オリヴィエ・モニさんにレッスンを受けた影響がすごくとにかく強く残っていて、ことあるごとにいろいろ思い出します。
「あなたはよく吹けている・でも、僕はもっとニュアンスを求めたい」
といわれたこと。 もちろんほかにもたくさんあったのですが、 本当にそのシンプルな表現に共感したのです。
個人練習、共演のかたがたとのリハーサル、そしてさまざまな演奏場面で必ず頭をよぎります。
音色を妥協しないこと、表現のディテールを支える心の芯をしっかりもつこと・・・
作音楽器であるトランペットは毎日がゼロからのスタート。
ニュアンスには音の品格が問われる。
ひとつひとつの単位はミニマムなようでいて、それは核心!
敏感でそれでいてぶれない感受性を磨きたいと思います。
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