ご飯食べにいく…関西系のお笑い芸人がメディアで使い始め、東京の芸人、その他タレントにも広まっていった言いまわし。関西弁なのだろうか？普通に「食事にいく」でいいのに、まわりくどい表現のせいで非常に収まりどころの悪い印象になっている。こういう言葉を、例えば大沢あかねあたりが嬉々として使っているのをみると、何だかよく解らない苛立ちを覚えてしまうのだが、これは一体どうしたものだろうか？

まさかの〜…トーク番組などにおいて、オチの決め台詞として多用されているケースが最近特に目立つ。だが冷静に考えてみると全然「まさか」じゃない場合なのもまた多いのである。取り合えずこれを使っておけば笑いのポイントを強制的に指定できる、という計算が話者からありありと感じられ、何とも押し付けがましくていけ好かない。しゃべくりの技術がないタレントにとって重宝される言葉だから、好きになれるわけがないのである。

そっち発信、こっち発信…＜発信＞という位だから、メールやパソコンから引っ張ってきた言葉なのだろう。誰が使い出したのか知らないが、どうしてこういう変な表現になるのか不思議である。普通に「そっち（こっち）が言い出した」でいいじゃないか。こういう中身のない表現ははなはだ薄ら寒くて困り者である。

因みに（恒例の）好きな言葉は「ミックスパイください」です（番組終了10周年ということで）

橋本繁久

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