いつだってこの空 |
柵 |
一覧
前 / 次 |
|
2009年01月22日(木) 浅い海の下で絡まりあった二本の線は色も変えずに私に復讐して欲しいと頼む でもそんなこと実際は反対で私の罪を洗い流さんようにとするつもりなのだ 言うことを聞かなかった罰だとあなたは私に言うだろう それでもいいそれが私の唯一の安らぎ 絡み合って流れてきた二本の線にはどのくらいの相違があるのか 光に運ばれた速さや 鳴き声の高さ 心に捲かれた針金の重さ どこが答えの入り口だろう 見せて欲しいよ 可哀想なことをしたね 今では二本線も消えたがっている でも刻まれた時は戻らないと信じていたい どれだけの嘘であなたを消したいと思ったか 突然の涙で緊張した手が震える 忘れたい 忘れたくない 忘れてほしい 心だけが痛いよ これがあなたに逢える最後です 覚えていてください 痛みは喜びも与えると
|
|