さすがに、南はお暑うございました。
鹿児島は指宿に泊まって、指宿スカイラインから、九州自動車道を熊本まで上がるツアー・コース。 (ツアーだったら断ったのに〜と間際になって行くの止めよかどうしよか…と言ったら、キャンセル料がバカにならなかったので、結局行きました。)
せめて宮崎県なら、ハマグリ碁石で有名なので、宿泊先で囲碁を一局…なんて事もありそうなんですけどね。 そういうのもナシでした。
途中、屋久杉の工芸品のお店で、屋久杉の御香とか、色々な土産物がたくさん売られておりまして、こんなに加工して、大丈夫なのか?とちょっと心配になりました。 何でも、樹齢千年以上じゃないと「屋久杉」とは呼ばないんだそうで、(樹齢999年未満の木はただの「屋久島の杉」なんだそうです。) 一応、嵐とかで倒れた木を使用しているそうなので、無理やり切り倒してるのではないそうです。
屋久杉の香りのよさと、美しさに、屋久杉の碁盤ってないのかなぁ?とふと思ったんですが、(ええ、ただ、千年の時間を生き抜いた碁盤の前で、佐為と同じ時間を生きてたのかぁ…と、思いっきり浸りたいだけなんです。)でも、もしあっても、かなり高価な碁盤になりそう。
もう一つ印象的だったのは、知覧特攻平和会館。
夏になれば毎年、終戦記念日にちなんで、「戦争について、平和について考えましょう」という番組など多く放映、報道されますが、そういう、画面の向こうの話ではなく、60年の昔の話でなく、『ああ、また戦争の悲惨さの話か…』といって、流してしまうようなお話ではなく。
今にも目の前に現れそうな、若い特攻兵達の写真や、遺書、遺品などの「生きていた証」に触れられる場所であり、衝撃的でした。
過去に、高校の文化祭で「原爆の写真展」なるものを見た時、5分で気分が悪くなって、へたり込んでしまった人間なので、広島の原爆ドームなんて、1分も持たないだろうと、未だ近づいた事さえないのですが、この知覧特攻平和会館は機会があれば、是非もう一度行きたいと思いました。 鹿児島へ行く機会のある方は、幕末の英雄西郷隆盛にちなんだ場所を巡るのも素敵ですが、是非知覧へも。
(しかし、西郷さん、お亡くなりになる直前、一人、作戦会議から離れて、碁を打っていたのだとか。歴史の英雄の囲碁にまつわるエピソードも色々知りたいと思った瞬間でした。)
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