川底を流れる小石のように。 〜番外編〜 海老蔵への道!
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2004年11月16日(火) |
「噂音菊柳澤騒動」(かねてきくやなぎさわそうどう) と近況 |
国立劇場で「噂音菊柳澤騒動」(かねてきくやなぎさわそうどう) を観る。 ここの大劇場、10年ぶりくらいに訪れたのだが、 こんなに広々としてたっけ。 ロビーもゆったり、ソファもたくさんあって、トイレもサクサク。 見渡すと展示されている絵画なども面白くて、わ〜!と楽しくなる。 中でも十五代目市村羽左衛門の胸像の前では、思わず立ち止まってしまった。 なるほど、二枚目だ。 そしてこんな福耳は、そうお目にかかれるものじゃないというくらいの ピン!とした立派な耳の持ち主だ。
友達があぜくら会でとってくれた席は、2000円なのだが、 国立劇場は横に幅広なため、一階席でも、やや見づらい両端の席が二等になっており、 そこがこのお値段。 歌舞伎座だったら一等席にあたるような場所が、この価格なのはありがたい!
工夫をこらした通し狂言なので、変化に富んだ舞台模様が楽しめて、満足。 菊ちゃんの、殿・若旦那・下女の三役も、それぞれの味わい。 菊五郎さんのマツゲン・サンバには、ニヤニヤしてしまった。 黒御簾の向こうから聞こえる生唄の「オレ〜オレ〜」という声が、 なんかもう「こうなりゃやけだ!」みたいに聞こえてた。わはは。 時蔵さんの花魁にくっついてきたかむろちゃん達が、一番楽しそうだったかも。 それにしても、菊五郎さんが老臣役で出てきた時のお化粧は、 ちょっと、ばっちすぎはしないか?(おでこのシワが一本ぐいーと書いてあって笑ってしまった)
その後、友人達とあれこれ歌舞伎の話題で盛り上がり、 話題は12月の京都へ、1月の演舞場へと、はてしない。
そろそろ、南座の事が気になってきた。 宿はどうする?交通手段は? 悩ましい。
そんなこの頃、ふとみると部屋の歌舞伎コーナーの本はあふれだし、 忙しかった今年をものがたるような、雑然ぶり。 これはいかん!と思い立ち、整理をはじめたら、さあ大変! 何年かに一度おりてくる、モノ捨てモードに取りつかれてしまい、全開に。 ずーっと捨てられなかった着ない服や、使わないバッグ、はかなくなった靴、 読み終えた本の山、などなど、びしびしっと捨てることに。 海老蔵の家庭画報などの雑誌も、そのページだけを切り取り、資源ゴミしばりまくり。 部屋の片隅に、ゴミ出しの日を待つゴミ袋が並んでる・・・。 一足早めに、大掃除!のつもりだったのだけど、 きっちり完了!というところまで辿り着く頃には、ちゃんと年は暮れてしまいそうだ。
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