道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
ついついいつものくせで5時台に目が覚める。 前夜寝るのも早かったので、同行者もついでに起こして ぼんやりと虚空をみつめたりだらだらする。こういう朝は好きだ。
朝ごはんをしっかりとって、開場9時にあわせてアクアマリンへGO!
遠くから見ると、なんとなくダンゴムシちっくな外観…。 平日で早朝ということもあり、すいすい中へと進む。
こ れ で す よ !
厚さ35cmのアクリル板を合わせて作った三角トンネル! 私はこれがずうっと見たくて見たくて!思ったよりも小さくて 期待ハズレか!?と思ったのですが、中にいる小魚が ぐるぐる旋回して巨大竜巻作る様やエイが頭の上をのんびり泳ぐ 様は一見の価値ありと!マンボウも小さいのがごろごろいました。
途中、『水族館の裏側探検ツアー』なるイベントに参加。 5人定員で、ボランティアさんの案内で施設の内部を 見学できるというプログラム。参加しないわけが無いでしょう!! 水槽の裏側を覗いたり、運搬設備や、運悪く早逝した生き物の剥製を 触ったりできました。
私は大きい生き物にとりわけ興奮する性質で、 トドやセイウチのコーナーに足を踏み入れるとなかなか動けない。 ここの水族館の子たちは、新潟のそれを比べると まだ歳が若く、体も小さいのだけれど、間近で見るとやはり大迫力。 若いオスのセイウチが、何度も何度も私を見ては、 「ゴブウ」と小さく唸るのがかわいくてしょうがない。 同族意識か、ゴウくん(5歳)。お姉さんちょっと悲しい…。
ちなみにこの手の哺乳類の薬は人間のと一緒らしい。 この子も私も同じビオフェルミン飲んでるのかと思うと不思議。
こぶとり爺さんみたいな金魚。一番インパクト強かった。
マリンタワー登って、ららミュウで寿司食って、 また三時間かけて山形まで戻る。運転手さんご苦労さま。
ずっと前から行きたくて仕方なかったアクアマリンふくしま。 夏休みを利用して、一泊二日のいわきへの旅へ。
山形から高速にのって三時間半ほど。 学生時代、裏磐梯方面へは毎年の様に 足を運んでいたが、いわきは初めて。案外遠い。 いわき東急インに宿を取った。駅から近い上に、アクアマリンまで30分! 水族館チケット込みで激安だったので、イチもニもなく 飛びついた宿だったが、なかなかに悪くない。 ツインのお部屋も快適快適。いいぞ東急!!
急ぐ旅でも無く、ぶらぶらと駅の周辺を散策したりする。 流石は海沿いの町で、海鮮モノを売りにした居酒屋多数。 そのうち適当に一軒をチョイスして酒盛りする。 すきっ腹にビールだったのがよくなかったか、 風呂に入ると睡魔の予感。 すとんと眠りに落ちた。
慣れない枕のせいか、夜中に目が覚めてしまう。 テ…テンピュールなのに…。早く寝すぎた…。
酒でも飲めば眠くなるだろうと、一人酒盛りなどを始めて みるが、どうにも眠気が起こらない。 眠れないのが苛立たしくて、ベッドの上でじたばたしていると、 勢い余ってベッドからずり落ちる。酔っているのか。
窓から、消費者金融のネオンの明かりが漏れている。
Q・間違い探しです。
仲間はずれは誰?
長井市西根にある古代の丘の土偶広場にて。 広い園内にどかでーんとこんな土偶のフルセットが鎮座している。 大喜びで「土偶と記念撮影!」と、ツレにカメラを持たそうと 丘の上から駆け危うく転倒しかける。
「オレは埴輪の方が好きだ。埴輪いいよ埴輪」
最近の甥のやんちゃぶりには家族全員手をやいている。 元気な証拠と言えばそれまでだが、甥のパワーは 衰えることなくむしろ増長する勢いだ。とにかく 玄関を飛び出すわ犬の尻尾をつかむわ寝ないわ 泣くわ喚くわ笑うわ。めまぐるしい変化に大人はついていけない。 姉も疲労困憊している。子育てって大変だ…。
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない? でぶるぶる来た一日でした。
ホラーとかは好んで見るテーマではないですが、 怪談や都市伝説の類はどうにもこうにも好きです。 ちなみに涙腺爆裂ヒットは動物モノ。うおお。
20数年も生きていると、ひとつやふたつ不思議な体験でも あってよさそうなものだが、霊感など微塵もないので これといって語れるようなネタがない。
お、そういえばひとつあった。霊絡まないけど。
私がまだ中学生の頃。 部活の朝練のため、通いなれた道を朝の薄霧のもやの中 てくてくと歩いていた私。 元来朝は苦手ではない(当時は早寝早起人間だった…)ので 意識はクリアーな状態だったと思う。
ふと、朝もやの向こう側から犬の散歩と思しき男性が 歩いてくるのが視界に入った。 男性が、まっすぐ突き出すように、手にきらりと光る 何かを握り締めていたので、何の気無しに見てみると、
ど っ か ら ど う 見 て も 包 丁 。
うんこ用払い用のスコップだと想像していた私は瞬時にパニック。 息を殺し、目を合わせないようにそそくさとすれ違う。 見間違いではないかと、すれ違い様に横目をやると、 確かに男性の手にはしっかりと出刃包丁が握られていた。 ある程度距離を置いた辺りを見計らい、一目散にダッシュ勝平。
毎朝、丁度その辺りを犬の散歩で通るのだが、 いまだにあの辺りで遭遇する散歩者を見ると身構える。 あの飼い主は犬のうんこを切り刻むのが趣味だったんだろうか。 嫌な趣味だ。
あともう一個。これは霊…なのか。
小学生の頃。うちの向かいに住んでいた親父の同業者のTさんが 妻子を残して病死してしまった。 葬式の間、近所の子供達が集まってTさんの次女と遊んでいて 私もその輪に混じって遊んでいた。 子供にだって死というものがなんなのか、おぼろげながら理解できる 年頃だ。他愛もない遊びをしていても、なんだか辛気臭い空気。
ふと、その中の一人の子供が、Tさん宅の屋根を指差して、 「あ、○○ちゃんのお父さん(Tさん)が出てきた」と言う。 するとその場にいた子供達が次々に 「本当だ!」「羽があるね!」「そうそう」「どんどん登っていく!」 と声を上げ始めた。 わあ、と歓声がした。みんな一点を見ている。 だが私には何にも見えない。真っ青な青空だけが見える。
一人だけ見えなかったのに罪悪感を感じたのを今でも覚えている。 子供特有の想像力だったのか、本当にみんなに見えていたのか 今でも疑問なのだが、「羽がある」あたりで子供心にも 胡散臭さを感じたことも覚えている。
2005年07月28日(木) |
「昨日もお会いしましたね」 |
通勤途中にあるコンビニに毎朝立ち寄って 雑誌の立ち読みと買い物をしている。 今朝もいつものように雑誌をめくっていたら、 隣りで立ち読みしていたおっさんがなにやら話しかけてきた。 i-podでサンボマスターをガンガン鳴らしていた私には おっさんの声が届かないので、音を止めて「はい?」と 振り向くと、
「昨日もここでお会いしましたね」
などと言う。立ち読みしている時に周りに誰がいたなんて 記憶しているほど賢くないので、「はあ」と生返事をして 目線をページに戻す。 見た感じ、おっさんはどこにでもいそうな中年で、 白髪は混じっていたが、汚いとかキモイ印象を受けなかったので 単なる世間話したがりおっさんだと思った。 i-podをオンにすると、またおっさんが何か話しかけてきた。 聞いてないふりをしたら、おもむろにおっさんが 私の読んでいた雑誌に名刺を差し込んで
「毎日、ずっと見てたんだ。連絡、ちょうだいね」
とやらしい声で言うではないか。 ( ゚д゚)ポカーンとしている場合ではない。そそくさとその場を 逃げるように立ち去り、道すがら名刺を見たら、 職場が明記された小汚いくたびれたそれに これまた小汚い字でピッチの番号が記されていた。
しかも書かれた名刺にある肩書き、おっさん、公務員…。
すぐさま担当部署の知り合いに電話かけたらあいにくその人は 知らないという。職員名簿見たら、名刺の部署のそれと 現在の職場は著しく乖離。モア最低。
明日も会うのいやなので、別のコンビニ行くことにする。
誰の言葉でも誰の手でも、どうにも癒せないこともある。 一人で考えて思いつめて時折涙してとにかく眠る。 時が解決するかと言えばそういうことでもない。 この問題は一生切り離せない事柄だ。 ただ眠って、忘れようと努力する。
恋人に愚痴をこぼして電話口で泣いて 少しすっきりしても、ふと我に返れば 現状は全く変わっていないわけで。
悪循環を繰り返しているけど、とにかく眠る。
このまま眠っていたいと思う。 でも、仕事があるからずるずると眠りから覚める。 起きたって、ひとつもいいことなんてない。
モネが鳴いている。
誰にも、あれだけ惚れこんでいる恋人にすら、 会いたくない時もある。 一人になって、どこかへふらりと出かけていって、 ぼんやり時を過ごすのも悪くないと思う。
悲しい。
2005年07月19日(火) |
わたしのかえるところ |
突然深夜に目が覚めた。
夜の風をいっぱいに受けてひらひらと揺れるカーテン。 マンションからこうこうと届く蛍光灯の光。 布団にくるまって、うずくまって。 思い出すのはただ、穏やかな時間。
静かなあの小さなアパートの匂いを、よく覚えている。
あそこが私のおうち。 帰るところ。
郷愁の想いとか、きっとこういう感情を言うんだろう。 ふるさと。きっとあそこが私の本当のふるさと。
二度と帰らないあの部屋での日々を、夢に見て、泣いた。
「そうです。帰って来るのです。」メロスは必死で言い張った。 「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。 妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、 よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。 私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。 私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、 あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」
―――――太宰治著 『走れメロス』1988年
私は彼とひとしきりおデートを楽しんだ。 夕食の時間だったので、常々気になっていたイタリアンバイキングの 店をリクエストし、二人で思う様食らい尽くした。至福な時間。
「じゃ、そろそろ出ようか」
と財布を開いて、思わず目が点になった。
残金1000円。
「ダ、ダーリンの手持ちは…」
まざまざと思い出すのは、店に入る前、彼が安心して 「あ、かろうじて1900円はある」 と財布の確認をしていた情景だ。事態を察した彼が 「カード使えるんじゃないのか、この店」 「そ、そうだよね、アハハあたしったらうっかり屋さん(・∀・)!」 店員に質問。即、「うち、現金のみしか受け付けてないんですよ」
ガク
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「ダーリン車の鍵貸してくれ!! 有無を言わさず!!」
バイキングは制限時間90分、会計まではまだ30分ほど余裕がある。 彼が「オレが…」と席を立とうとする前に強引に制止、 近くのコンビニで現金引き出すか郵便局行くかと思い巡らし 「信じて待っててくれ」と、彼氏を半ば人質に金策に夜の街を駆けた!
しかし何せ夜だ。どこのATMも使えないの、飛び出す前に気づけよと 思うわけだがパニックになってるからそんなことまで頭が働かない! 考え付くのは自宅しかない。彼の大型車で自宅玄関に乗り付けると、 コツコツ貯めていた500円貯金箱に厚紙をぶっさし 一枚一枚丹念に抜き出して彼の待つパスタ屋に一目散に駆けた! 気分はまさに走れメロス。せ…セリヌンティウスッ!! メロスの気持ちが手に取るようにわかる。リミットは残り10分。 ほうほうのていでたどり着くと、ホッとした表情で彼が 待っていた。
セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯(うなず)き、 刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。 殴ってから優しく微笑(ほほえ)み、 「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。 私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。 生れて、はじめて君を疑った。 君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸(うな)りをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。 「ありがとう、友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、 それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。
「オレが余計に手持ちもってればこんな事態にはならずに済んだんだが」 と心の底から申し訳無さそうにする彼を前に、 「いっそ殺せ」と懇願する私だった…。
帰りに芸工大の展示を見に行く。和んだ。
危機的状況とはこういうものかと思った。 ご利用は計画的にとはこういうものかとも思った。
2005年07月12日(火) |
為替差益の恩恵にあやかり |
去年の11月に買った$3,000の外貨預金を解約。 購入時のレートが\105台。今日の仲値は\111なので解約レートは −\1の\110台。利率も特別金利の1%で三ヶ月回ったので、 単純計算しても\18,000近くの儲け!! ドル様様じゃウヒョー!とうきうきして通帳を覗いたら 解約入金分の記帳の下に、クレジットの決済で \16,000引キ落トシニナリマシタという表示が…。
なんか、なんか違う。
悔しいですサンタマリア。
部屋着にこだわりのない私。夏場はほぼ このような格好で自宅をうろうろしている。 流石に20代の後半になってこんな格好をしていると 痴女か何かと近所の人に誤解されそうなので、去年ユニクロで 買ったセール品を引っ張り出して着ることにした。 ホルダーネックの黒のワンピース。 楽ちん気分で階下に降りたら、姉から怪訝な顔で 「マリリン・モンローくずれ?」と 笑われた。おお、正にププッピドゥ。 開き直ってセクシー気分でごろごろしていたら、甥がとことこ やってきて、ソファにふんぞりかえっていた私のハラを ポコポコと殴り始めた。ひどい。
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