道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
一番最初に勤務した支店のメンバーと一緒に食事に行く。
5人いる中で、一番最初に転勤したのが私で、 ついこの間メンバーうち二人も転勤、残った二人も 課が変わってしまってみんなバラバラになってしまった。 離れ離れになったとはいえ、こうして忙しい中 みんなで集まっておしゃべりすると 今でもみんなで同じ職場に働いている気になるから不思議だ。 もう一度このメンバーで仕事ができたらいいのに!
今の職場が嫌なわけじゃない。むしろ居心地の良さを 感じる時さえある。
あんなにつらくて毎日やめたくて逃げ出したかった 新入社員時代を支えてくれたのは このメンバーなわけで、この人達がいなかったら 仕事やめてたことを考えるとちょっと怖い。 いや、仕事は今でも嫌いです。でも前ほどじゃない。 今なら、前よりももっとみんなの役にたてるのになあ。
お酒がなくても楽しいお食事。
Def Techイイ! ipodに入れて毎日聴いています。「ブリジストンのCMの曲だよ」 と聴いてもさっぱりわからなかったけど、MY WAYの 「♪ノ〜ニノ〜ニノ〜ネ〜ヘ」 聴いて「あ〜これこれ」と頷いた。
明日は犬が家に来ます。
犬の名前の候補を何個か考えていたら、ド田舎在住友人から電話。 いいタイミングだ。 こけもも: 「犬の名前、メロスからスをとって メロちゃんなんてどうかしらん☆ メロメロな感じが出ていて可愛いべ?」 ド田舎在住: 「それは俺んちのおふくろが作るマズイ魚の煮物の総称だ」
瞬殺。 ド田舎: 「お前のうちの犬だからもずくちゃんでいいと思うよじゃあね」
なんて無責任なネーミングセンス…。 メロ、結構気に入ってたんだけどな…orz
多分、モネとかになりそうです。もういいや。
『家に桜を植えていると、家人が浮気する』 と言う話を聞いてから、桜が咲いている家を見ると 「ははあ、ここんちのお父さんはちょっと気が多いのねヤダー☆」 とまことに一方的な偏見を持ってしまう。んな訳ねーだろ。
桜が多情ってのはどっから来たのか。 どっかで聞いてような気もするんだが。
かくいう我が家にも桜咲いてるんですけどね…!! あわわ。家庭崩壊の危機。
突然深夜にキーワードが浮かんで、その言葉が 意味も無く頭が離れなくなった覚えのある人は 多いのではないだろうか。
今夜の私もその一人。
『私の白髪は三千丈!!』
なんでだ。 なんだこんなの思い出す私。
2005年04月25日(月) |
みんな今朝まで普通に生きてた |
二日続けて夜桜を見に行く。
馬見ヶ崎川の桜並木は、ジャバに向かう橋を 左手に過ぎた辺りから花がまるで屋根のように たわわに咲き誇っているのが美しい。
花びらがちらほらと舞っていた。
桜は来年も花を咲かせるために散る。散らねば咲かぬ。
お昼のニュースで、兵庫の脱線事故のことを知った。 被害者の無念さ、そして何より遺族の悲しみを察するに 想像しただけで手のひらに汗をかいた。
怖い。怖い。怖い。
私は運転席を見やる。スピードを落として運転していた彼が 桜を見上げて感嘆した。
「満開だねえ」
「そうだね」
隣にいるその人が突然いなくなるなんて誰が想像できるだろう。 一瞬そんな光景が頭をよぎる。 寒気がした。
いつか私も死ぬ。
恋人も親も友達も、いつかいつか、私の大事な人達も死ぬ時が来る。 でも、どうか、あんな理不尽な最期で無いように。 あんな悲しいお別れをしなくて済むように。
夜風が冷えてきて、私は車の窓を閉めた。
被害者の方のご冥福を心からお祈りします。 安らかに。
私は今朝からカメラ小僧よろしく、愛機EOS55とデジカメを片手に 七日町でじりじりと待ち伏せをしていた。
春季消防演習キター!!
放水キター!!
どこの田舎もそうなのだろうが、山形でも地元消防団の活動は盛ん。 こうして半年に一度、各地区の消防団が合同で市役所や霧城公園で 隊列組んだり放水したりして日ごろの練習の成果を見せるのです。
消防車やポンプ車に思いがけず大興奮。 放水にバシャバシャとシャッターを切る私。 まあ今日の本命は、真っ青な隊員服で行進している 某消防団所属の私の彼氏をこっそり盗撮することにあったんですけど。 隊員服姿にときめき。にやついてたらシャッターチャンス逃して 全然知らないおっさんを数枚カメラに収めていた。鬱だ。
久しぶりにEOS55を出したので、折角だからと 近所の桜を撮影していると叔父から電話。10歳のいとこと一緒に クレヨンしんちゃんの映画を観賞する使命を受ける。
私の中でしんちゃん映画は『ヘンダーランドの大冒険』が最高傑作、 その他どれも粒ぞろいの秀作ばかりで大好きなシリーズだ。 ぶりぶりざえもんはもうしゃべらないのだろうか。 塩沢兼人氏のぶりぶりざえもんは本当にステキだった。 今回はイマイチしんちゃんがかっこ良す過ぎた感があったが それでもとても楽しかった。
H子嬢と夜桜を観に馬見ヶ崎沿いを車で走らせる。 今宵は満月。何故か二人で『君といつまでも』を熱唱して帰る。
小学校の入学式。
スカートにタイツという、当時の私には拷問とも思える いでたちで、母に腕をぐいぐいとつかまれながら、 引っ越してきたばかりの山形の住宅地を駆け抜けた。
入学式に遅刻寸前。
気分は最低で。 タイツの感触が、まとわりつく春の風が気持ち悪くて
母と二人、この町を駆けた。
小学校にタイツ姿の子供が駆ける。 微笑ましくその姿を見送る。
H子嬢とK子嬢と共に、寒河江にあるブティックの バーゲンに連れ立って出かける。
こんな季節はずれにバーゲンセールと驚く無かれ。 某メーカーものの規格外商品が廉価も廉価で 年中大安売りしている店なのだが、シーズンに一度 倉庫を大解放したセールを会員だけにコソーリ開催しているのだ。
とにかくすごい。もう感涙もいいところだ。 あんなステキなスカートも!こんなカコイイトレンチコートも! 試着室は既に満杯なので、所狭しと人目も憚らずみんな着替え。 うーむ恐るべし。 スカート三枚でいちまんさんぜんえんのお買い上げ。 うひょー。一枚一万以上するのよそれぞれ。すご!! バーゲンじゃないと何も買う気がせんわー! もう今年はスカート買わねえぞグヒヒー!と絶叫して 会場を後にした
のはいいんだが。
買い物熱に浮かれて、大好きな南ジャスコベネトンで デニムスカートとトップスを購入してしまう…。 スカート一枚一万円とトップス5千円。
誰だ、今年は節約するとか言ったヤツ!!
午前中の買い物で気が大きくなってしまったのか…!! 自分に嫌気が差したので、パイソン柄の趣味の悪い (しかも激似合う)パンツを試着して反省する。
2005年04月16日(土) |
黒い来訪者、一時帰国 |
一日中、トイレットペーパーとテイッシュ持って 部屋中駈けずり回るか、犬と寝ていたか、どちらかだった。
あわただしくミドリ(仮名)は帰っていった。 部屋に残されたのは、おしっこをすっかり吸い込んだ タオルケットとじゅうたん。
29日までしばしお別れ。
それまでホント、名前なんとかしないと。
家に、今犬が居ます。
犬は眠っています。
馬鹿な英語の例文のような出だしから始まる猥雑日記、 こけももさん犬ライフの記念すべき第一歩の巻です。
終業間際にO田さん(素敵わんこオーナー)からお電話。 子犬の引取りを間近に控えて、今が一番可愛い盛りであるだろうし 折角だから試しに一晩、金田家でお泊りさせてはどうかという 粋なはからいの提案だった。
ドキン!!
村上もとかのマンガばりに、心臓の音がけたたましく鳴り響いた。
あわわ。どうしようあわわ。 母と二人、震える足取りでO田さん宅へ急行し、私の予約わんこ、 ミドリ(仮名)と一泊分のごはんやおしっこシートなどを拝借し 家路をひた走りに駆け抜けた!! 今週の週末はBUSIN0でも買ってダンジョン探索ネ☆と 暗に考えていたオタな予定は吹き飛んで、我が家はお犬様ご宿泊体制に 総動員となった。う…馬ひけー!!
帰りの車の中で、ずっとミドリ(仮名)はひんひん泣き通しだった。 産まれた時から車に慣れているとはいえ、知らない人、知らない景色、 しかもあいにく外は夜、車のライトがあやしく光り、 幼いミドリ(仮名)の緊張はピークに! 抱いていた私の腕から抜け出そうとあがくあがく。 おかげで私の胸元はひっかき傷だらけ。これしゃ商売にも差障りが以下略。
が、家に入ってしまえば落ち着いたもので、ひとしきり家を探索して 排尿しまくった後はしゃっくりをしながらおかしげな格好で眠ってしまった。 急であったので、ケージも食事皿もあったものではない。 とりあえずは一日だけということで、ダンボールで簡易ケージを作ったが 面積が足らず、衣装ケースを引っ張り出して代用とした。 何かあってはいけないので、側小姓よろしく、私もリビングに 毛布を引っ張り込んで浅い眠りにつくことにした。
ふと、目が覚めた。
壁際のケージに目をやると、ミドリ(仮名)が頭だけひょっこりと出して、 じっとこちらを見つめているのがわかった。 ひんひんと、小さい声で鳴いて、薄明かりの中 必死に心細さをアピールしていた。
「ごめんねえ」
抱き上げると、ミドリ(仮名)はぴっとりと私に体を預けて 毛布と、フリースの上着の間にごそごそと入ってきた。 犬と眠る。
首筋に犬がいます。
私には「あんたが誰と結婚しても友人代表スピーチは 絶対あたしがするからね」と豪語してくれる ありがたい友人がいる。
その彼女と、半年ばかり連絡がとれない。 電話もメールもなしのつぶて。 人に心配されたりすることを極端に厭う彼女のこと、 気が向いたら連絡してくるだろうと構えていたが 今日、共通の友人から、私同様、彼女と連絡が全くとれないことを 心配した内容のメールが届いた。 ま、大丈夫だろうと返事したものの、彼女の不安が 伝染してしまったか、なんだか急に寂しくなってしまった。
彼女に他意があるわけではない、と思っている。
やはりここは気長に待つしかないだろう。 居心地の良い彼女と過ごす時間は確かに恋しくて仕方ないけれど、 けれど。待っているアピールすら彼女には不要だろう。
聞いて欲しいことがたくさんたくさんあるよ。
|