Just A Little Day
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例えば何もかも、一から始めてみようか。 あなたの傍で、この子と二人で。
ちっとも現実的じゃない。 ひとりごと。
あなたにとっては日常の一部。
あたしにとっては非日常の象徴のようなもの。
こんなにも離れているんだと痛感。
声は近いのに。
どこまで望んでいいのでしょう? どこからが我儘というのでしょう?
マイナス思考に蓋をして、夢の中に逃避します。
せめて夢ではハッピーでありますように。
青い青い秋の空と、ゆうべの夢と 白く見える飛行機と、ヘッドフォンから聞こえる歌。
完全にノックアウト。 今日は一日、きっとこんな感じ。
胸の真ん中で脈打つ、お馴染みの感覚。
あたしはきっと、ずっとずっとこれと一緒。 あの日からずっと。
背中から頭のてっぺんへ抜ける冷たい空気と、焚き火のような煙の匂い。 空に星が一つ二つ。
目が悪い私には、50メートル先の人影が男性なのか女性なのか判らない。
秋の空気を吸って、吐いて、まばたきを一つ二つ。
携帯を開いて、閉じて、やっぱりまた開いて閉じる。
今すれ違った人が、あなたならいいのに。
この沿線にあなたが住んでいればいいのに、と妄想をしながら電車に揺られています。
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