仕事柄、いろんな人間関係や複雑な状況などは 少ないながらも目にしてきた。
人間関係の希薄化が進んでいるのを見る機会もあったし、 逆に、友人や近隣の人の温かさを感じる機会もあった。
入退院を繰り返し、 「あ〜、また○○さんがやってきたんだ〜元気?」 と、入院してきたのに、元気か、を問うとは なんたることか、とも思わなくはないが、 ちょっとした顔見知りになっている人もいる。
そんな彼女が、先日なくなった。 若くして、彼女の母より早く。 母は最後の瞬間にギリギリ間に合った形で、 見送られた。
毎回大騒ぎをする彼女は 職場のみんなに愛されて、 もともとの障害などで、長生きはできない、と 先生からも言われてはいたみたいだけれど、 彼女のお母さんが 「長いこと頑張ったね、これで楽になるかな?」 「長生きしたほうですかね」 と話していたのが印象的。 思わずぐっと涙腺が緩みました。
自分の娘を看取る母親の気持ちってどうなんだろう? 生まれてすぐから覚悟はさせられていただろうけれど、 とてもせつなくて、小さな後姿が切なくて。
旅立ちは誰もが通過する点だと思う。 どうか、その旅立ちがその人自身も、その人の周りの人にも 穏やかで安らかなものでありますように。
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