Stand by me,please my friend
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ロックの日!ということで、いつもお世話になっているシェルター69の周年イベント。の前にさくっと仕事を片付ける。
この日の対バンは4組。バンドが2組に弾き語りが2人。個人的には4年ぶり2度目のシェキナを楽しみにしていた。
ブリキオーケストラに続いて、高木まひことシェキナベイベーズ。 大阪のバンドって感じですごく面白いし、歌詞も素直な感じで好きだ。4月に観た弾き語りも良かったけど、バンドだとより面白い。合間合間にメンバーが掛け合い漫才を披露していたと思ったら、その次の瞬間にはドヤ顔でギターを弾いてたり、とにかく飽きさせない。もう一度観れて良かったなぁ。 お客さんを乗せるのもうまくて、大盛り上がりで締めくくった。
その次が近藤さん。 シェキナが作った空気を良い意味でクールダウンするようなエレキギターの音色。こうやって自分の世界に引っ張ってく力ってやっぱりすごいなぁ、なんて思いながら聴いていた。 「花田さんの観てる前でやっていいのかな…」なんて言いつつ、久しぶりに聴いた『C.M.C』。もちろんお得意のマイナーコードで。本人を前にしてるからか、いつもより若干熱く唄っていたように思う。けど、その感じがなんだか良かった。 欲を言えば、前回のライヴとほぼ曲目が変わらなかったから、少し前の曲を聴きたかったりもしたけれど、今はそういう気分なのかなと思うことにした。
トリは花田さん。花田さんをきちんと観るのは…3回目くらい?曲とかあまり知らないけど、花田さんがステージに立っただけで空気が変わるのが分かる。大御所感満載な貫禄。本人は至ってマイペースなのだけど。 ルースターズの『Fool For You』を唄ってくれたのにはあがった。この曲がルースターズで一番好きだったりする。なんかストレートでいいよね、ルースターズの曲って。ダメな人っぽさはすごくあるけど。
アンコールはセッションを。花田さんが「若者たちー」と呼んで出てきたのはシェキナ。シェキナin花田さんといった感じで『ROSIE』と『恋をしようよ』を。なんだか、花田さんがシェキナの面々を見ながらさっとギターソロ弾かせてたり、シェキナが食らいつくように花田さんのギターに乗っていったり、世代を超える、ってこういうことなのかしら、なんて思いながら観てしまった。 それからブリキのボーカルくんと近藤さんも呼び寄せて、『ROUTE66』を。ぎゅうぎゅうのステージ上でみんな楽しそうにしてた。なんか、花田さんってすげえ、とずっと思っていた気がする。 最後はナカハラさんも呼び込んで、ディランを唄って終わり。一気に周年っぽくなったなぁ。
ライヴ以外でも何かとお世話になっているシェルター69。この調子で6年目も突き進んでいってください。
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1. ディズニーランド 2. スーツケースと泥だらけのブーツ 3. アメリカの夢 <※E.guitar> 4. the forget-you-not <※E.guitar> 5. C.M.C. (※THE ROOSTERS 「C.M.C.」) 6. Everyday & Every night 〜 SESSION with 花田裕之, 高木まひことシェキナベイベーズ & ブリキオーケストラ 〜 1. ROUTE 66 (※THE ROLLING STONES「THE ROLLING STONES」) 2. Knockin' on heaven's door (※Bob Dylan) with ナカハラヒサロウ
3月以来のスカパラちゃんは香川にて。
バスで高松まで向かい、地元の友人Yちゃんに車でピックアップしてもらう。そのまま向かった先はうどん屋「たむら」。最初はシンプルにかけで一杯。150円也。まだいけるねってことで、有名店「山越うどん」へ向かう。時間的にもここで打ち止めってことで、名物かまたまにちくわ天とイカ天をトッピング。激旨…。うどん県恐るべし。
腹ごしらえも済んだところで、まだ時間があるので北浜Alleyへ。一昨年俊太郎さんが香川に来た時にここでライヴしたんだった。雑貨屋をひやかして、カフェumieでお茶してから会場である三木町へ。町立の文化ホールでライヴなんてすごいよね。
この日はまさかの最前列で、やっぱり緊張しながら開演を待った。緞帳が開かれて出てきたメンバーのお召し物は黒?紺?のスーツにごく細いストライプ。やっぱりこういう路線が落ち着く…。
セットリストはあやふやだけど、タングスやHurry Upがあって嬉しかったことは覚えてる。タングスはやっぱりテンションあがるなぁ、もうギター氏が楽しく弾いててくれればそれで良い…。 特筆すべきは『縦書きの雨』。音源ではエゴラッピンのよっちゃんが素晴らしい歌声を披露してくれているのだけれど、当然よっちゃんがライヴに帯同するわけもなく、インストで終わらせるのかな、と思っていたら、何故か冊子を持って登場する谷中さん。スポットライトを浴びながら…朗読した。爆笑!したい気持ちをぐっとこらえて聞いてました。これ、みんな笑っちゃわないのかな…。
今回の物販にミニフラッグがあったんだけど、『Brazil』のときになんでそれを持ってるのかが分かった。欣ちゃんがおもむろに前へ出てきて、旗振りするよう煽ってた。そういうわけね。個人的にはあまり好きな演出ではなく、旗は買わなかったけど、なんだか楽しそうで観てるだけで面白かったな。 ここで欣ちゃんが「僕は今日どうしても会いたい人がいる…町長、町長ー!」と叫んで、お洒落なハットを被った町長が出てきたときには本当にテンションがあがった。こういう計らいをしてくれるの、嬉しいよね。地元の人が多い会場だと特に。お茶目な町長は、地元の良いところと特産のいちごワインを欣ちゃんに振舞ってゴキゲンだった。あのワイン、前にYちゃんにごちそうしてもらったことがあったから余計嬉しかったな。
今回のツアーは終始笑顔の絶えない、アットホームな雰囲気。個人的には正直、ライヴハウスでのヒリヒリ感を求めてるのは否めない。でも、こうやって地元の人たちをたくさん呼んで楽しいライヴをして、裾野が広がっていけば良いな。愉快なおじさんたちのツアー、まだついていくよ。
Yちゃん宅に泊めてもらい、嵐のDVD観賞会で夜が更けていったことは言うまでもなく。
最終日のシネツインで『人生はビギナーズ』を観た。
恋に臆病なオリヴァーと、人生の最後にゲイをカミングアウトして自由に生きるオリヴァーの父・ハル。ふたりの生きる姿を穏やかな映像で映しだした映画。
オリヴァーの言った「僕は自信がなくて、いつも諦めてる」という言葉に自分を顧みて心がぎゅっとなったり、75歳で人生を再スタートさせたハルの姿を見て元気づけられたり。自分に寄り添う心地よい作品だった。
困った顔のユアン・マクレガー見たさに思いつきで見た映画だったけど、なかなかの佳作。今年は当たり年だなぁ。 何といってもハル役のクリストファー・プラマーが素晴らしかった。アカデミー賞の助演男優賞を獲っただけのことはある。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のシドーといい、おじいちゃん男優がすごく良い作品に今年は多く出会えている。
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連休の感想も書けてない(浅田次郎の某長編小説を読破してたから…)けど、明日から香川。 ライヴとうどんが同じくらい楽しみだったりする。
『アーティスト』公式サイト
一年で一番忙しい四月が終わった。あまり好きな言葉じゃないけど自分へのご褒美で映画を観ることにした。
オープン以来初めて足を運んだ八丁座で『アーティスト』。キャラント系列のカフェが併設された映画館で、歌舞伎座のような内装とゆったりとした座席が印象的。初なのでカフェも利用してみた。抹茶パウンドケーキと棒ほうじ茶。やっぱりちょっと高いかな…。 この映画館は金曜日がレディースデーということもありなかなかの人出。
アカデミー賞を受賞した本作、無声映画のような作りになっているけれど、ところどころで効果的に「音」を使用しているのが印象的な作品。 無声映画からトーキーへ移行していく時代に無声映画に固執するジョージの心情、葛藤が、言葉に出さなくても表情や音楽から読みとれた。最後はじんわり幸せを感じられる、自分好みの映画だった。
脇役だけど、運転手役の俳優が良い味を出していた。それから、飼い犬も。
自分の中で月一本は映画を観ると決めた今年、なんとか今月までその目標は達成できている。ここにきて観たい映画が目白押し。次は何を観ようかな。
怒涛の一ヶ月もあと一日で終わり。仕事は終わる気がしないけど、この連休は休んでやるんだ…。
日課のサイトチェックしてたら6月にコメちゃん&トミーさんとのツアーが発表されてた。土曜日の名古屋に行きたかったけど、この日は広島で観るライヴがあるから無理。じゃあ大阪だな、と思ったらこの日も広島でとても楽しみにしているライヴがあった…コメちゃんのうたをもう2年以上聴いてない、とても聴きたい。けど、その日の広島でのライヴも何年越しで待ってた待望のライヴだから、本当に悩む。うん、もう少し悩もう。
TEBはレコーディングか。勢いづいてるなぁ。今年中に観るチャンスはあるかな。個人的にはソロのレコーディングも期待してるんだけどな。dipトリビュートといい、今年はリリースラッシュの予感?
カオリ
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