Just A Little Day
目録過去未来


2006年07月18日(火) 紫陽花

なぜかセンチメンタル。
一人で薬局に行き、ヘアカラーの前でドキドキ。
買おうかどうか悩んで、悩んで、結局買えずに帰ってきた。
・・・だって、彼は黒髪が好きなんだもの。(><)
茶髪禁止だし。ちょっと学生気分。

そういえば昔大好きだった人は、茶髪の方が似合うって云ってたな。
あの頃のあたしはいつも茶髪だった。

で、美容室の前を通ってまたドキドキ。
髪、切りたいなぁ・・・でも切らない。
・・・だって、彼は長い髪が好きなんだもの。(><)

そういえば昔大好きだった人は、ショートの方が似合うって云ってたな。
あの頃のあたしはいつも短髪だった。

付き合う男の好みで髪の色も、髪型も変わる。
服装だって、喋り方だって。

自分がないと云われればそれまで。
だって、可愛いって云われたいもん。
だからあたしは何色にでもなれる。


2006年07月07日(金) 言葉が幾ら足りても・・・

最近亡くなった利用者さんがいて、あたしは一度しかあったことなくて、
亡くなったのは知ってたんだけど会社の方針とやらも知らないし、
でしゃばったことも出来ないと思ってそのまま挨拶にも行ってなかったのですが、
今日その利用者さんの家の前を通ったヘルパーさんから電話が来て、

「ご主人が“会社から誰も線香あげに来ない”って怒ってるらしい」

という事を知りました。

で。リーダーに相談したのですが、返答は

「利用者が亡くなる度に挨拶に行ってたらキリがない。
 会社でも基本、行かないことになっている。
 ヘルパーさんが線香あげに行くのも禁止になってる」って。

確かに、亡くなった人はもう「利用者」じゃないから、っていう理論もわかるし、
毎回出来ないからっていうのもキリがないからっていうのもわかるけど、
・・・なんだかねぇ。
人として、とか、ないんですかね?
毎日の様にその利用者と関わっていたヘルパーさんの気持ちとか、
わからないんですかね。
確かに「仕事」って割り切らなきゃいけない部分もあるけど、でもねぇ。


2006年06月14日(水) 自問自答

「一体何がそんなに憂鬱なわけ?」
「わからない。」
「うまくいってないの?」
「ううん。いたたまれなくなって電話したら、着信見てすぐ電話くれた。」
「愛されてんじゃん。」
「わからない。」
「どうして?」
「時々苦しくなるの。時々何もかも信じられなくなるの。
 大切にされればされる程、信じられなくなるの。」
「・・・勝手だね。」
「わかってる。だけど、どうしようもないんだもん。」
「やめちゃえば?」
「それが出来ないから悩んでるんじゃん。」
「じゃあ続ければ?」
「続けるって、何?」
「やめないこと」
「・・・」
「何で黙るのさ」
「昔からそう。大切にされればされる程、逃げたくなる。
 縛り付けて、逃げないようにしておいて欲しいのに、束縛されると厭。
 でも中途半端はもっと厭。
 広い檻に入れられているような、放し飼いにされてるような、
 そんな状態は耐えられない。
 だからって自分以外の人を自分だけのものにしておくなんて出来ないでしょう?
 その矛盾に耐えられなくなる時があるの。」
「結局、どうしたいわけ?」
「わからない。」
「・・・そればっかりだね。」
「答えが出ないのはわかってるよ。だけど考える時があるんだ。」
「・・・もう寝たら?」
「ううん。しなきゃいけないことがいろいろあるから、もう少し起きててみる。」
「そう。じゃあね。」
「うん。」


2006年06月01日(木) さよなら

さよならかな
もういいよ
つかれたでしょう
こどものおもりは
そろそろおいとまします
ふつうのひとと
しあわせになってください


2006年05月31日(水) いけすかない

あたしという人間
大嫌い
笑えない
いけすかない
煩わしい
いっそ一人になりたい
こんなことを云いたいんじゃない
こんな顔したくない
優しささえ素直に受け止められない

消えてなくなれ


2006年05月30日(火) 恋路

フラッシュバック
例えば道で
例えば駅で
例えば息を吸う瞬間に
例えば席を立つ瞬間に
振り向けば確かに道があり、
振り向けば確かに恋をしていたあたしがいる。

断片的な記憶は蘇るのにそれが繋がらないのは、
確かにそれが「過ぎたもの」だから。

確かにこの手で触れていたんだけどなぁ…
遠すぎてよく思い出せないや


2006年05月29日(月) ALIVE

友達のお父さんが亡くなりました。
62歳。癌だったそうです。
癌が発覚したのが去年の今頃。
入院したのは最初の3ヶ月くらいで、あとは自宅療養だったので
大好きな煙草もお酒もたくさん飲んでいたそうです。
年を越せないかも・・・
そう云われたけど、年明けには家族旅行にも行ったって。

「急に逝くんだもん。びっくりしたよ」

と、息子である彼は笑いながら云っていました。
笑っていなかったら、きっと泣いちゃうからだと思った。
きっとね、お父さんは幸せだったと思うよ。

午前中ぐずついていた空が、お通夜の頃には快晴。
写真の中のお父さんは素敵な笑顔でした。


最近、「最期」について考えます。
うちのおかんはよく云います。

「延命なんてしないで。食べられなくなったら、もういい。
 点滴すれば生きられるとしても、したくない。
 病院でたくさん管をつけられて生きながらえるなら、
 私は家で好きなことをして早く死にたい。」

好きなことをして、好きなものを食べて、
お酒を飲んで煙草も吸って、それで早死にするならいいじゃん。

『大好きな人たちに囲まれて、家で暮らせたら、それが幸せじゃない?』

それがあたしが在宅介護に携わる理由です。

その人がその人らしく生きられたら、それが幸せじゃない?


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