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2005年12月01日(木) 指導するほどの器じゃない

職場にて。
新人の方の補佐をする。

その方が注文の電話を受けているそばで
何かあったら助けられるようにと
耳を傾けながら、ただじっと座っている。
補佐が必要なだけあって彼女の対応はかなりまずい。

一生懸命なことも、真面目なこともよくわかるので
よけいな口出しをして、もっと混乱させてはいけないと思い
「大丈夫、慣れればどうってことないから」
と口では言うものの、内心では注意したいことが山ほど。

彼女は、私が何かを指摘するたび
どうしてそういうことになったのか、の説明に忙しく
私の話を、ちゃんと聞いているという手応えがない。
要するに言い訳が多くて、得るところが少ないのだ。

間違いを責めているんじゃない。
彼女が窮地に立つたびに
そういう場合は、こうした方がいいのだと
それを言いたいだけなのだが。

「誰かに何かを教わる時は
 とりあえず自分の言い分は棚上げにして
 人の話をよく聞いた方がいいよ。」
最近は、食事のたびに子ども達にそう言って聞かせている。

でも、そのことが本当にわかったのは
私自身、ごく最近のことだ。

知ることは、案外簡単だけど
気づくことは、本当に難しいものだと実感する。




2005年11月23日(水) いよいよ、だ。

いよいよ、いよいよだ。
来週末から始まる期末テストで
かずぴーの進路が決まる。

とっくに腹をくくって
新たな道に光を見出そうとしていた私と違い
かずぴーは、あくまでも今のまま高校に進むことを望んでいる。
それなら頑張らなくちゃ・・・とは、もう言わない。

頑張ることに気づくことも
気づいてどこまで頑張れるかも
すべて彼の問題だ。

そして、今週から新しい家庭教師登場。
今の『プロ家庭教師』の所からは3人目。
3人目にして、初めて
「あの人、いいよ」とかずぴーがその気になる人が登場した。

もっと早くに・・・と思うも
今だから、その気になったのかもしれないとも思う。

彼の問題、と思いつつ
だからと言って他人事のような距離を保てるわけではないが
何があっても、私はここにいる
というスタンスが大事なのだと思う。

やっぱり、親って大変だ。

誰か、私の面倒を見てくれないものか。



2005年11月22日(火) 行動は大胆になっても

遠い昔に読み覚えた詩が
急に思い出されて懐かしくなり
その詩が出ていた本をネットで探す。

絶版になっていたその本を
オークションで落札して、本日手元に届く。
包みを開けてびっくり
その詩は、違う本のものだった・・・。
作者も、勘違いしていた・・・。
なにしろ30年も前のことだし。

30年前に、私がキュンとなった詩。


『 その言葉 』  内山 登美子

素敵な言葉は沢山あるけれど
頼もしい言葉も沢山あるけれど
わたしが初めて聞いた 優しい言葉・・・
それは
ーー ぼくがやってあげるから ーー

教室のガラス戸は重く
窓の外は花を散らす雨と風
わたしは泣いていました
重いガラス戸が閉められずに

そのとき
わたしは聞いたのです
耳もとで囁く 頼もしい言葉
うっとりするほどの優しい言葉
ーー ぼくがやってあげるから ーー

春の嵐が吹くたびに
わたしは その言葉を想い出します
そのひとの お嫁さんになりたかった
幼ないわたしを想い出します

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寄せる想いは、今も同じ。



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