Stand by me,please my friend
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完璧に風邪がぶり返した件。 もう無理はできない体ってことなのね…。
まぁ、夕方あたりには小康状態に戻ったので、こうやってぽちぽちネットしてるんだけど。
二日連続で聴いた『朝顔』って曲が沁みて困る。早く次のライヴに行かなきゃちょっとずつ薄れていってしまう。脳内再生できる機能があれば良いのに。
湯田温泉から各駅停車で広島へ帰る。 瀬戸内の海を眺めながらのんびりと電車に揺られる。 3回の乗換で約4時間。新幹線ならあっという間なんだけど、私は鈍行の旅って結構好きだな。
家に帰って一息ついたあと、shelter69へ。 初めて観た藤田さんに、ライヴしているところじゃないところをいつも見ているバッチグー山本。(山本)こうへいくんは一度ライヴを見たことがあるだけだけど、やっぱ面白いなぁ。
トリは王子。この日もエレキとピアノのセット。 この日特筆すべきは『11月の祈り』。今年の春に鳥取の川一銀座倶楽部のマスター、増田さんが亡くなった。本当は、この秋のツアーは鳥取も入っていて、この曲は鳥取で鳴らされるものだった。『11月の祈り』を聴きながら、マスターのこと、川一銀座倶楽部のことを思った。 王子のWORDで、同じことを思っていたことを知った。 私はあの場所のこともマスターのことも忘れない。
アンコールの『Everyday & every night』、今日は手拍子もあって、なんだかすごくほんわかした。王子も笑顔で嬉しそうに唄っていたのが、観てるこっちまで嬉しかった。
私の地元は、正直言って音楽不毛の地だ。客が入らないからバンドはここを避けて通るし、地元のバンドも育たないし、それによって更に客足は遠のく。そんな場所に年に何度も来てくれるようになった王子には感謝しかない。 どこまでもついてく。そんな風に思ったこの二日だった。
***
1. 夕闇と少年 <※E.guitar> 2. 沈黙の足音 <※E.guitar> 3. ひとりぼっちのメロディ <※E.guitar> 4. 11月の祈り <※piano> 5. Fall in the starlight (※The Everything Breaks「The Everything Breaks」) <※piano> 6. 朝顔 <※piano> 7. 感触 <※E.guitar> 8. 光と影、心と身体 <※E.guitar> 9. ディズニーランド <※E.guitar> 〜 ENCORE 〜 1.Everyday & Every night <※E.guitar>
毎年秋のこの時期に湯田温泉を訪れている王子だけど、実際にライヴを観に行ったことがなかったので、のんびり鈍行乗り継ぎで山口へ行ってみた。
約4時間の道のりでやってきた湯田温泉。前に来たのはスカパラのときだったかな。前回は足湯に浸かったりしたのだけど、今回のもう一つの目的である中原中也記念館へ直行。こぢんまりとした記念館で、中也の原稿が保存されていたり、本が読めたり。中身は大学の頃勉強したことばかりだったけど、肉筆原稿とかはやっぱりテンションがあがる。
宿にチェックインして、せっかくなので温泉に入る。思ったより長湯してしまい、完全に体がオフモードに…。
だるい体をたたき起こして向かったOrgan's Melodyは、普段は椅子なしのライヴハウスなのかな?という造り。周南やそのあたりのバンドが対バン。アコギとカホンのユニットが上手で思わぬ収穫だった。
トリの王子はエレキ一本で。 最初に鳴らされた音、何だか聴き覚えがあると思ってたら『感触』だった。ファーストの曲を聴くの久しぶり。 聴きなれた曲でもアプローチが違うとこんなに印象って変わるんだねぇ。
がっつりとディレイをかけた『沈黙の足音』から『ひとりぼっちのメロディ』では、曲間でエフェクター使いまくりのひとり音響系みたいなことになってた。今まであんまりこういうエフェクターの使い方をしているのを見たことがなかったからとても新鮮。 この日のエフェクター大好き感はずっと続き、『夕闇と少年』でもディレイかけまくりだった。個人的にはこの曲はアコギが好きかな。。
「初めて湯田温泉に行ったとき、ライヴ前に温泉に入ってビールを飲んだら湯あたりしちゃって爆睡してしまった」とMCで言っていた王子。まさに本日の私でした。足湯だけにしとくべきだった…。
ピアノで唄った新曲の『朝顔』。なんでもないけど大切な日常を切り取った優しい良い曲だった。ちょっと泣きそうになった。私の中で近藤さんのソロは、冬の海とか、秋の森とか、そんな感じだったんだけど、この曲は春の若葉のような夏の木陰のようなそんな曲だった。 TEBの『Fall in the starlight』もピアノで。ピアノで聴いたのは初めてだったかな。本当にTEBの曲?と思うくらい、王子ソロにハマってたなぁ。
もう一曲の新曲『光と影、心と身体』はがらっと雰囲気が変わって、ソロ初期の雰囲気というかそんな印象だった。少しdipを思った。
アンコールでは『ディズニーランド』。この曲は次のアルバムに入ると思う、と言ってから唄いはじめた王子。下手しなくても2枚組にできそうなほど未発表曲が溜まってるもんねぇ…新譜、本当に待ってる。
久しぶりの王子のソロ、すごく心地よかったなぁ。やっぱり私はこの人の音楽が好きなんだな、と再確認した日だった。仕事のこととかで疲れきってたけど、この人の音楽を聴いてたら波立ってた心が静まる気がした。明日もこの音楽に触れることができるの。幸せ。
お久しぶりすぎます。
先週購入したプレイグスの『CROUD CUTTER』が名盤で、ずっと聴いている。 特に『I know,I know』が名曲すぎて、この曲ばかり聴いてる。 次点で『途上の夜』かな、今のところ。
この盤を初めて聴いたのがとても疲れているときで、 『I know,I know』がiPodから流れてきたときに、思わず泣きそうになってしまったのだった。 私にはまだ音楽で流せる涙があるんだなぁ、なんてふと思ってしまった。
それにしても忙しすぎだろ…。 週末は王子に会えるからそれまで頑張る。
先日流れた旅行のリベンジで京都へ。
一日めは白川疏水周辺を重点的に。 「日沓」というカフェで腹ごなしした後に、ヴォーリズ設計の駒井家住宅へ。細やかな配慮の見える設計を丁寧に説明してもらった後は、しばし住宅内を散策。西洋建築が日本の風土にそっと寄り添う、素敵な家だった。…なんて言いつつ、水樹奈々嬢のCDジャケットのパクリ写真を撮ったりとはしゃぎあげたアラサー3人。 すぐ近くの銀月アパートメントを除くとウクレレの音が聴こえてきた。ウクレレ教室を開いているみたい。このアパートに住んでみたいなぁ。
少し南下して、ガケ書房へ。こういう本屋があるとこも京都の良いところだと思う。さすが学生の町。外ではコーヒーの焙煎をしてたり、中古レコードの市を開いていたり、なんだかわくわくする場所。
三条まで下って、アヴリルという糸屋さんへ。一度行ってみたかったこの糸屋さん。オリジナルの糸が店中にある。可愛い可愛い可愛い!シュシュのキットを購入。作れるかな…。
ごはんを食べて、コーヒーを飲みに六曜社へ。残念ながらドーナツは売り切れだったけれど、ミルクコーヒーを堪能した。コーヒーと煙草をお供にレポートを仕上げる学生がいたりして、なんだか大学時代が懐かしくなった。ので、その流れでジュンク堂へ。先日亡くなった丸谷才一の著書を買った。
宿で嵐にしやがれを見て就寝。もう夜更かしできない体なのね…。
カオリ
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