この道の先に見えるもの。
希里



 きみとぼく。

君に、どうやって伝えたらいい?

恋のような甘い感覚ではないけれど。
君といる時の心の穏やかさ。

ゆるやかに波が寄せては返すような、そんな穏やかさ。

恋とか愛とかそんな言葉では表し難く。


「たぶんきみとぼくはひとつだったんだ」
「何かのひょうしでふたつにわかれたんだよ」


きっとそうだ。

だからはなれていてはいけないんだ。

だってきみとぼくはひとつだったんだから。


2006年09月10日(日)
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