世田谷日記 〜 「ハトマメ。」改称☆不定期更新
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厳冬の今年なれど、雪は初! バイトに行こうと窓の外をみたら、おりしもジャンジャン降ってきている ところだった。
植物への直撃を防ぐため、アウトドア用のナイロンのテーブルクロスを 物干し竿とベランダ手すりの間に張り渡す。
閉店を一時間早めて帰宅すると、急ごしらえの雪除けクロスは外れて落ち ていた。たぶん雪の重みに耐えられなくなったのだろう。 でも植物は大丈夫だったので、よしとする。
明日から数日の間、路面凍結のため自転車には乗れそうにない。
午後、友達が近くまできているというので、自転車で駅まで迎えに行って、 近くの喫茶店で会った。
カフェを居間代わりにして外でひとと会うというのは、まんまパリ風で 意識的にやったら恥ずかしいけれど、実際部屋が散らかっていたので。
友人は娘を連れていて、彼女は何年か前に以前の住居へ来たことがあった のだけど、私のことはあまり覚えていないのだった。 母親のアイフォンで、ゲームに夢中。
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夕方、帰る二人を駅まで送ったあと、日本水仙をみつけて二鉢買った。 ティタティタという名前の黄色いミニ水仙はよくあるけれど、白と黄色の 日本水仙はめずらしい。
左側、手前の二鉢。 やはり、一月の庭には水仙がなくちゃね。
今日、ワインのバイトに行ったらこんなことになっていました。
あはははは、あったー レジのそば、メモ用紙にセロテープで留められていました。 「落し物」と書いてある…
おとといの夜、お店を閉めるためにバッグの外ポケットからキーホルダーを出したとき に落したのだと思う。
これで、カギは三本。振り出しに戻ったわけだ。 ああよかった。これからは失くさないように、これまで以上に気をつけよう。
今日はピンチヒッターでワインのバイトに行った。 夜、駅のそばの駐輪場から自転車に乗って帰ろうと思ったらカギがない。 いつも入れているバッグの外ポケットにも、バッグの中にもコートのポケットにも ジーンズのポケットにも、とにかく何度探しても、どこにもないのだった。
バイトに行くときに駐輪して、カギを抜いたときに落としたのかもしれない。 駐輪場から駅までの道に落としたのかもしれないし、駅の改札辺りに落としたのかも。 あとは、ワインのお店の中に落としたのか…
とにかく、自転車を出すにはカギが必要なので、スペアキーをとりに家まで歩いて帰ることにした。 家にはあと二本、スペアがある。でも一本なくしたらスペア(予備)は一本になってしまう。 自転車を買って約四ヶ月で一本失くしたということは、単純に計算すると 一年で三本ともなくなってしまうことになる。(あらら?!) 考えただけでへんな汗が出てくる。
明日は休日だし、片道15分をのんびり夜の散歩気分で歩く。 途中のマーケットで卵と豆乳を買う。家に買ったものを置いて、スペアキーを持って もう一度駐輪場まで歩く。 無事、自転車に乗って帰りついたら、夜中の12時近くになっていた。
遅くなったのはかまわないけれど、このままカギがみつまらないと困るんだな。 四ヶ月で一本のペースというのは、やっぱりまずいよ。うん。
昨日は仕事始めでバイト先のデパートへ行きましたが、今日から6日 まではまた休みです。
初夢は、みたのかもしれないけれど、何にも思い出せない。 元旦の朝はあまり気持ちよくない夢で目が覚めて、それはきっと前の晩に マリネの玉ねぎを食べ過ぎたせいだと思うのだけど… 肝心の初夢(二日朝の夢の記憶)は「真っ白け」なのでありました。
忘れるといえば、とにかく最近は、絶対に覚えられる!と思った駐輪番号 (三桁の数字)でも、おおー!と感動した映画の内容でも、とにかく次々 忘れていってしまう。
一日だったか、録画してあったルイ・マルの「鬼火」という映画を観て、 まー何という昔風のフランス映画!と感心するやらあきれるやらだったので すが、知ってる俳優さんの顔が出てきても絶望的に名前を思い出せない。
終盤、「突然炎のごとく」でジャンヌ・モローと一緒にクルマで湖に落ちて 死ぬ役の役者さんが出てきて、このひとの名前が思い出せない。 ついでに生き残った方の男の人を演じた役者さん、贔屓だったのに名前を 忘れていることに気付いたりする。切ないなぁ。
(調べてみたら死んだジム役がアンリ・セール、生き残ったジュール役は オスカー・ウェルナーでした。ん、そうだそうだ、そうだった)
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ほかにも録りためてためてあった映画を何本か観ましたが、中に一本 「本を作る男シュタイテル」というドキュメンタリーがあって、これは面白 かった。 ドイツで美術系(写真集が多いようです)の本を手掛ける印刷出版社、 シュタイテル社の社主、シュタイテルさんの話。
「自分は印刷屋」と称し、矜持を持って世界中を飛び回るシュタイテルさんの姿が、 普通の映画(フィクション)に慣れた目に、とても新鮮でした。
しかし、最近のドキュメンタリーはフィルムを使わないからか、画面のリアルさが 過ぎて、スーパーリアリズムみたいになってる。 逆にシュールな感じを受けるのは私だけでしょうか?
あけましておめでとうございます。 2013年もよろしくお願いいたします。
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快晴の元旦となりました。 お節、簡単に用意したのですが、連日のワインのせいかあまり食欲がありません。
とりあえず、お屠蘇。 これはまだティーバッグの屠蘇散が清酒に浸っている状態。 年に一度しか作らないけれど、何度飲んでもお屠蘇って美味しいにゃあ。
ちなみに、昨日バイト先から仕入れてきたお正月用のワインはこの2本。
赤はボルドーの蔵元詰め、モーカイユ。ボルドーブレンド甘いか酸っぱいか(多分酸っぱい)。 白はチリのコノスル。BIOのシャルドネ。
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しかし、この晴天、この元日、飲んでばかりもいられませぬ。 久々の厳冬に耐えているベランダの植物に日光浴させてやりましょう。
ハーブは乾燥と寒さには比較的強い。三日に一度の水遣りでこんなに元気。
これは実生から育てたクリスマスローズのチビ。この子だけは、霜焼けしないように 夜は家の中へ避難させています。
真上から撮ったら雪の結晶みたいだった白妙菊。花が見られるのはまだ先みたい。 でも気がついたらずいぶん丈が伸びていた。
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夜は電話を二本かけて、TV観て、一日あっという間に終わりました。 元旦から引きこもり…
だって、なんだって手の届く範囲で間に合っちゃうんだもん。本当に何でもあるの。 たとえば、虹でさえも。
キッチン(わが家の最深部)まで入り込んだ、虹。
柱のところでじっとしていた、おっきな虹。
今年もいいこと、面白いこと、たくさんありますように!! (きっとあるよー)
本日、ワインショップの仕事納め。大晦日も仕事であります。 でもって、売上記録更新いたしました。 やったぜー、いぇ〜い!
お客様の中に、アシュトンケルダ― ルーデワルを買いにいらした方があって、 「売り切れました」というと、ほんとにほんとぉ〜に残念がっていました。 実は私もきょうお店に行って売り切れていることを知り、愕然とした次第。 次に入ってくるのは新年明けて7日だって。ううー
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今年読んだ本と買ったけれど読まなかった本について書こうと思ったけれど、ほとんど 何にも覚えていなかった。あちゃー
印象に残っているのは、吉本ばななの「彼女について」。とにかく怖かったので。 それから、確かに読んだ!という記憶があるのは、大竹伸朗「カスバの男」。
角田光代が解説で、この本を読んでモロッコへ行きたくなって行ってみても、 そのモロッコと大竹伸朗描くモロッコ(カスバ)はきっと全くの別物なのだ、 という意味のことを書いていて「そうだ、絶対にそうだ!」と思った覚えがある。
あと、読みかけの本のなかに内田樹「レヴィナスと愛の現象学」というのがあって、 その前に読んだ内田樹「他者と死者 ラカンによるレヴィナス」をパラパラ読み返していたら 夢中になってしまった。だってほとんど何が書いてあったのか忘れいたんだもん。
ちなみに「他者と死者」の帯には
”偉大な思想を自己の内部に迎え入れるか否か。 これは実存的な「賭け」に類するものだ。”
…と書いてあって、この意味がまったくわからないのですよ。 それでも2013年は「レヴィナスと愛の現象学」を読む気満々なのです。ほっといてー
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今年の物故者のなかに音楽評論家の吉田秀和さんがいて、そのことを書こうと思ったのだ けれど、どうやら時間切れぽい。
古い話だけれど、2011年、吉田さんの「ソロモンの歌/一本の木」という本をむさぼるよう に読んでいて、読み終わったタイミングで3.11の大地震に見舞われた。 視界の中で景色が振動している最中にも「吉田さんは今どうしているだろうか。この地震を どんなふうに思っているんだろうか」と考えていた。 そしてその後の津波の被害ということがあって、それが結局「死者と他者」を読むきっかけを 作ったのだ、と思っている。 なので、そんなこんなを、新年早々書くかもわかりません。
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今年は四月末に引越しをして、世田谷へ戻った年だった。 ターニングポイントには違いないけれど、ターンした結果どっちを向いているのか、 自分でもまだよくわからないのですよね(小声になる)
でも、世田谷へ来られてしゃーわせなことは間違いないです。 元気にやっていこうと思ってます。来年もよろしくお願いいたします。
2012年12月30日(日) |
SEKAI NO OWARI |
何年ぶりでみただろう、日本レコード大賞。
AKB、きゃりーぱみゅぱみゅ、SEKAI NO OWARI、ファンモン、これみんなライヴで 観られてしゃーわせだった。
このご時世にバンドの名前がセカイノオワリって、すっごいリリカルだと思ったら、 楽曲はもっとリリカルで。 アンドロメダハイツ何するものぞ、洋楽要らずのこの頃、なのだね。 もうこうなりゃ実年齢なんか意味ないね!って感じで楽しみました。
明日の紅白歌合戦には斉藤和義が出るそうだけど、
♪愛なき時代に生まれたわけじゃない〜
って、2012年の紅白で生で歌うって、実に実に生々しくっていいんじゃない? この曲の最初の方で、
♪なつかしのきのうは、いま雨の中に
っていうところを聴くと、いつも泣きたくなる。
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このワイン、この2ヶ月に飲んだうちで一番美味しかったワイン。 南アフリカの、アシュトンケルダー ルーデワル といいます。
カベルネ・フラン 50% ピノタージュ 40% メルロー 10%
私はきっと、このカベルネ・フランというのが好きなんじゃないかと思うのだけど…。 個人的にあまり果実っぽい酸味というのが好きではなくて、タバコ、ナッツ、オーク樽の香り、 等々書いてあると心惹かれる。 ルーデワルのPOPには、タバコやチョコレート、ローズマリー等の香りと書かれていて 「こりゃ当たったらでかいかも」とは思っていたんだ。
飲んでみたら、最初のうちは、、、 昔風の硬派の男(ちょっとハンサムだけど、いかんせん昔の顔)って感じ。 正しく男らしい男(書いてある通りの深みある味)なのだけど、あまり会話ははずまない、 面白くなってはこない。
それが、時間とともに柔らかさが出てきて、気がつくとかなり好きになっているんだな。 そういうことに、二日目になって気がついた。でもそれは恋愛感情ではなくて友情ぽいのね。 だから緊張せずに、安心して飲める。楽しめる。
たしか三日で飲みきったと思うのだけど、最後は本当に柔らかくて美味しくて。 でも柔らかくはなっても、厚みは保ってるし、変な酸味もない。実に盤石。 それはたとえば、、、堅い二枚目の男の子が、長じて実に人間味のある穏やかなおじいさんになった、 みたいな感じかな? もう少しこのままリラックスしてお話うかがっていたい、みたいな。ね。
私がこのワインをどんなに気に入っているかおわかりいただけたかと思いますが、 ワインを男性にたとえて評価するのはこの一本だけにしておきたいと思いますです。はい。
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