アイドルって嫌でも成長するもんなのだよね。 ある時点においては成長がワクワクだったりするのだけれど、 ある時点を過ぎるともう止まれ止まっておくれと懇願したくなる。 アイドルとはあたかも盆栽の様だ。 おいら、子供の頃から盆栽が大好きなんですよ。 小さな盆の上に小宇宙を形作る。 手の中に納まる森林、断崖、浜辺、花鳥風月。 なんて愛らしい… 水の加減で成長を止められた松や椿。 それらをハリガネで好きな容姿に矯正する。 折れない様に折れない様に。 枯れない様に枯れない様に。 労りと虐めの両立。 嗚呼、なんて素敵。 あたかも秋葉系のオタクが少女人形をカスタマイズするが如く。 延びた枝葉をチョキンチョキン。 マイオンリー盆栽。 マイオンリー萌子ちゃん。
マナカナはもう成長しないで良いのです。 マナカナは充分に成熟しております。
遡る事8年前。 時代は金さん銀さんとならんで双子ブーム。 マナカナマナカナと世間は大騒ぎ。 おいら当時は朝ドラを見る習慣が無かったもので、 ついぞや若葉の頃の蕾の頃の彼女達を知らなかった。 だが最近のバラエティーを見るにつけ、 困ったなあキミ達もうそんなに大人になっちゃったのかい。 どうりでおじさんも歳をとったもんだよと。 姪っ子の成長に戸惑いを覚えるがごとしこの春。 嬉しさ半分悲しさ半分です。
萌子ちゃんは成長しないのに、 盆栽は好き勝手に矯正できるのに、 遠くの彼女達はどうにも出来ません。 どうせ男が出来て、 どうせなんだかエッチなことして、 どうせ結婚して子供生んで、 でもすぐ離婚して、 また年下の男と付き合い出して…
嗚呼いやだよいやだよう。
夢ってなんだろうね。 夢って儚いよね。
でも儚いからこそ夢に託すもんなのさ。 マナカナだけは汚れてはいけないのである。 マナカナだけは世間のイヤらしいものから守るべきなんだな。
『マナカナの貞操を死守する会』発足! ゴリさんマナ担当。 おいらカナ担当。 見分けつかないけど。
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