ヤグネットの毎日
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2003年06月04日(水) 日記を復活

 いっせい地方選挙がおわって、一ヶ月あまり。
 この間、いろいろなことを考えた。元来、深刻に悩むたちではない僕がめずらしく「これからの人生」を考えた。そして、ひとつの方向性をあらためて確認した。

 自分は不十分な人間である。
 しかし自己完成、自己実現と社会をよくすることを分かちがたく結びつけた生き方をしよう。

 これが、いまいえる結論である。

 社会変革と自己実現の第一歩として、日記を復活させることにした。
 
 活動日誌でもあり、自分の心をうつし出す鏡でもあり、情報発信の場でもある。
 
 真保裕一の小説に「ダイスをころがせ」というのがある。前によんで感動した一冊だ。
 そのなかに、こんな言葉がでてくる。

「敗者復活戦は、結果を求めるものではなく、再び戦っていく闘志を取り戻していく舞台だ」

 いっせい地方選挙でバッチをはずしたあと、何気なくページをめくったとき、この言葉がとびこんできた。別の所では、「政治とはあとに続く人に道を示すこと」ともいっている。

 この二つの言葉が、僕の心をゆさぶった。

 政治家は、バッチをつけて政策を実現してこそ、その役割が果たせるものかもしれない。だが、政治とは、国民が主役であるはずだ。ならば、心を変え、地域をかえ、この国のかたちを変えていく。そのための道を示し「あるべき姿」を訴え続けること、たとえ、結果がどうであれ、理想や信念を抱きつづける姿をしめしていくことも、また政治家の役割ではないか?

 弱冠35才という、人生のちょうど半分で考えた。
 政治の貧困さからたくさんの涙をながしている人たち、不安定な人間社会で心にいくつもの傷をもっている人たち、能力をもちながら十分その力を発揮できていない人たち、そういう人たちとともに、政治を変えるたたかいを続けていきたい。
 自分らしく人間らしく生きたい、というあたりまえの願いを実現するために。
 


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