二度目の恋。
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「トリック」見終わりました。 山田上田コンビのからみが少なくてちょい残念でしたけど、おもしろかった。しかし三人組の二人目の死に方は相当えぐいと思うんですが、どうでしょう。
こないだ久々な外仕事の日があったのですが。外に行っていろんな人に会うと、びっくりすることがあったり、新たな自分を発見したりします。同じ仕事に来てる若い子に「この仕事だったらボランティアでもやりますよね」と笑顔で話しかけられ、「絶対やらない、仕事だから来てるんです」と思った自分は汚れちまってるのか、どうなのか。曖昧な笑いでごまかしたんですが、でもホントに無償ならやらない。無償でそれをやらせようという雇い主(この場合「雇い」ではないけど)の態度に疑問を感じるから。……というか、この年齢になると、キャリアは売り物で、自分の時間と存在を「売り物」にできるようになるために一生懸命みがきかけてきてるんで、「買おう」って言ってるひとがいることに喜びを感じるわけで、ボランティアの重要性とかすばらしさとかそういう話とは別枠のところで、「私は売れますか?買ってくれますか?私が自分に手を入れてきたこの部分に商品価値を認めてくれますか?」という基準の存在する仕事の契約場所に「良い仕事だからボランティアでもやります」感覚を持ち込まれても困ると思ったことでした。持ちだしでやってる仕事もあるけど、それはそれとして納得してる場所だからであって、どこが「納得」の場所になるかは人それぞれ違うし、うかつに仕事場で(雇い主もいる場で)そんなこと言われても困るぞ。……あと、ほら、業種によっても感覚違いますしね。本業の歌手のひとに無償で歌ってくれって頼むのと、本業は別で歌が上手いアマチュアに同じことを頼むのとは違うわけで、プロになっちゃったからには仕事関係者から頼まれて無償でやるわけにゃいかんのよ、ってとこはあるんじゃないかと(友達に頼まれて、とかだと話は別でしょうけど)。だからね。多種多様なプロの集まりで迂闊な発言は微妙な反応を呼ぶことになると思うのです……。
追記。
編集者さんと電話するたびに凹むのをなんとかしたい。何があったってわけじゃないんですが、凹む。どうしていいのか判らない。嫌なわけじゃなく苦手ってわけでもない。でもどうしていいか判らないんだな。上に書いた外仕事なんてのも、苦手で苦手でしょうがなかったのだけど、さすがに場数を踏んでくるともう慣れて平気でさらさらとできるようになった。しかし、編集者さんとのやりとりはそれよりもっと前からやってるのにいつまでたっても慣れないのはなぜー(たぶん直接会ってないからなのだな。直接会わなくても仕事できるから地方在住でもやっていけるんだろうけど、やっぱりひとの基本は会って喋ることじゃないかと。それでも会いに行かないのは自分自身なんだけど。コンサートなら軽く遠征するくせに。あかんやろ)(んなこと言ってないで一度会いに行けばいいのかなあ。もう何年前に会ったきりなんだか……)。
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