それは不確かな事象だと思う。 数理であれば、物理法則であれば、理解する事もあろうというもの。 だけれども、僕らは、何かを知れば知るほど、理解していない自分を知る事になる。 知る事とは知らざる事を知る事。 そして、僕たちは何も理解などできない事を知るべきだろう。 理解などというものは、絵に描いた餅のような概念なのだ。 僕らは何も理解しないし、悟りもひらけない。
慣れるつもりなんてまったく無かったのだけれど、どうやら僕はあなたがいない日常に慣れてきているみたい。 ごく稀にあなたを思い出す。 その時の僕は、ほんの少しだけ笑ってる。
彼は君の才能に嫉妬をしたんだ。 君が周囲から愛されて、輝いて、微笑むたびに、 嬉しくて、でもくやしくって。
今でも、きっとそれは変わらないと思う。 あなたが結婚しても、あなたと仕事をすれば、また僕は恋に落ちて、 あなたに嫉妬するのだろう。
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