雲間の朝日に想うこと


< 待ち草臥れて居ませんか >


頓珍漢な答えが戻って来た時、
口を噤んだ訳は。

面と向かって話すべき内容だと、
考えたから。



只泣かれる結果に終わろうと、
平然と跳ね返されようと。

同じ結果を得ようと、
異なる結果になろうと。


声を結ぶのでは無く、
目を結んだ上で話すべきだと、
感じたから。




そうすれば、
俺の想いが正確に伝わる可能性を、
少しでも高める事が出来ると。


そう感じたから。










仕事の話をした事など、
一度も無い。

いや、
一度は存在したか。



 「私分からないから。」

話をした所で、
そう返されるのが関の山。

理解しようと言う想いなど、
抱かぬ人だった。





結果を出さねば首が無い。

ただ努力すれば、
望んだ答えが得られる世界でも無く、
ただ遂行すれば、
求める結果を出せる世界でも無い。

八方塞がりの状態に。


 「海外に行ってた分、シワ寄せがあるもんね。」


あの時の頓珍漢な励ましは。

貴女らしさに満ち溢れていて、
素敵な物だけれど。







一つ。

小さな罅が、
心の内に巣くった瞬間でも在った。











逢えぬ予定だけが
積み重なって行く日々。



肝心な核心を伝える為に、
貴女へ、
電話を掛けた時から。


既に半年も、
月日が経過した。










やっと伝えられる。





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References
 Aug.01 2003, 「信頼を失う時でしょうか」


2003年12月12日(金)


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History
2001年12月12日(水) 恋人に戻れましたか





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