あのとき見た未来が淡い霧雨のように肩先に降り注ぐ目を醒まさないように小さな声で言うもう会えないんだねわかっていたはずの全て望んだはずの時間一度きりでも戻れなくても限りなくそばに居たかった大好きなその目大好きなその指誰よりも優しい声今は他の何を失くしても二度と会えない人二度とは出会えない人淡い霧雨のように余韻だけ残してあなたは静かに遠ざかる冷えた肩先抱きしめながら雨を拭えずにいるの