◇コミック。 『天才柳沢教授の生活』 山下和美

いやあ、読まなあかん本がたまっているのに、コミック一気買い。
といってもコミック文庫なんで、1〜8巻なのだが。
いいよ〜とすすめられて、恐る恐る一巻だけ買って見たが、
思いきりはまってしまった。
この独特な可笑しい世界は一体?
次の日、早速またまた本屋に繰り出して、2巻以降を一気に買う。
そして、一気読み・・・・次の朝が辛かった(笑)。いやそんなに
時間はかからなかったのだが、漫画といっても読書は頭を使う。
特にこの柳沢教授の言葉はとっても難解だし。
でも・・・・笑わないでほしい、何回か目頭があつくなり、 
1度は堪えきれずに涙をぬぐった。
なぜだろう。すっとココロに忍び込んでくる、柳沢教授という
存在。そしてワタシは主人公柳沢教授ではなく、彼の相対する人々
に感情移入しているのだ。
青年漫画?だし、人によっては好みの分かれるところだと思うが、
ワタシのツボにはすっぽりはまってしまったのである。
あ〜、柳沢教授のドラマ化、見たいような見たくないような。
2002年09月11日(水)
・・・さりげに図書館。

ホンのにっきの更新をすっかりさぼっていたので、タイトルに
「さりげに」と入れて見たが・・・・ただの言い訳にもなっとらん(汗)
しかもこの前借りていた本、かなり読めてなかったし・・・・
泣く泣く返したのもあったし・・・・
ちょっと忙しかったし・・・・
・・・言い訳してる間に更新しろって。

そんなこんなでアップアップしているにもかかわらず、
「なんでこんなに借りてんねん!」と突っ込まないで下さい(泣)。
本能です。

というわけで、今回借りた本は以下の通り。
「依頼人は死んだ」←引き続き若竹強化月間
「QED 六歌仙の暗号」←難しいけどシリーズなんで
「Pの密室」←御手洗さんご無沙汰〜
「涙」←やっとあったよう
「紅迷宮」←ミステリアンソロジー、女性作家シリーズ
「犬のことば辞典」←大好きなきたやまようこさんの犬!
2002年09月09日(月)
★若竹七海。 『スクランブル』

他の作品にも出てくる印象的なキャラクター、彦坂夏見の
高校生時代。
うーん、リアルだぞ←語るに落ちる
高校を舞台にしたものは、いくつか読む機会があったが、
今まで読んだうちではこれが一番しっくりきた。
もちろん自分は文学少女ではなかったので、あそこまで
本を知っている登場人物たちには敬意を払うが、それとは別に
こういう時代が自分にもあったのだということが少しずつ思い出せる。
友人への屈折した思いも、先生への接し方も、
それから学校に対する不満を持ちながらも自分の居場所を必死で
確保しようとしていたけなげな自分も。
ひもといてみようか、あの頃のことを。・・・ふと、そんな気に
させてくれた。

15年という時間を自在に行き交って、ミステリの方も
なかなか凝った仕掛けだ。またしてもやられた。←読みがいつも浅い
2002年09月02日(月)
★アンソロジー。 『緋迷宮』

女性作家のミステリ・アンソロジー。
最近女性作家づいているので、この手の短編集はおいしい。
宮部みゆき、永井するみ、森真沙子、明野照葉、新津きよみ、
篠田(節子)、服部まゆみ、海月ルイ、若竹七海、小池真理子の10人。
どれも、真綿で首をしめるような、じんわりとした怖さを
持った秀逸な短編ばかりだ。
海月ルイさんの「鉄輪」など、本当に最後の最後に怖い。
女性作家の書く女性は、共感と嫌悪の紙一重だ。
わかるんだけど、わかりたくない、だけどワタシはそうしない。
でも、もしかしたら、そういう立場になったら・・・・
などと、いろいろ想像を膨らます。
またまた女性作家にはまりそうだ・・・・。


2002年09月01日(日)
★高田崇史。 『QED 式の密室』

ちょっと前に「王都妖奇譚」読んでいたので、
なんとか安倍晴明の話についていけた、よかった。
内容はどれもネタばれになりそうで書けないが・・・・
「うーむ、そうかも」と思わせる歴史の謎解明の部分は
随所にあって、かなりわかりやすいと思う。
そして、この一言。
「真に怖るべきは、鬼でも神でも狐でもなかったんだ。
我々の無自覚な日常だ。つまり、本当の『鬼』は、善良で無知な人々
我々自信だということだよ

・・・・まさにまさに、その通り!
そしてそれは今でもすべてにおいて真実だ。
2002年08月28日(水)
★若竹七海。 『火天風神』

人間が吹き飛ばされるほどのすごい台風・・・・・
自然の力のすさまじさと、それに対する人間の無力さ。
映画にはよく「パニックもの」として描かれる天変地異が、
小説なのに真に迫っているのは、ただ自然の力の描写のうまさ
だけではあるまい。
人間が危機的状況下に置かれたときに、いったいどういう
行動を取るのか?
人間の外側をはぎおとした原始的な感情の部分「ジコチュウ」
がプラス、マイナスと微妙に変化しながら登場人物たちに現れる。
(もちろんずーっとマイナスな嫌あなヤツもいる;^^)
若竹さんのかく登場人物たちはいつもどこか素(す)を持っていて、
それがそれぞれ大きさは違うにしても暗く影を落としているのが
リアルだ。
それはいつもラストにも微妙に影響する。

今はまだ8月だが、来月は台風どうだろう?
今までもけっこう当たり年なような気がするが・・・・・
2002年08月24日(土)
そして、図書館にも行っていた。

昨日本を買ったが、その前日にはなんと図書館にも行っていた
という不届きもの。
なんでって・・・・図書館から借りたら、そっちが優先やもん(笑)
まあ、ワタシには書かねばならん読書感想文の宿題もないし〜
といいつつ、買ってきた「○ンキュ!」最優先で読んでんじゃねえっ!
(コミックはそれより前にもう読み済み・・・・爆)

というわけで、今回の図書館本、以下の通り。
あっ、前回からの「延長本」様も3冊ほど・・・・

「七人の安倍晴明」←かりちまった・・・・
「QED 式の密室」←文句言ってたわりにはまた借りた
「絆」←アンソロジーだが鈴木光司さん入ってる・・・・やば?
「緋迷宮」←これまたアンソロジー、女性版
「双頭の蛇」←角川ホラー文庫だった・・・・これもやば?
「パソコン主婦の友」←あはははは

今、「火天風神」を読み中。
2002年08月23日(金)
By ちゃいむ

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