Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2004年08月11日(水) 『エリザベート』

待ちに待った念願の名古屋公演〜!(^^)
大体、名古屋における東宝公演は2月の宝塚と8月のミュージカル…。
(年によっては変わることもありますけどね…)
しかし、出演者の方のことを思うと、こんなに暑い時期に名古屋じゃなくても…と思わずにはいられない。私も夏休みには少しはマシな東京とかに遊びに行きたい。<お盆の東京は人が少なくて快適だし…(^^;

いくら、名古屋出身の一路さんといえど…あの方が名古屋で住んでらした頃はこんなにもヒートアイランドではなかった…。

でも、そんなことは感じられないくらいに外の暑さに負けないくらいの熱い舞台でした。

…というか、最初の一音を聞いた状態でもう!血が滾る(笑)。

やっぱり、このミュージカルが好きなんだなぁ〜と痛烈に思い知らされます。
しかも、今回は祐一郎さんのトートに綜馬さんのフランツ・ヨーゼフ、今ちゃんのエルマー。
ろっくりばー贔屓なキャストのようですが、もし、そうでなくってもこの3人は好きです。
…私は、顔のいい人よりも声のいい人に弱い!(><)

しかし、何度も観てるが故に余裕のある観劇っぷりでついのっけから、名古屋で初めての観劇だというのに余分なことを考えてしまいました。
この季節にありがちなことなんですが…トート閣下の最初に登場するときの衣装が、結構胸が開いているものだから…『友達(女)のキャミ姿よりも余程、胸がある(笑)』なんて……思わず、こみ上げる笑いが噛殺しきれませんでした。
すみません…(^^;
だって、普段から舞台で声を出してる人たちって胸筋が発達してるから男の人といえど、結構、バストありますよね…。
この場合は男の人に負けてしまうなだらかな友達の胸が問題と思ってくれたら…(><;
しかし、そういう時に限って3列目のセンターっつーまだ舞台から見えてしまう席なんですが…閣下があの笑いに気づかないでくれたらいいな…。(−−;

で、こんなこと書いてると舞台の方がつまらなかったかのようですが、そんなことなかったです!
やはり、回数を重ねるごとによくなってます。

トート閣下も泰然とした威厳がすごいです。
手の動き一つで観客の目が釘付けでした。ファンクラブ席だってことを除いても…登場した途端に一斉に女性陣の目がそちらに動く(笑)。
やはり…いつまでたっても演技に関してはいまいちって言っちゃうけれど、ファントムやトート閣下のように存在感をアピールする役はピカイチですね。
声もそうだけど、誰にも真似できない独特の雰囲気があるから。

そして…一度嵌ってしまったが故に劇場通いを止められないのがここに…(−−)/

一路さんは演技で魅せてくれますが、観るたびに痩せていってる気がするので心配。(−−;
大変、体力を消耗するのはわかってるけど、それにあわせて声が細くなっていってて、でもそれを補うかのようにめいいっぱい身体を使ってたりするから…特に。
まだまだこの暑い名古屋での公演は続きますが、千秋楽まで身体を壊さないように気をつけて欲しいものです。

後はパパの村井さんが婚礼の夜に『自分の幸せ諦めなくては…』と言ってるフランツ・ヨーゼフに対して『何だと、こいつ…!娘になんてこというんだ!』ってな表情をしてたのが妙にリアルで可笑しかったです。(^^)
村井パパ、現実にもお嬢さんを持つ身としては心情がダブってしまうのでしょうか?

…が、そんな中で惜しいのはルドルフ君。
子役のほうではなく、青年…(−−;
子役のルドルフ君は…いつ、どの子を観ても可愛いし(^^;、上手い。
特にこの日は厳しいお婆様のドレスの端を掴んで、『ママに会いたい』って訴えるところがよかったです。
あの場面…ほろりとしますね。

で、青年ルドルフ君のどこが惜しいのかといえば…歌は帝劇で観た頃よりもこなれてきていたように思うのですが、いかんせん動きが…。
まだまだ硬い。
あれだけ歌えるようになったのならあの動きがまだどこかぎこちないというか、硬いところが抜ければ…いいルドルフ君になると思えるのに、残念です。

しかし、私はその原因の一端を掴みました!

実は終演後は久しぶりにジュエリーショップに寄っていたのですが、そこから出て信号待ちをしていた時に道の向こうに皇太子発見!
やはり、名古屋ではあまり見かけないスタイリッシュさだからつい目を引いてしまうのですが、観られることが気になるのか…猫背気味。

あの背筋が舞台上でももっと伸びていれば…!

そう思わずにはいられませんでした。
背筋が伸びているかどうかで見栄えも違ってきますものね。
それを観た時に某演出家のように背中にものさし突っ込みたい思いました…(笑)。

そしてあとはもっと肩から力を抜いてくれれば…もっといい皇太子像が出来上がるのにと思わずにはいられなかったです。
今シーズン、まだまだ福岡も大阪もあります。それまでにもっと皇太子に近づいてね。

あと楽しかったのは…やはり、カーテンコール。
劇場通いのもっとも楽しいところ。
役とは違うあの笑顔がたまりませ〜ん!
しかも、『エリザベート』のカンパニーは上演中が大変であればあるほど、そのあとの笑顔が…すごくいい。
何度も通うのはあの笑顔のため…といっても過言ではないと思う。
そして、この日はアンコールで全員集合のときに今ちゃんの背中を押して前に押し出すお茶目な祐一郎さんなんてのも見れて、得した気分でした。

その後、アンコールで一路さんと祐一郎さんが二人で出てきた時も皇后様のエスコートだけしてたら『ほら〜、手ぐらい振ってあげなさいよぉ〜』ってな感じに一路さんにされるがまま手を振らされてましたが、『皇后様のエスコートの方が重要にござります〜』ってな感じに恭しくお辞儀をする姿が面白かったです。
実際にはこういった台詞のやり取りはなかったんですが、言葉なんて必要のない瞬間というのを見れたほうが…楽しかったです。
…実際には違うことを思ってたのかもしれませんけどね〜(笑)。


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