自分の頭の中に定期的に出てきては、ぐるぐる回る言葉がいくつかある。
いつもはそうかそうかとなだめて無視しているが、今日は無理やりつかんで叩き潰すことに決めた。

今日浮かんできたその言葉は、「サラダ記念日」。

調べると、
俵万智とかいう人が書いた歌集で、結構昔、はやった。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

ってヤツね。

この文、よ〜く見て、考えてみると怖くなってきた。
設定は、付き合い始めのカップルが、女の作ったサラダを食べてるってとこだろう。それで、男が「この味がいいね」といった。何が、「この味がいいね」だ、かっこつけんなばーか「おいしいね」でいいじゃん。まあそれはいいとして。
女が「彼が今日私の作ったサラダおいしいって言ってくれたからサラダ記念日にしよ。」と。

怖い、怖すぎる。

このことぐらいで記念日にしてたら、大変なことになる。
「今日は雪が降ったね」で初雪記念日、「ヘアスタイルいいね」でショートカット記念日、「部屋きれいにしてるね」で潔癖記念日、「タイタニック面白かったね」でタイタニック記念日、とかどんどん増えるじゃん。

手帳に毎日記念日書いて、あとでこの「ボールペン記念日」ってなんだったっけ、とかいう。
それはむしろかわいいか？