出張中だからと、携帯へメール。冗談まじりで、お土産をおねだり。絵文字で、雪景色をおねだり。アイツに、その絵文字は通じていた。分かってくれていた。悔しいくらい、アイツには私を分かってくれている。それなのに、この想いが結ばれることはない。こんなに、気持ちが通じているのに。結局、今までアイツ以上に私を分かってくれる人はいなかった。それが今もなお、憎たらしい。イタリアンに行くことになった。最後の晩餐になる??