2003年08月24日(日) |
絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」 |
文學界新人賞受賞作。二つのかたり、語りと騙りの魅力がつまった軽快な一人語り小説。純文学の語はもう死語。 こういう才能を他の出版社がほおっておくわけがない。 次の作品がエッセイであっても読みたい。 久々のヒット作。
雑誌を三冊買ったが、目的の単行本が見つからず残念。近くの本屋がどんどん寂しくなっていく。雑誌は結構そろっている。新書も新刊はだいたい揃っている。 大型店にするかインターネットの店にするか。
マトリックスの続編、湾岸署の続編、ターミネーターの続編と続けてみた。青島刑事の話が一番人間ドラマになっていて面白かった。 外国産は正編を越えることが出来ない苦悩にあふれていた。 登場人物がかわいそうに見えてくる。 ターミネーター3は、演出不足。レディターミネーターを生かしきれなかった。 あむろなみえに似ている気がした。
川村明宏・若桜木虔『視力回復超速読術』(日本文芸社)は納得の速読本。 自分が極度の左脳型人間であることもわかった。 そのノウハウが具体的かつ理論的で以前読んだ速読本よりも納得できた。 理論的だとほめたが、しろうとの悲しさでうまく丸め込まれてしまったのかもしれないが。今のところ、○の本。
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