暗い夜道、一人歩いて行こうとする私に「おい、どこに行くんだ?」森の奥深く、一人入り込もうとする私に「待てよ、そんなとこ行くなよ」嵐の朝、一人飛び出そうとする私に「嵐が去るまでいろよ」いつだって…静かな声で私を立ち止まらせてくれるそして、私は大きな深呼吸を一つ歩き始める道を間違えぬように…と、少し、離れたところからずっと私を見ていてくれる一人、歩いて道に迷わぬように…と、少し、離れた後ろからそっと私の背中に声、かけてくれる振り返れば…いつも貴方が穏やかに佇んでいる