眠る金

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脳味噌休眠中

●2012年12月31日(月)


藁科街道を走る。良い天気。

年末の仕事納めの日をもって、仕事を辞めた。
思えば随分いろんなことをさせてもらった(させられた?)会社だった。
苦しいことも楽しいことも表裏一体の数年間で、まあなんだかよく判らないスキルがいろいろ身についた気がする。
自ら辞めたいと言い出したとはいえ、ただただ感謝の二文字である。

10年ちょい前には、私が生きるのはこの世の害悪だなんだと喚いていた自分に、「あなたがいない◯◯なんて考えられない」だの、「いなくなって大丈夫なの??」だの言われる日がまさか訪れるとは、人生なんて本当に判らないもんだ。
なんて光栄なことだろうか。
ま、いなくなっても問題ないです、大丈夫です。きっと優秀な皆様が回していくことでしょう。

勤務していた間は、脳味噌を仕事に占領されてたと言っていいくらいで、特に最後の数カ月は引継もあって、寝ても覚めても仕事仕事だった。

仕事を辞めて、ようやくこの脳味噌を少し解放できると思うと嬉しい。


昔から、考えることがとても苦しく、いつも、何も考えないでいたいと思ってるんだけど、なんでだかいつも脳味噌があれこれぐるぐる考えてしまう。
仕事でもそれは同じで、あーだこーだそーだどーだと、そこまでしろとは誰にも言われていないのに、仕事以外の時間でも何かにつけ考え込んでいた。
もっともそういう性分だからこそ「考えたくない」と思うのだろうし、仕事を辞めてもそれ以外の何かできっとまた新たに頭をぐるぐるさせるんだろうなあ。

それならそれで、何か少し自分のためだけの、愚にもつかないことのために、ぐるぐるさせてみようと思っている次第。

来年は安心できる一年になるとよいですね。

皆様よいお年を。

 



その後の話

●2012年04月26日(木)

どうせ辞めるつもりなんだし、首にするならしろとばかりに、ガンガン意見を言いまくっていたら、

「苦言を呈してくれるから辞めないで」

って作り話みたいなお話(´Д`)
どこまで本気の言葉なのやら判らないけれどもな……

代わりもすぐには見つからないし、見つかったとしても育てないといけないし。
でも辞めたとしても他にいい仕事が見つかる保証もなし。

どちらの道も茨の道だなあ。

そう言っている間にも、厄介な案件がバッタバッタと。身体も脳もバキバキ。

来週はゴールデンウィーク!といっても、暦どおり+1日出勤で帰省するほどの休みもなし。部屋を綺麗に片付けて、『夜と霧』を読み直したい。

葉山椒の小さい鉢植えは、木の芽和えや木の芽ドレッシングをごりごり作っていると、すぐに丸裸になってしまう。
まあ、また生えてくるとは思うけど、頻繁に使うならでっかい実山椒の鉢植えを買った方がよいのかもな。
店員さんによるとその店にあった実山椒は、確か「朝倉山椒」と言ったか、香りも葉山椒より柔らかく、料理をする人は割と実山椒を買っていくんだとか。
次回検討。


山椒の香り

●2012年04月21日(土)



仕事の後、散歩がてら深大寺まで山椒の木を買いに行った。

以前職場の同僚さんと木の芽はスーパーで買うとえらく高いねという話で盛り上がった後、深大寺に花見にいったら、山椒の鉢植えが売られていたのだ。
値段は300円。それこそ、スーパーでほんの数枚の木の芽を買うのと大して変わらない値段で、わっさわっさと木の芽が取り放題。
(300円と安いのは葉山椒、実山椒になるともう少し値段は高くなる)

その時は店の前で散々迷って、買うのはやめたのだけど(何故なら植物を育てるのが恐ろしく下手くそだから)、この目撃談を同僚さんに話したところ、私も欲しい、という。
同僚さんの実家には、山椒の木が植わっていたんだそうだ。
それで、改めて同僚さんの分と自分の分、買いに行くことにした。

土曜出勤がちょっと長引いたのと、道に迷ったのとで深大寺についたのは5時すぎだった。
この時間になると、居並ぶ深大寺そばのお店や参道のお店も概ね閉まってひっそりしているのだが、
幸い以前山椒の木を見たお店(多分、深大苑 フジヤマというお店)は開いていて、親切な店員さんにいろいろ教えてもらう。

1200円のいい実山椒もあって香り比べなどもさせてもらい、相談の結果、まずは葉山椒でトライ。(初心者だからね)

2つ鉢植えが入った袋を手に下げていると、予想以上に香りが強く漂ってくる。
これで木の芽のドレッシング作り放題だな、とほくほくしながら、雀のお宿というお店で深大寺そばを美味しくいただき、帰ってきた。

しっかし4月も後半だというのに、寒い。深大寺のあたりだと一層空気がひんやりしているなあ。

仕事をやめたい、と職場の上司に告げたのだが、あまりスムーズに話が進みそうになくて、頭が重い。



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