不安になる時間がなくなるほど もっともっと愛される人になりたい
永遠になりたい 消えてしまわないように 春夜に浮かぶ銀色の光
煙草の量が増えてきました
ゆっくりと穏やかに 歩いていきます 急ぐ必要なんて なにひとつなかったから
うんと 長生きしてください それが いちばんの願いです
想われているときより 想っている今のほうが ずっと輝いている気がします
風と光と空気と水 あたりまえに存在したい
なんだか落ち着かなくて グラスをあらいました きれいに洗ったグラスをみて こんなふうにきれいになればいいのに そう思いました
洗っても洗ってもとれない汚れ もう躰や胸の中に染みついた汚れ
胸を爪で引っ掻いてみたら うっすらと血がでました それは汚れていないようにみえました
シグナルは気付かれない
忘れられることが怖いのです 消えたくない 消えたくない 流れの中こころは置いたまま
どこにいても同じ
芽を摘みとって 木の上へと登る
そこからみた景色は ちいさくて つまらなくて
飛び降りる 手のひらから芽がおちた
東京の空は灰色で わたしは青色がみたいのにと思いながら 煙草に火をつけた
部屋に流れる音 my home town わたしの生まれた街は 海に囲まれた街 名前も顔もわからない人たち お元気ですか?
ここは灰色です 空がない街です
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