DIARY独り言

 

 

こんな人もいる - 2008年04月29日(火)

ある日の食品売り場でのこと。
レジの担当者から「すみません。これってサービス品ですか? バーコードをスキャンすると20円なんですが。」とたずねられた。
スーパーのレジではよくある話だ。商品は惣菜売場の袋入りのソースか何かだった。

惣菜売場にちょうど責任者がいたので、聞いてみたら「これは20円です。」と言われた。それを聞いたお客のおばさんが、つかつかと猛スピードで歩きはじめ、そのソースが売ってあったケースを指差し。「このケースの何処に値段がついていますか!」と言い放った。

確かに値札はついていない。売場責任者は「あ、これこの値札がづれてしまってるんです。」一段上の棚に20円と書かれた商品の値札があった。これも良くある話で、商品と値札がずれる場合が現場では多々ある。そしておばさんは「そうです。これを見れば明らかに無料です!」と断言。売場責任者は仕方無しに「はい、はい。」と諦めた。

そしてそのおばさんは、レジで「これは無料です。」と勝ち誇ったように宣言して持って帰った。

凄いおばさんだ。ある意味確信犯。しかし値札がついていなければ、無料という論理はおかしい。宝石店に行って値札がついていなければこれくださいと言って値札がないから無料ですよね、って言えるわけがない。

20円の商品も宝石も厳密に言えば同じ売り物。スーパーの現場ではこのような、無頼漢が横行している。無駄な争いを避けるために、泣き寝入りするのが果たしてよいのかと甚だ疑問だと思いながらもある意味おそろしく、せちがない現実だ。






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