恩田さんの超能力ものは、名作「光の帝国 常野物語」がある。 今まで読んだ中での文句ナシのイチオシだ。 今回はそういう雰囲気とはまたがらりとシチュエーションを 変えて、何やら組織がからんできて、まるでハードボイルド映画だ。 悩み苦しみ哀しみ、そんなものはぽんと飛び越えてしまっていて、 彼らは生と死のはざまにいる。 しかも!主人公はたった10歳やそこらの・・・・信じられない。 ウチのぼよよんムスコは9歳だし。 子どもらしさってなんだろう、と思ってしまう。 だがそれに対する疑問とかは全然感じたり問うたりするヒマはない。 生きるのに忙しく、時間は刻々とせまっているのだ。
それにしても、あの子はどこにいくのだろう? どこに行ってしまったのだろう? それが心残りでしょうがない・・・・。 |
2002年10月05日(土) |
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