ラミパスの日記...ラミパス

 

 

ドイツ演奏会の旅・第四日(ガムスフルスト) - 2003年03月23日(日)


朝食後、南西ドイツオーケストラと内田光子さんのゲネプロを見学するまで、自由行動。ブラブラと街中を散歩。まだ肌寒いが、日向は暖かい。りっぱなゴシック様式の教会。15分ごとに鐘の音が。いかにも!の雰囲気。

少し丘のほうへ登っていくと、また違う教会が。知子先生がたまたまいて教えてくれたのだが、中で聖歌隊がミサの練習をしているというので、中に入ってみた。すごく天井の高い、りっぱ、厳かな礼拝堂。窓は全てステンドグラス、朝の日の光が差し込んで、壁に映る色とりどりの影。パイプオルガンにのって歌われる聖歌隊の合唱。全てが荘厳な雰囲気。しばし時間を忘れて、目に映る映像と耳から入る音の調和に酔いしれる。

11時、フェストスピールホールは、昔の駅舎を利用し、奥に立派なホールが作られている。珍しく横に長いホールで、素晴らしく響きが良い。ただ残念なことに、内田光子さんのピアノコンチェルトのゲネプロは一番後に回されてしまい、オケだけのゲネプロになってしまった。それでも入るだけでも大変なところ、ここで演奏が聴けるだけでも幸運。
音の作りが、シェーンベルクかバルトークかという感じだったが、相良先生曰くバルトーク。音の洪水が圧倒的存在感で迫ってくる。

チャイナレストランで昼食後、バスでガムスフルストへ。約30分。降り立ったところは、典型的な南ドイツの田舎村。女声たちは何を見ても「わあ、かわいい!」と感動しっぱなし。風もなく穏やかな快晴の午後。出迎えてくれた”こうのとり”、合唱団の団長、村長、アッヘルン郡の市長、みんなきさくで陽気な人たち。こちらもたちまちその雰囲気に包み込まれて歓迎レセプションはあちこちで写真を取り、会話し、友好ムード一色。


(教会横の建物の煙突に巣を作っているこうのとり)


(左がガムスフルスト村長、右のリチャードギア似のおじさんがアッヘルン郡の長。

4時ちょっと前に練習のため教会の中へ。その間もぞくぞくと合唱団の人たちが集まってくる。教会ということで、大変響きが良い。


(練習中の一こま。並びを確認)


そして6時、演奏会開始。入ってビックリ、教会の中は満席、立ち見もだいぶいる。ガムスフルスト合唱団がまず3曲、次に竜混が浜辺の歌、「地雷」。そしてまたガムスフルストが3曲、竜混が「朱鷺」と平和の祈り、ガムスフルストが3曲、この間、新しい団旗が洗礼のようなものを受ける入魂式が行われ、竜混の民謡、最後に合同合唱でのばらとブラームスの子守歌。
彼らの曲はほとんど宗教曲。よく似合う。私は今回珍しく最前列。観客席の一番前は彼らの団長。目と目が合うとにっこりとしてくれる。本当に気さく。実はさきほどのレセプションで、内海さんが「ひげ同士で写真取れ!」と団長のところへ無理やり連れて行かれ、写真を取ったのだった。

(そのときの写真)



歌い終わると、感激したことにスタンディング・オベイションで我々を包んでくれた! ふと振り向くと、隣にいたOママの目に涙が。本当に良かった。これまでの1年以上にわたる苦労と努力がここで全て、報われたのだ。

終演後、着替えて交流会へ。シャンペンで乾杯!日本語、ドイツ語、英語が入り乱れ、誰もが笑い、歌い、そして飲み。私は副団長としばらく話した。もちろん英語。彼の息子、娘、奥さんと家族全員が合唱団員。乾杯の後は歓迎の宴ということで、テーブル席へ。たまたま前に座っていたのが若い男声二人。17才と20才。17才の彼は、さきほどの家族全員合唱団の一員。アメリカに留学していたということで、けっこう英語がいける。20才の彼はそれほどしゃべれないようだ。私とどっこいどっこい。まあ、片言同士でもなんとか意思の疎通できるが、やっぱりもどかしい。こういう場面に遭遇するたびに今度こそ!と思うのだが…



そうこうしているうちに右隣の開いている席に三人の若い娘が(^_^) さきほど旗の入魂式で旗を持って入場してきた娘たちだ。うーん、残り物には福がある。さっそくMさんが寄ってくる。年齢は聞かないが、まず十代だろう、美人でスタイル抜群。やっぱり片言の英語で世間話をする。まあ、日本のどこから来たのかとか、贈呈した龍ヶ崎のペナントに書いてある龍の意味とか、東京に近いからいい場所だとか… あとは自分の仕事のこと。「社会保険労務士」なんて、日本語でも説明しきれないのに、まして英語では…ということで、以前の職場テキサスインスツルメンツの話をする。ノキアのハンディフォン等に使われるチップなどを作っているというと、さっそくポケットからノキアを出してくれる。うーん、さすが若者。



その喧騒の中、それぞれの団のプレゼント交換、謝辞等が進んでいる。みんな楽しく飲み、歌い(菩提樹やムシデンなど)、食べ… 地元の人たちは出される料理は全部平らげる。こちらも失礼になるので平らげたいのだが、なにしろ胃袋が言うことを聞かない… 若い彼女たちも、素晴らしい食欲。それもかなりの高カロリー。
21時から始まった交流会、23時の予定が23時半になっても終わらない。



バスの運転手さんにチップを渡して待っててもらったりして、最後のとどめに手作りのケーキがどーんと7個もテーブルに… 食べないと失礼になるし、胸焼けしそうだけど美味しいケーキを食べて、24時、帰宅の徒につく。実に長い一日、でも最高に充実した一日だった。




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ドイツ演奏会の旅・第三日(バーデンバーデン) - 2003年03月22日(土)


6時半起床。昨夜はバーデンバーデン・オーケストラの演奏会の後すぐに戻ってシャワー、そしてパソコンに向っていたので、結局寝たのは12時過ぎ。後で聞いた話だが、女声たちはカジノに行ったそうだ!?

9時ちょっと前からみんなでバーデンバーデンを散策。石畳の道を歩く。歩く街角全てが素敵な雰囲気を醸し出している。



日向たは暖かいが、日陰は寒い。そういう意味での寒暖の差はかなりある。

そしてバスでワイン醸造工場見学と試飲。ここは最新の機器を駆使して、かなり大規模にワイン作りを行っているところ。この地方の素晴らしいぶどうをふんだんに使用するワイン、試飲会では5種類ものワインを、ハム・チーズ・パン等を食しながら試した。ちょっとしたソムリエ気分に浸ることができた。ただ、なめるくらいしか試していないけれど自分にとってはけっこうな量、ちょっと赤くなってしまった。



ここが昼食代わりなので、そのままクアハウスのホールへ直行、練習開始。約500席のホール、天井が高くて大変響きが良く、地声は聴こえにくい。逆に言葉ははっきりしなくなるので注意が必要。
大変気持ちよく練習が出来たが、男声特にバスが張り切りすぎて音程が不安定になったり他のパートとのバランスの兼ね合いもあるのでもう少し抑えるようにとの指示。



本番は夕方四時から。お客さんの入りは期待できないらしいが、それでも地元の音楽好きな人たちが集まってくれた。その人たちに対してせいいっぱい気持ちを込めて歌う。昨日訪れた「ブラームスハウス」の管理人さんも来てくれていたようだ。

アンコール(なんか無理やりかも?)はブラームスの子守歌。さすがにこれは楽譜を見ながら。後で菊池さんの録音したDATを聴くと、いい感じのバランス。バスが若干地声っぽいが、総じて良かったかなと自画自賛。男声の斎太郎節も良い出来だったと思う。大体1時間のプログラム、気持ちよく歌うことが出来て、とても幸せ。

夜、その模様を竜混の掲示板にアップ。バーデンバーデンのホテルの電話回線からのネット接続は大変安定している。






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ドイツ演奏会の旅・第ニ日 - 2003年03月21日(金)


6時半起床。昨夜は夕食後交代でシャワーを浴び、ほとんどそのまま爆睡。12時過ぎに一度目を覚ましたがその後は3時ごろまでうつらうつら。でまた記憶を失って気がついたら6時半だった。小鳥のさえずりが耳に入り、自然に覚醒したというわけ。窓を開けるとひんやりした空気が気持ちよい。と思ったら寒いくらい。氷点下だろうか。7時過ぎに食事へ出向く。向かいの部屋の石井さん・山崎さんたちは眠れなくて4時ごろから起き出したという。

朝食後軽く散歩。ホテル裏の小道を歩くと柵が張り巡らされた森があり、そこに鹿が。T君もおおはしゃぎ。しかし空気は気持ちよいもののかなり冷たく、上着を着ずに歩いていたので体が冷えてしまった。



9時にホテル出発、リューデスハイムからライン川下り。大きな観光船でゆったりと流れに任せて下る。20kmくらいを1時間半。のんびりとして気持ちが良かった。ライン川自体は古くから船便の行き来が活発で、その通行税を取るためにそこかしこに城が作られたという。これが古城となり、今はロマンを感じる遺跡となっている。なぜ遺跡かというと、ナポレオンやその前の時代のフランス軍など、攻められるたびに壊されてしまったというわけ。



とにかく貨物船、というよりは運搬船というべきか、じゃり、廃材、石炭等の資材を運搬する船が上り下りとも頻繁に通行している。しかもほとんどの船が自動車を積み、子供の遊具(ブランコや滑り台など)を載せている。なんだろ?船が住処なんだろうか。川の両側に線路が走り、在来線ととともにICEも通行。幹線なんだな。川下りをした区間は全く橋がなく、後で聞いたら概観を保護するためなのだという。そして今回の目玉ローレライの岩。イメージしていたものとだいぶ異なり、かなり切り立ったガケ(132mある?)の天辺にハタがひらめくというもの。ローレライ(乙女)の像かなんかがあるのかと思ったが、それはちょっと離れた河岸に作られていた。
しかしやっぱり竜混、船上でローレライを歌うグループあり。

お昼はライン川下りの着場。日本語が上手なウェイトレスさんのいるレストラン。そういえばこちらは食事時のドリンクは各自が注文し、その場で清算するやり方。ビールが小サイズで4ユーロ、ジュース類が2〜3ユーロ、ワインが3〜5ユーロくらい。昨日の夕食もライン下りの船の中も、いたる所ドリンク有料。しかもミネラルウォータのほうが高い。
メインディッシュは魚を炒めたもの。マスとか言ったかな。

そして一路、バーデンバーデンへ。バスで3時間強の旅。アウトバーンを使うのだが、日本以上に車間距離を取らず、けっこう怖い。ベンツなど、3車線を縦横に駆使して、右に左に車線を変えて疾走して行く。うーん… ドイツはやっぱりほとんどドイツ車。たまにマツダ、スバル、ミツビシを見かけるが、トヨタ・ニッサンはついぞ見なかった。

バーデンバーデンに到着直前に「ブラームスハウス」見学。ブラームスが夏の間過ごしたという小さな家。ホントにちいさな、かわいいうち。小高い丘の中腹に立っており、中はブラームスゆかりの品々が。

で、やっとバーデンバーデンのホテルでネット接続できた。電話機の横にモバイル接続用と思われるモジュラージャックがあり(RJ11またはRJ45)、用意してきたドイツ用コネクタ変換器を使わなくてもOKだった。受話器を上げて確かめると、ピポパポ(トーン回線)だったので、これで大丈夫という確信がもてた。
使用プロバイダはNIFTY。UUNETとの提携回線からアクセス。ドイツの場合は、全国共通 019-1999 。ホテルの電話で外線コールはゼロ発信なので、0,019-1999 でOK。プロバイダの海外ローミング料金はたしか8円/分だったと思うが、ドイツ国内での電話料金はどんなものだろう?

早い夕食後、クアハウスでバーデンバーデンオーケストラ演奏会へ。約500席くらいのホール、8割以上埋まっていただろうか。Mさん、Wさんはさっそく後ろのドイツ人のおじさんと仲良くなり、明日自分たちが歌うことを教えていた。20時スタート。夕食後だったので眠気が心配だったが、案の定眠くて仕方がない。ニールセン、シベリウスというあまりなじみのないプログラムだったのもあるだろうが。曲自体はとても雰囲気のあるもので、なかなか良かった。



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ドイツ演奏会の旅・第一日 - 2003年03月20日(木)


6時起床、子供らを起こして朝食を食べさせ、洗濯をしてちょうど8時家を出る。良い天気だが、風が冷たい。馴柴公民館でバス待ち。藤代、カスミストア、馴柴公民館、そして市役所と回る。
市役所で若干時間をとられたけど15分遅れで出発。成田には10時20分には到着、全く問題なし。イラクは攻撃を受けたとか何とか聞こえてくるけど、空港自体はあまり平時と変わりなし。高橋さんがどこかのTV局のインタビューを受けていた。どこへ行くんですか?だって。誰かニュースで見ましたか?

12時には機上の人となり、30分過ぎ、離陸。
12時間かけてフランクフルトへ。機内はほぼ満席。日本人7割くらいだろうか。食事は2回出る。どちらも洋物だったが美味しかった。今までの海外と違って仲間が多いからだろう、おしゃべりすることが多くてなかなか寝つけない。各席に液晶モニタがあって、各自好きな映画やニュース等を好きなときに見られるのでその点は良いが、画面が目の前なので視線が自然に近くによってしまい、目が大変疲れる。相良先生は5本も見たとおっしゃっていたが、自分は「T.R.Y.」「タキシード」を見るだけで目がクタクタ。
座席は中ほど。窓際からは眼下に広大で真っ白なシベリア台地が広がる。平らで、しかし川が流れている跡が雪で埋まったような。平らな大地だから川もクネクネと器用に蛇行している。自然の驚異。



太陽を追いかけるのでずっと日が出たまま。現地時間夕方の4時に到着、特に何事もなくバスに乗り換え、通訳兼ガイドの中山さんに連れられてリューデスハイムへ。アウトバーンを使って1時間くらい。小高い山の上に立つ古城ホテル、こじんまりとしたその優雅なたたずまいは、まさにヨーロッパそのもの。チェックインして部屋に入って、さっそく電話線のチェック。やった、日本と同じモジュラージャック。これは簡単につながるかも! モデムチェッカーの結果も良好。
でもいざつなごうとするとモデムから異音がして接続できない。ピポパポしてもザーという雑音のみでつながる気配がない。あれこれ試してみてあきらめ。これが俗に言うドイツのISDNなのかなー。確かに良く見るとRJ11でなくRJ45か? 電話機からAPへ電話すると、スンナリとピーポー、パポーとネゴシエイションの音がする。やっぱ最後はモデムカプラーかなあ。
きょうはつかれたからもう寝る。


(先生の音頭で乾杯!)



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渡独1日前 - 2003年03月19日(水)


 はあ、忙しい。カミさんがきょうから3泊4日の研修に行ってしまった。自分は明日からいなくなるし、子供らは木曜日から土曜日まで3人だけの生活となる。もちろんじい・ばあは一緒にいるけど。
 きょうはあちこちお客さんやら社会保険事務所やら回って書類を右から左へ移動。ほとんど事務所にいなかった。


【ドイツ準備】

 いよいよ、準備も今日まで、明日は出発。世界情勢がかなり緊迫状態になって、イラク開戦と出発がドンピシャ・タイミング。みんなに言われる、飛行機飛ぶの? 欠航するんじゃない?
 まあ、なればなったでしかたがない、今から気を回してもしようがないよね。とにかく準備。今日入れなければならない黒靴やシェーバー、パソコン、お金等もOK。きのうクリーニングに出したコートも引き取り、98%完了か。旅行期間中のビデオ録画。これは「美女か野獣」の最終回、そして「満天」「武蔵」をチェック。PCに録画予約でOK。DVDレコーダのCMのように102時間録画とはいかないけれど、40時間くらいなら平気。
スーツケースにベルトを締め、重さを量ったらなんと23Kg。既に重量オーバーだし。重いわけだ。何入ってるんだろ? なんかまだ忘れ物があるような気がして家の中をグルグル回るんだけど、ないよなあ、もう… スッキリしないなあ。

 ここで、カミさんが週末までいない分、じい・ばあに子供らのことを準備しておかないと。金曜日は祝日で休みなのでよかったけど、土曜日は(り)が終業式とASCA運動教室。朝起こして食べさせて、制服・運動教室の用意など、事前にわかるように準備しておく。

 その合間にきょうは(あ)のカラテ教室、たつのこアリーナまで送り迎え、これもけっこう時間がかかるんだ。

 さて、明日以降はモバイル生活となるが、果たしてドイツから更新できるだろうか!?



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渡独2日前 - 2003年03月18日(火)


 先週末から見当たらなかったL.L.Beanのハーフコート、どこにいってしまったのか皆目見当がつかない。家の中はあちこち彷徨ってもダメ。カミさんに聞いても知らないというし、どこかに置き忘れたという意識がまったくないので、どこを探さないといけないかも??? 

でも、今月1日の馬橋での明響練習には着ていって、着て帰ったところまでは記憶があるので、忘れてきたとしたらその後だ。2日の小野川公民館、8日の馴馬台公民館、9日の馴柴公民館、文化会館… しかしなあ、着ていった記憶がないんだよなあ。でもそこしか考えられないし。で、きょう、各公民館の電話を調べまくって確認。最初に、一番怪しそうな馴馬台公民館から。
「男物のハーフコート、黒っぽい緑色なんですが…」
「ああ、エリが茶色のコールテンぽいヤツですか?ありますよ」
「えっ!?ありますか…(記憶が全くなくてがっかり、でも見つかってホッとして)」
午後取りに行ったら、確かにオレのだった。そうかあ、バタバタしててすっかり記憶から抜け落ちていたなあ。


【ドイツ準備】

ということで、このコートをドイツに着ていく。でも1週間以上ほったらかしにされていたためか、ホコリや汚れがかなり目立つ。夕食前にクリーニング屋に預ける。
帰り、ヤオコーでオヤツを購入。一口サイズのせんべいやノドアメ、おかゆのレトルト、それにうがい薬と折りたたみスリッパ、etc
シェーバーやハミガキコを入れ、オヤツもスーツケースと手荷物に分けて、ほぼ完了。あとは明日、PC類を入れて終わりか。おっと、お金を忘れていた。いくら持っていくか。VISAがあるから大概はこれで済ませるつもりだが、チップ、あるいは食事どきのドリンク類のためにいくらかはユーロに換えよう。ま、成田でいいだろう。
さて、ホントにこれで忘れ物はないだろうな…



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渡独3日前・モバイル設定 - 2003年03月17日(月)


【ドイツ準備】

 きのうきょうと、ポツリポツリ準備を進める。手荷物はL.L.Beanのバッグとウエストバッグ。デジカメ、VTR、MD、楽譜、文庫本などを入れる。あとはノートPCを入れればOK。背負ってみるとけっこう重くなる。

 ドイツからモバイル接続するつもりで、ノートPCに設定をした。ASAHI-netのローミングサービスのAP(アクセスポイント)を設定して、設定間違いがないことを確認するためにこちらから国際電話経由で接続確認する。モデムチェッカーも付けて使い方を確認。ところが、設定したドイツのAPにつながらない。まず、「モデムのポートが既に他のソフトによってオープンされており、使えない」旨メッセージが出る。あれこれ確認し、Visor(PDA)の接続ソフトが口を開けて待っているのを見つけてこれを閉じさせたら、やっとモデムが電話をかけるようになった。しかしこの後も、トラブル続き。
 話中になってしまうか、たまにピーポーピーポー。この音も普通のモデム接続時の音と全く違うため、結局はタイムアウトでダメ。じゃあ他のAPは?っていうことでアメリカを試してみたが、これはすぐネゴシエーションの音になるがやっぱりタイムアウト。うちはこないだからYahoo!BBのBBフォンになっている。これってIP電話だよね。それが悪いのか? じゃあ、じいちゃんの回線から試行。しかし、今度はドイツAPの番号がうまく設定できず、KDDIではねられる。つまり、001+49(ドイツ国番号)+ドイツAP とかけるが、KDDI等の国際通話時は、国番号の後の電話番号の先頭の 0 を省略することになっている。で、ドイツAPは 0 で始まるのだが、これは特殊で 一般の加入電話と異なるため、この 0 を省略するとAPには接続できないという矛盾。うーん、ドイツに行ったらたぶんつながるんだろうけど、これでは日本国内から確認するすべがないなあ。あーめんどくさい!

 他のプロバイダはどうだろう? NIFTYを見ると、UUNETのAPが使えるらしい。これだと、各都市にAPがあるので、市外通話番号の先頭の 0 を省略しても大丈夫だろう。とりあえずこれで設定して BBフォン経由にならないよう電話をかけるときに 0000 としてから、001+49+フランクフルトのAP番号で確認、ようやく接続に成功。だいたい42kbsくらい。FTPで竜混WEBに接続できることまで確認できた。よかった。これでPC側の設定は大丈夫、あとは現地で物理的に電話口とPCを接続できるかどうか…にかかっている。





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