読書日記

2002年07月12日(金) 佐伯泰英『足抜』(勁文社文庫)を三度目で読了す。

佐伯泰英『足抜』(勁文社文庫)を三度目で読了す。
幾つかの支流に当たる小事件を解決しつつ本流たる大物花魁の逃亡・足抜け事件の謎に迫っていく。
吉原の鴛鴦夫婦、幹次郎と汀女は一作目に引き続き活躍するが、今回は特に幹次郎が全面に出て汀女は前回ほど目立たないので物足りなかった。
どうやって吉原から抜け出したのかという謎がメインで探偵小説の味わいも少しあり、楽しめた。
その謎の真相は大時代的といえばあまりにも、でもこれはこれで大昔の探偵小説の持っていた魅力の一つ。

創元推理文庫
カーター・ディクスン 厚木淳 訳『仮面荘の怪事件』(1981・08・21初版)



2002年07月11日(木) 今日もほとんど読まず。

今日もほとんど読まず。
一つに絞れぬ。散漫な読書。どれについても集中力不足。
『文藝春秋』の最新号でNHKで放映した日木流奈の特集番組に対する批判文を読む。
『日記のお手本』(小学館文庫)で荒木経惟の日記を拾い読みし、少しもの悲しい気分になった。
『足抜』(勁文社文庫)をさらに92頁まで読む。話の展開が達者であるばかりでなく人間観察にもたけているにちがいない。登場人物がよく描き分けられている。
『志村正順のラジオ・デイズ』(新潮文庫)は二、三頁。
『クレヨン王国の12か月』(青い鳥文庫)も冒頭をちょっと。

笠井潔『薔薇の女』(1996/06/28初版・1998/08/21 3版)
同じ本がどこかにもう1冊ある。この著者は気になるがまだまともに読んでいない。



2002年07月10日(水) 『足抜(吉原裏同心二)』(勁文社文庫2002/03/15)を60頁まで。

020710 『足抜(吉原裏同心二)』(勁文社文庫2002/03/15)を60頁まで。
姉さん女房の妻が吉原遊女たちの手習いの先生役で薩摩示現流の使い手の夫がその吉原の私警でいわば裏同心。ならぬ恋の駆け落ち、脱藩・逃亡の果てに夫婦が獲得した今の生活である。
二人三脚で吉原と自らに降りかかるさまざまな問題を解決してゆくというシリーズの第2作。
小者の悪党成敗、大物花魁の謎の足抜け事件に二人は徐々に関わっていくことになる。
今作も順調な滑り出しである。
ところでこの文庫本いつでも買えると油断していたら全く見かけなくなって汗った。大きな書店でも見つからず古本屋でかろうじて手に入れた。
勁文社の文庫の棚がそもそも存在していなかった。

ところで今回から手持ちの創元推理文庫の確認をしていくことにする。毎回一冊確認する。手を伸ばせば届くところにあるものから。(内容にはほとんど触れない。)

アーサー・マッケン・平井呈一訳『怪奇クラブ』(1970/06/26初版・1992/08/07 20版)収録作品は「怪奇クラブ」と「大いなる来復」の二篇。
二〇年くらい前にも一冊購入している。

今日観たテレビドラマは十時からの『マイ・リトル・シェフ』
今日の第1話は可もなく不可もなくの出来。主人公の魅力を強調。話は
まだまだ。



2002年07月09日(火) 唐津一『ビジネス難問の解き方』と『説得の法則』(ともにPHP新書)を少し。

唐津一『ビジネス難問の解き方』と『説得の法則』(ともにPHP新書)を少し。
さまざまな闘いに勝つためにはどんな考え方を身につければ良いのか。
一種の指南書で重要な本のような気がする。 


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