世田谷日記 〜 「ハトマメ。」改称☆不定期更新
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2013年03月04日(月) ハットトリック

 
この頃リヴァプールが良い感じで復調してきているようだ。
これまでは、結局スアレスしかいない、スアレス頼みみたいな感じで
「これじゃなぁ…」と思っていたけれど、最近観た試合では、スタリッジや
コウチーニョのような二十歳そこそこの若手が台頭してきていて、観ていて
気持ちがいいのだった。


それで、対ウィガン戦もスアレスのハットトリックで0−4で勝利し、良い
気分。録画したマンUの試合はあとで観ることにしていたので、香川真司の
件は何も知らずにいたのだ。
地上波のスポーツニュースで「偉業」を耳にしてビックリ仰天。
あわてて録画を再生してみた。








…ほんとうだったわ!

真司に点取らせたあとで、自分もきっちり一点入れるルーニーは、さすが。
これで、ファン、チーム、監督、国籍問わず全員ハッピー!






【おまけ】





ラファさん。
いまチェルシーで監督さんしてます。苦労が絶えないようです。











2013年03月03日(日) 特製ミネストローネ

 
たまにミネストローネを作る。
赤ワインのアテにソーセージを入れて煮込んだりします。
今回は白飯のおかずになるように鶏肉を入れてトマトソース煮込み風にして
みました。








入れる野菜はジャガイモ、人参、大根、キャベツ、玉ねぎ、しいたけ。
セロリは高いので、このところ使っておりません。
玉ねぎとベーコン一枚細切りをバターで丁寧に炒めてから、ローズマリー
(自家製ドライ)とローリエ、白ワイン(←これ大事!)を入れて煮込みま
す。塩とコンソメで味を調えて、最後に鶏肉を投入。









鶏肉に続いてトマト缶投入。鶏肉が煮えるまえに続けて入れるのがコツ!
煮込んでいる途中で、麹醤油を入れます。
これは頂きものですが、純和食よりお肉や油を使った料理によく合います。
あと焼いたお餅にバターと一緒に塗って食べても美味しい。
最後(火を止める三分前くらい)にすりおろしたニンニクを入れて出来上が
り。これなしには特製ミネストローネは完成しませーん。
私は瓶詰めのニンニクを使っています。









できた! ご飯がすすむ鶏肉入りミネストローネ。
暖かくなってきて、このあと煮込み料理を作る頻度は落ちそうですが、たま
に食べたくなる味です。











2013年03月02日(土) 三月のクリスマスローズ

 
昨日今日、急にあたたかくなって風が強い。
春にはもう少しゆっくりやってきてほしいのだけど、植物たちは喜んでいる
みたい。久しぶりに寒い冬だったからね。







クリスマスローズが咲いた。まだこれから咲く蕾も、いくつか。








去年こぼれた種から育てているチビ。つやつやの緑の葉が出てきた。



















2013年02月23日(土) 風のたてる音

 
明治神宮へ行った時のことで、絶対書こうと思っていたのに忘れてしまった
ことがあった。
帰り道、西参道を参宮橋方面へ歩いているときに、急に聞き慣れない音が
して、びっくりして飛び上がりそうになったのだった。


前にも後ろにも誰も歩いていない。細い砂利道にひとりきり。
道の左手に大きな熊笹が何メートルも続いてはえている場所で、突然の風に
その大きな葉が重なり合いながら揺れる音だと気付いたのは数秒の後だった。


カラカラ、というような音だっただろうか。
とにかく植物のたてる音とは思えなくて、冗談ではなく、軽く身構えながら
まわりを見回したくらいだ。
熊笹の葉だ、と気付いてからは、しばらく立ち止まってその音に耳を澄ませ
た。


--
 

そうそう。今年も御神籤(明治神宮では大御心という)を引いた。
私の命数(占いでいうライフナンバー)は五。なので寝かせて持った六角柱
の木の箱を五回転させてから細長い木の棒を振り出した。
「五とか、五の倍数だったりして」と思った瞬間に、十五番と書かれた棒が
飛び出してきた。 以下、抜粋。


  (十五)心
  いかならむことある時もうつせみの
  人の心よゆたかならなむ


  およそ人の一生には、個人の上でも、社会の上でも、思いがけぬ
  事件が、大小となく起るものです。そんな時、うろたえさわぐよ
  うでは駄目です。日常から常に泰然自若として、不動の心を養い
  ましょう。
  (いつも落ちついて、心は広く豊かに持ちましょう)



やっぱり五の倍数だけのことはあるね。
いまやわたくし消去法により、不動の心でいる以外に致し方のない状況なの
さ。でも、こういうのって「ほかに仕様がない」状態にならないと悟ることの
難しい心境かも。必要なことだけが起こるってのは本当かもねぇ。


赤字で「今日の参拝の記念に大切に保存しましょう」と書いてあったので、
ポケットダイアリーの透明カバーの折り返しに挟んで、大切に持ち歩いて
いる。















2013年02月22日(金) 半年分か、それ以上

 
午前中、四ツ谷に用事があって出かけた。
JR四ツ谷駅で、ずいぶん様子が変わったな、駅も変わったけど駅の周りも
変わった…と思ったら、市ヶ谷駅と間違えていたのだった。
こういうのにも、最近なれてきましたけどね、ええ。


小一時間で用事が済んだので、思い立って明治神宮へ。
初詣していなかったというのもあるけど神宮の森へ行きたくなったのだっ
た。


参宮橋から西参道、そこからあまり人気のない道を通って神宮でお参りし
て帰ろうと思ったのだったが…
西参道と北参道にはさまれたエリア、平日はガラガラなのだね。












よく見ると芝生の上で寝転がってのんびりしている人もいるんだけど。
なんて贅沢な空間だと思う?
ジョギングも禁止されているとかで、走っている人も皆無だった。


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いったん家へ戻って昼御飯を食べてから、今度は自転車で税務署へ
確定申告に出かける。
こういう、午前中から動いて複数の用事を済ますような行動パターンは
普段の私にはほぼないことなので、軽く興奮してしまった。


北沢税務署へ申告書を提出したあと、羽根木公園で梅見。
こうなると、自分的には完全に「調子にのってる」状態だな。
普段がかなーりひきこもりっぽいからな。
半年分かそれ以上、空き地三昧、公園三昧してしまった。かも。












梅はまだ四分咲きくらい? 今年は寒いから。
枝垂れのおおきな木もあって咲いたらきっと見事だろうと思う。
多分もうみに行くことはないと思うけれど…










2013年02月20日(水) 「ウディ・アレンの夢と犯罪」

 
しばらく古い映画を続けて観ていたけれど、本日はウディ・アレン、2007年
の作品。
ウディ・アレンにはお馬鹿コメディ路線、シリアスドラマ路線、ラヴアフェア
路線などいくつかの作風がある。「夢と犯罪」はそのうちのどれにあたるの
か知らずに観始めたのだが、結局シリアスドラマだった。


主役のイギリス人の兄弟にユアン・マクレガーとコリン・ファレル。
基本的に善良で、大した上昇志向もなくギャンブル好きな弟の悲劇をコリン・
ファレルが好演。



歌人の塚本邦雄は生前、ウディ・アレンのことを「虫唾が走るくらい嫌い」
と言って憚らなかった(確か歌にも詠んでいる)が、「夢と犯罪」の翌年
に作られた「それでも恋するバルセロナ」を観たときには私も、ああこの感
じかと、納得がいったものだ。


「バルセロナ」は途中で嫌になってしまって、たしか最後まで観ずにレンタ
ルDVDを返却したのではなかったかと思う。
しかし、今回「夢と犯罪」を観て思ったのは、このひと、どれだけ人間の性
(さが)の彫琢パターンを持っているんだろう、恐らくそのパターンの数だ
け傑作映画を作れちゃうんだろうな、ということだった。


「夢と犯罪」はそれくらい、避けがたくありそうな話だったからだ。
シェークスピアなんかの古典劇と同じで、人間である限り誰でもが理解でき
る欲望や情、悲しみというテッパンの普遍性だけで作られた物語。


だけど、シリアスなテッパン彫琢だけでは作る本人が飽きてしまう。
それで「ミッドナイト・イン・パリ」みたいな作品が出来てくるのだろう。
「アニー・ホール」の昔からウディ・アレンの映画は結構まめに観てきたつ
もりだったけれど、彼の洞察力(人間を見る目)はおそろしいな!と初めて
思ったのだった。











2013年02月19日(火) ほっとする読書

 
ずっと読みかけになっていた、堀江敏幸「未見坂」を読み終えた。
ずっと本を読まなかったり、久しぶりに読んだらちょっとややこしかったり
したけれど、これは安心できる、ほっとする読書だった。


「雪沼とその周辺」て評価が高いようで、でも私は「未見坂」の方が好きか
もしれない。「雪沼」には周到に抑えられた、そこはかとないお洒落さ加減
を感じるけれど、「未見坂」にはそういうものがないから。


「未見坂」は池澤夏樹の短編集「きみのための薔薇」に似ていると思うこと
がある。私は池澤夏樹の短編集では、あの本が一番好きだ。
派手さがなくて、じんわり読ませるから。池澤臭がほとんど消えてしまった
ことで、ますます池澤夏樹が好きになるなんて。パラドキシカル!



あと、だいぶ前に近所の古書店で買ったヘッセの「デミアン」、これも
よいしょこらしょと、読了したのだった。
やっぱり、あと三十年早く読まなければいけない作品だったと思った。


読みかけて長く放置してある本がもう一冊。
「オオカミの護符」という関東の山岳信仰に取材したノンフィクションがあ
るのだけど、これは寝る前に布団に入ってちょびちょび読んでいる。


布団に入って、電気スタンドの灯りで本を読み始めて、すぐに眠くなってし
まうときには、まだ私大丈夫だわと理由もなく安心する。









2013年02月17日(日) あわてるこじきになるもんか

 
近場の温泉につかって、古い名画を観て、焼きリンゴを食べながらのんきに
暮らしているかのような、世田谷日記。
でも、現実はキビシイ。実際、大変なことになってる。


いまバイトは週二日、ワインの店だけ。デパートの仕事はなくなってしまった。
これではお家賃も払えない。
デパートの仕事に関してはアタマの痛い事態が起きていて、とにかく、慌て
ず騒がず法律の力を信じてこいつを片付けるしかないね、と、腹を括った。



起き上がるのも嫌になるくらい鬱々とする日もあるけれど、あわてて、納得
のいかないままバタバタしても、墓穴を掘るだけだと思う。
そもそも、バタバタする体力がないよ。


なので無理せず、自分に嫌なことは強いずに、日々そぉーっと暮らす毎日な
のだ。このまま行って、これまでのように辻褄が合うのか、合わせられるの
かも分からないけれど。いいんだ。



このまえ、手袋の指先に穴が開いて、今までだったらこれ幸いと、いそいそ
新しい手袋を買いにいくところなんだけど、そうもいかず…
以前は使わない毛糸の手袋だのなんだの、三つも四つもあったんだけどな、
と思いながらタンスの中を探してみた。


そうしたら、あったね!ひとつだけ、薄いベロアの手袋が。
ああーこれ、引越しのときに捨てたかと思ったけどとってあったんだ。
うん、十分十分。あと一カ月この手袋でいける。


いままで散々馬鹿な買い物してきたと思うこともあるけど、そういうのが
役に立つ時がきたみたい。
しかし、こういうのって経験しないと身に沁みないね。
この際だから、うんと沁み込ませとこう(笑)


いくつになっても、どんなことでも新しい経験は刺激があるなーと、変な
感心をしている。キャリィオン。










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