RMの日記 DiaryINDEX|will
再来週から海外渡航。豚インフルエンザ感染者が出ているヨーロッパの国へ行くので、大学からは自粛を求められている渡航。海外から帰ってきたら、大学への健康状態の電話報告と7日間の自宅待機。ほんとに7日間も大学に行けないのかな。休んでる余裕はないのですが。感染拡大防止は努めなければならないので、理解はしますが、感染可能性がとてもとても低いので、接触した人の健康状態と自分の健康状態が確かめられたら、勤務可能としてくれないのかな。ウイルスの潜伏期間がどうだ、とか言われると何も言えなくなるし、議論して勝てはしないですね。議論して理屈で制度変更できるなら、7日間の待機が5日間になるくらいですか。大学事務の人に間違って「この制度、何とかならないものか」と言ってしまったのですが、「きっちり守ってください」と諭されました。他の大学ではヨーロッパ渡航であれば、自宅軟禁が解除されたので、私の考えが特別なものとも思えません。こういうことにはとてもストレスを感じます。
他大学から大学院に入学希望の学生が初めて現れた。地道に学外活動してきたからなぁ。2年前から立ち上げた研究会の意義は自分にとってとても大きい。自分の居場所を作ったことにもなったし、純粋な研究の交流会になっているし、そこで知り合った学部生が大学院希望してくれるし。学部生が大学院の進学先を決めるのは大概は、印象が良かったとか、イメージがよかったとか、大学のネームブランドとか、そういうものが多いけど、とにかくうれしいや。いくつか調整しないといけないことがあるけど、何とかして、来春から一緒に実験できますように。
企画展の担当になってしまった。お願いされたのか。そか。教員歴が長くなってくるとこういう役回りが多くなってくる。WGで主役的に動かないとまったく動かないこの企画。今日の会議では、ニコニコしながら、本気で取り組もうと思い、積極的に発言した。まじめに考え、この専攻のこと、企画担当の部署のこと、さまざまな人の顔を思い浮かべながら。会議中にふとカラ元気な自分にハッとしたりはあった。もう一編の論文を気合い入れて書いている最中なのだが、この企画展関連のため、2日間筆が止まってしまっていることを思ったり、学生がいま進行させている実験の詳細を頭が巡ったりで、一瞬ハッとするのである。誰のための企画?、あの人の思惑一つで企画が立てられこちらはこんな気持ちになるん?、と一瞬ハッとするのである。という2時間の会議。楽しみます。次の休みの日は家族連れて、関連の資料館に行こっか。長距離ドライブになるけど。
シニアオーサーになったオリジナル論文を初めて投稿した。短い論文やけど、自分で見つけた感、自分が発見した感が大きい。研究に自由さが出てきていると自分で分析できる。いろんなしがらみが取れてきていて、それが自由さとして現れている。こういう意味では自信になってくる。小さい論文ではあるけれど、この積み重ねが大きな発見につながっていくので、こういうオリジナリティのあるものを継続して出していきたい。
軋轢の中で生きていくのに肝要。傷つけて傷つけられていつも思う。歳を重ねるごとに頑固さが見え隠れするのはなぜ。
一番力を入れてやっている研究。イギリス人と共同でやっていて、結果がネガティブだった旨のメールが今日届いた。始めて10年になる研究だけど、一向に結果が出ない。もうやめた方がいいと思う。30代後半の今、業績を積み重ねてポジションを得る準備をするときなのに、結果が出ない研究をずっとやっている。周りの同年代は、昇進していき、うまくやっているように見えるだけに、しんどい。
2年ぶりに日記再開。
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