呟き... 90%の真実と9%の脚色
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時間は戻らない この手のひらの 砂がこぼれ落ちるように ならばせめて 止まってほしいと 願っても 砂は 手のひらを すべり落ちてゆく
すべては幻想 なにもかもが夢 ここには 現実が無い そんなのは あまりにも 儚すぎて 哀しいじゃないの
頬すりよせて 起きてる?って 軽く握ったこぶしで とんとん あそぼって 突然 飛びかかられて ごろごろ ごろごろ 上になったり 下になったり おやつタイムは少し静かになったり 部屋中を かけずりまわって 追いかけたり 追いかけられたり 撫であったり ハグしたり 絡まりあったり そのまま まるくなって また 寝てしまったり
部屋に流れる音楽を 静かに聴いている 目を閉じて まるで眠っているかのように 他に何をするわけでもなく 床に座って ベッドを背もたれにして
そしてお互いの肩に寄りかかって
額と額をくっつけて あなたの瞳を覗き込む そこに写っているのは わたしの瞳 そのわたしの瞳の中に写っているのは あなたの瞳 瞳の中に瞳 その瞳の中の瞳 またその中の瞳にもね
その奥底に写っているのは 安らぎと温み
それらをしまい込むように そっと焼きつけるように まぶたを閉じて 唇を近づけた
陽溜まりの午後 ゆっくり ゆっくりと シロツメ草の野原を 歩いてく たわいない 世間話をしながらね 風が二人を 撫でていく あなたの髪の匂いが ほんのりまじった 甘い緑の香り 少し 少しだけ身を寄せたら あなたの手に 指先が触れた
一瞬会話が途切れて そっと手をつないだ
いつでもね どんなときでもね そばにいるし みててあげるから おもいっきって じゃんぷ あなたはきっと とべるから そんなすてきな つばさをもっているから
Judas Iscariot
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