2006年09月17日(日)＜＜＜蛇と僕
僕は今月の初めから蛇を一匹飼っている
名づけ親は尊敬するパフォーマーさんです
名は漢字名にし芙沌（ふとん）となりました
雄か雌かわかりません
まだ幼い子供です
長さは３０センチほどで白と黒の横じまです
バンデットカルフォルニアキングネーク、という種族です
蛇には耳がありません
蛇の目は殆ど見えません
仕事から帰ってくる朝
家で芙沌が待っている
秋雨の寒さに凍えた部屋の中で
芙沌のいる水槽だけはパネルヒーターで暖かくて
ガラスの内側がうっすらと結露して曇っています
まるで
僕の凍えた部屋の中にある暖かな箱庭のようで
僕は冷たくなった心を解して
そっと芙沌の名を呼ぶのです
聴こえなくとも
聴こえなくとも
ただいま、と言うのです
僕が居なきゃ芙沌が死んでしまうのか
芙沌が居なきゃ僕が死んでしまうのか
どちらも甲乙つけがたく
願わくば
どうか１日でも長く僕と芙沌が共に生きてゆけますよう
そう祈る気持ちで秋を受け入れ冬に望みます
僕の部屋には暖かな箱庭
僕の心が凍えてしまわないように
この冬を乗り越えられるよう
祈る
祈る
祈る
前に進むように頑張るからどうか見守っていてください。 |
