紺家の日常 |
今日は、お昼から紺の母とお買い物デー。 母の誕生日プレゼントを見て回りました。 指輪が欲しいということで、ふたりぶらりんぶらりん。 普段の母であれば、決めるまでにとっても時間がかかります。 むしろ、悩んだ挙句買わない、という日々デス。
なのに、今日は。
母:「これにしようかしら」
え、決めるの早くない? まだ10分程度しか経過してないよ? ねえ、大丈夫?
紺、自分の親ながら、驚愕を隠し切れませんでした。 結局、その指定した指輪で決まり。 この滅多に有り得ない状況に。
んー、今日は何かあるんじゃないのか。
という一抹の不安を抱えることに。
ぶらりん買い物を楽しみ実家に帰宅。 わらし(弟)のお出迎え。
=わらし(弟)講座=
あー、まだ着てるんだなあ、と紺思う。
わらしは冬になると必ず身に付けるモノがあります。 青い半纏(はんてん)デス。
冬になると、紺とその隣のわらしの部屋はシベリアになります。 軽く抑留されマス。 気を抜くと睡魔が襲ってくるほどの、過酷な状況下に置かれます。 暖房があっても無いようなモノ。(こたつやホットカーペット) 勉強していると手指が痛みで麻痺をしてくる時もしばしば。 そんな凍える我が子(わらし)に母が手渡したのが、この半纏。
背中には、可愛いくまさんのアップリケ付。
母の愛は偉大。
数年経った今も、わらし(成人男性)はボロボロになったくまさん付き半纏を愛用。 後ろのくまさんもやや疲れた表情を見せたり。 あまりにも汚れているので、そろそろ処分したい母(A型)。 それを断固拒否するわらし。
それでも隙あらば、半纏を始末したい母。 そうはさせじと、常に身に付けるわらし。
今年も、そんな冬が繰り広げられているのだなあ、と。 わらしの半纏姿を見て実感。
さて、コーヒーブレイク後。
夕食を食べ終えた頃、単身赴任中(大阪)のおとんが帰宅。
父:「お、どうした、帰っとったんか」
紺:「うん。忘れられると困るから(父に)」
父:「ん、そうやな」(笑顔)
おちゃめな紺の父は、果てしなくマイペースです。 興味のないことは綺麗さっぱり忘れてしまいマス。
たとえば。(以下実話)
父:「どこ行くんや」
紺:「・・・今日(大学)受験日」
父:「おお、そうかそうか。まあ頑張れや」
父上、我が子が大学受験です。 この日の話しは既にしてあったはず、ですよね?
紺が大学に通い始めて、数日後のある朝。
父:「ところで、紺はどこの大学や?」
今、それを聞くのですか、父上。 というか、合格した旨もお知らせしましたよね、父上。
こんな感じで、興味のないことは綺麗さっぱりお忘れになります。 父の愛は偉大。
なので、父と会う時にはスキンシップを心がけています。 父が単身赴任になり、且つ紺が嫁に出てしまった今。 うっかり「どなたさんでした?」なんて云われかねない。(必死)
こうして、紺家団欒は過ぎてゆきました。 そして。 あのメール受信となるわけデス。
紺の実家にてくつろいで(ホットカーペットでごろ寝して)いたら。
メール受信。
『明日のご予定は? 良ければお昼を一緒に・・・』
差出人を見て、紺、しばし固まる。
・・・お義母様だ・・・。
旦那とは夕食をこちらの実家で食べる予定だったり。 かつ、その話はお義母様にはしておらず。
ピー
紺の脳内会議緊急招集。
旦那へ相談メールが瞬時に飛ぶ。
数分の脳内討議の結果。
友好条約は何としてでも守らねば。
との親義母派の支持強し。
ゆえに、明朝戻ることに。
つづく。
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2006年02月10日(金)
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