噂には聞いていたけれど、すごく分かりにくい場所にあると思い込んでいたので「李白」とのいきなりの遭遇に驚く。
掛け時計のカチカチいう音と、韓国の雅楽みたいな音楽と、主人の観ているTVから漏れる韓国ドラマの韓国語が静かに混じり合う不思議な空間で甘い煎茶をいただいて帰ってきた。
気分良く流れに乗って流されているという感覚。悪くない感じだ。
今年に入ってから(二月だったかな)送られてきた、新潮社Yonda?Clubの文豪リストウォッチ。 応募台紙には「届くまで4ヶ月かかる」と書かれていて、まさかそんなにはかからないだろうとタカを括っていたら、本当に4ヶ月ぴったりで届いた。応募用紙がちゃんと着かなかったのでは…と心配になってきたところでの到着でした。
この時計には分針しかなくて、時針の代わりに小さな窓の中に作家6人の顔が出てくるのです。 6人の作家(文豪)は12時の位置から時計回りに、夏目漱石・芥川龍之介・川端康成・太宰治・江戸川乱歩・森鴎外。
しかし、時刻と顔の関係を覚えるまでがわかりにくい! 12時に夏目先生のお顔が見えて、その次1時頃の窓枠内には夏目先生の耳とほっぺ+次に出てくる芥川龍之介のおでこと右目、という…。到着以来何度か箱から出して眺めておりますが、私もまだ文豪さん全員のお顔を拝んではおりません。
それでですね。 一昨日、4日にメディカルハーブ検定というハーバリストになるための最初の試験を受けてきたのですが、その受験票の「持ってくる物」の中に「腕時計」と書いてありまして。
ところが会社勤めをやめてからの約五か月間、腕時計をつけるという習慣をやめてしまっていたら、ちょうど電池が切れたのか次々時計がとまってしまっていました。試験前日に抽斗や箪笥の中をさがしたけれど、動いてる腕時計はひとつもない。
で、たったひとつ時を刻んでいたのがこの文豪時計だったのだけれど… これ持って試験受けるって冒険過ぎるでしょう。 なので当日の朝、ヨドバシカメラに寄ってBabyG の電池を入れ替えてもらい、持って行きました。
そんなこんなで、めっちゃマニアックですよー文豪リストウォッチは(いつになったら読めるようになるのか)。
ピナ・バウシュを観た映画館においてあった近日公開作品のチラシ。 その中に「昼下がり、ローマの恋」という、うわーって感じのタイトルの映画があって、でも、もしかしたらこれ地味だけどけっこうきちんと作られた佳作かもわからん(伊仏の映画でたまーにあるパターン)と思い、手にとってみたのですよ。
そうしたら、 よくよく見てみたら、 主演の白髪のおじさん、ロバート・デ・ニーロだった。 わー!地味な佳作がふっ飛んだよー。
・・・おやじー、出過ぎなんだってば!!!
気をとりなおして来週あたり、もう一本のピナのドキュメンタリー「ピナ・バウシュ 夢の教室」を観に行こうと思っております。これは、ダンス経験のない40人の少年少女が「コンタクトホーフ」上演に向けて特訓を受けるという内容のフィルムだそうです。
私も十代に戻って踊りたい。戻れなくても踊りたい。 精神の解放が肉体を癒すというのはもちろんだけど、肉体を解放してこころのバランスを取り戻すというのもありだよね(あ、なんかちょっと光が見えてきたかんじ)。
↑2010年9月のローマ、サンピエトロ寺院の丸屋根からの眺め。 ローマへはあと四、五年のうちにもう一度行くことになりそうな気がします…
2012年03月01日(木) |
ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち |
映画の日だったので、有楽町で「ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観てきました。映画の日だからか、平日にもかかわらずとても混んでいました。二時の回を観ようと思っていたけれど、もうあまり良い席が残っていなかったので次の回を観ることにして、お茶を飲んで時間をつぶしました。 こういう行動は以前のような生活をしていたら考えられないことで、なんだかすごーく贅沢な気分でした。 -- ピナ・バウシュの名前を知ったのは70年代の終わり頃、夕刊の文化欄に彼女の新しい作品に関する記事が載っているのを見つけたときだったと思う。なにやら前衛的なダンスカンパニーを率いる女の人がいるらしいというので、その記事をチョキチョキと切り抜いて、スクラップブックに大切に貼った覚えがあります。
今回映画でピナのダンスに触れて思ったのは、十代の私がこれを観ても理解不能。多分二十代でも三十代でもムリだった。もしかしたら五年前でもだめだったかも。「言葉に還元できないからこそダンスなのだ」と肚をくくって最初から言葉による理解を手放すことができたら良いのだけど、それは無理だったと思う…
それで、映画を観終わってから、ピナの記事を初めて切り抜いたときからずいぶん時が経ってしまったけれど、こちらに受け取る準備ができたときに、表現はちゃんと訪ねてきてくれるんだなーと、妙に納得をしたのでした。 ピナ・バウシュは2009年に亡くなっていますが、表現者の肉体は滅びても表現されたものはのこる、というわけです。この当たり前といえば当たり前のことに感動しました。
うまく言えないけれど、人はひとりひとり「自分自身という自然」を生きるのが本来なのだなぁ、と思いました。
↑次回上映を待つ間に食べたお菓子のセット。 ところがですね、現在わたしの口の中は、激しく歯科治療中なのです。なので石のように硬いビスコットは、コーヒーに浸してグジュッとさせてから食べました。二十年後を先取りですわ(泣泣)
サッカーW杯第三次予選。 相性もあるんだろうけれど、ウズベキスタンは手強かったなあ。 岡崎のインザーギぶり(←わかるひと少ない表現)を期待してたんだけど、後半はもう完全に消されてたね。見たい顔はほとんどそろっていたというのに、ああいう試合ってかなしいー。
それに、宮市亮、せっかく帰国したのにプレーが観られなくて残念。残念だけど、宮市、呆然とするくらいかわいいな! でも、あの顔どこかでみたことある気がする…(久々に始まりましたよ)
◎今日のそっくりさん
宮市亮 → アーセナルを出てロシアへ帰ってしまった、アルシャビン
ハーフナー・マイク → 無理矢理、ヴィンセント・ギャロ
長友佑都 → 忍者ハットリくん(無精ひげあり)
ま、アルシャビンより宮市の方が何十倍も可愛いけどね!
負けちゃったあとのこういう気分のときこそアタシの出番だと思って久々にかましてみましたが、いかがでしたでしょうか(投石、放水だけはご勘弁願います)。
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