読書日記

2003年01月17日(金) 永江朗『インタビュー術!』(講談社現代新書)

永江朗『インタビュー術!』(講談社現代新書 2002年10月20日 第1刷発行 700円 241P)
以前読んだ確か『編集者の学校』という題名の本を思い出した。この本も『インタビューの学校』といった内容で実例が多く、具体的なので一気に読めた。
特に第3章の「インタビューはこう読め」は豊富な話題でぐいぐい読ませる。
巻末のブックガイドが良心的。
『不良のための読書術』(ちくま文庫)も面白かった記憶がある。
著者は1958年、北海道生まれ。



2003年01月16日(木) 和田誠・川本三郎・瀬戸川猛資『今日も映画日和』(文春文庫)

和田誠・川本三郎・瀬戸川猛資『今日も映画日和』(文春文庫 2002年9月10日 629円 442P)
今は亡き瀬戸川猛資の名前に引かれ、購入、読了。
全12章からなるテーマ別の鼎談集。
なじみのある古目の映画作品が話題なので最後まで興味を持続させて読むことができた。



2003年01月15日(水) 池宮彰一郎『遁げろ家康(下)』(朝日文庫)

池宮彰一郎『遁げろ家康(下)』(朝日文庫 2002年2月1日 第1刷発行 600円 325P)
41歳から亡くなる75歳までの家康とその側近たちの物語。
隆慶一郎は『影武者徳川家康』(新潮文庫)を書いた。大型伝奇時代小説で波瀾万丈の面白さだったが、池宮彰一郎のこの作品も独自の奇想で肉薄している。



2003年01月14日(火) 池宮彰一郎『遁げろ家康(上)』(朝日文庫)

池宮彰一郎『遁げろ家康(上)』(朝日文庫 2002年2月1日 第1刷発行 600円 325P)
隆慶一郎亡き後時代小説の屋台骨を支えているこの著者は新しい徳川家康像を創り出した。
若い時から臆病で小心な家康は「遁走」を得意とし危機一髪を常に際どく回避し、その都度大きな存在になっていく。
その逃げっぷりや怯えぶりを独特の見方で描き見事に成功している。「欲深」と表現されるユニークな家臣団とともに逃げながらも徐々に天下に近づいていく逆説的な家康に妙に魅力がある。
この上巻では桶狭間の合戦時19歳から本能寺の変直後41歳ころまでの家康を描いている。


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