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2010年10月24日(日) 男気

先週会社の飲み会があった。
その場で 「男気」を見た。
これが 一本筋が通ったまっすぐな男の言葉か・・と
会社に対する考え方なのだけど、
言葉はまっすぐで、口調はやわらかい。
私も酔っ払っていたから 内容の把握はできなかったけれど
気迫というか、言葉の意味ではなく、この人の真意みたいなものを
感じた。
熱いというわけではなく、冷たいわけでもない。
その人の言葉の裏に感じたのは
「まっすぐで、ただ上に伸びてて、誰にも侵すことが出来ない一本の大木」
日ごろ出会う人達は まっすぐであっても しなやかに曲がることができるし、筋は通しても他人の侵入を許す心も持っている。
ただ、この人に関しては・・
他人の侵入を許さない、ぶれない気持ちがある。
これまた どえらい人を見つけてしまったなあ〜〜
私は彼とこれまで数年間仕事をしてきた。
彼の表しか見えてなかった、こいつ、裏にこんなでっかいもん持ってたんだってその時初めて気がついた。
それと同時に、そっか、こんな風に生きてきたんだ・・って
少しわかった気がした。今まで 色々もめたりしたけれど
すべてが許せた。
男気発言の後、彼は 見苦しいかもしれないけれど・・・と言葉を続けた。
見苦しいことはない。
その一本気、私は大好きだと思った。
それと同時に この職場での自分の役目が終わったような気がした。

男気発言の後 私は彼に対する棘が全て抜け落ちたような気持ちになって、会話にうなずく事しかできなかったけれど、
なんだろな・・
今まで張り詰めていた気持ちが すっと楽になって、逃げずにこの人と真正面から向かい合おうって思えた。素直に笑って仕事しようって思った。

私は、心が毎日崩れ落ちて消えて行ってるような気がしてた。
寂しい気持ちは そのためだと思ってた。
だから、違う誰かを求めれば 寂しさは埋まるんじゃないかって。
でも、誰かに埋めてもらうのではない。
崩れ落ちた心の欠片は、元に戻らないけれど
こうやっていろんな人と向き合う事で 消えた物とは違う形で再び心の一部となっていくんじゃないかな。
心の形は、日々姿を変えていく。それでいいんじゃないかな。
そして形は変わるけれど心の中心はぶれない
それが、自分の理想だと思う。


彼の大木は 「茶色」一色だとしたら
私には 一色だけで表現できる物はないけれど
心から色んな色を発する事が出来る。
今はそんな気持ち。

他人に頼って自分の穴を埋めるんじゃなくって
人から得る事で 自分で自分の中身を修正していく。
自分の中身は、自分の物であって
他人の物ではない。
迷ったりへこたれたりするけれど
毎日こんな風に修正していれば
いつか、この人みたいに でかい大木を持ち
いろんな色を放つ 自分だけのオリジナルな大木が
出来上がる。

たった少しの言葉が
迷ってた心を救ってくれることもあるんだなあ。

言葉の意味よりも
言葉にはもっと大切な裏があるんだな。


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kazupo

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